『ジョン・ウィック』サントラ盤に集結したアーティストをざっくり紹介させて頂きますの巻

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日本公開を待っている間に続編製作にゴーサインまで出てしまった、
キアヌ・リーヴス主演最新作『ジョン・ウィック』(14)。
劇場公開までようやく3ヶ月を切りましたが、
以前もブログでお伝えした通り、
サントラ盤はランブリング・レコーズさんから国内盤が3月末に既に発売済みなのであります。

関連記事:
『ジョン・ウィック』は10月公開だけど、それまでサントラ盤を聴いてじっと待ちましょうの巻

国内盤にライナーノーツを書かせて頂いた身と致しましては、
製品をきちんと宣伝する義務もありますし、
何より映画ファンの皆さまの『ジョン・ウィック』への関心を公開日まで維持しなければいけませんので、
そろそろ『ジョン・ウィック』のネタをまた投稿しようと思った次第です。

2回目となる今回は、
サントラ盤に楽曲を提供したアーティストをざっくりご紹介させて頂こうかなと。

…と申しますのも、
日本盤ライナーノーツはタイラー・ベイツの独占インタビューに文字数の7割を割いたので、
サントラに歌モノを提供したアーティストや、
ベイツさんとスコアを共作したミュージシャンについてあまり詳しく触れられなかったのです。
(その代わりベイツさんからはライナーノーツでしか読めないような裏話をたんまり聞けたのですが)
そんなわけで、拙稿で書ききれなかった情報についてはこのブログで補わせて頂きます。

 

まずタイラー・ベイツと共同作曲としてクレジットされているジョエル・J・リチャードという人物ですが、
ロック畑から映画音楽界に転身(?)したミュージシャンです。
ジマーさんのメディア・ベンチャーズに3週間ほどインターンとして在籍していたこともあるらしく、
その後ジョン・パウエルに気に入られて彼のアシスタントとして働いていたこともあります。
『ボーン・アイデンティティー』(02)ではギターを、
『ボーン・アルティメイタム』(07)では追加音楽を担当したりしています。
作曲家としての代表作はTVミニシリーズの『アンドロメダ・ストレイン』(08)あたりでしょうか。

そしてナイトクラブ「レッド・サークル」での音楽(ソース・ミュージック)を担当したのが、
Additional Musicとしてクレジットされているル・キャッスル・ヴァニア。
アトランタを拠点に活動しているDJで、
オリジナル・アルバムの製作やリミックス・ワークなども精力的に行っている模様。
マリリン・マンソンのアルバム「The Pale Emperor」にも本名のディラン・アイランドで参加しているので、
『ジョン・ウィック』にもその線から参加したのでしょう。

 

その「レッド・サークル」のダンスフロア曲がル・キャッスル・ヴァニア担当なら、
地下のVIP御用達スパルームで流れるチルアウト系エレクトロ・ポップスを担当したのが、
KALEIDAとM86 & Susie Qの2組。

 

KALEIDAはイギリス出身のクリスティーナ・ウッド(Vo)とシセリー・ゴウルダー(Key)の女性エレクトロポップ・デュオ。
M86 & Susie Qは情報らしい情報が全くないのですが、
どうやら音楽プロデューサーのアリ・ディーが映画のサントラ向けに作ったユニットのようです。
これらのチルアウト系エレクトロポップをBGMに、
ジョンがロシアン・マフィアの用心棒を次々と血祭りに上げていくミスマッチ感がたまりません。

 

殺し屋さん御用達のホテル「コンチネンタル・ホテル」の隠れ酒場で、
ジョンとホテル支配人のウィンストン(イアン・マクシェーン)が密談をするシーン。
バックで歌っているのがザ・キャンディ・ショップ・ボーイズというバンド。
(本人たちが劇中に出演して”Evil Man Blues”を演奏してます)
2009年からNYを中心に活動しているレトロな感じのジャズ/ブルース・バンドですね。
映画『スウィンガーズ』(96)の頃に一時期流行った「スウィング族」が好きそうな音楽です。

 

そし映画の事実上の主題歌となる「Who You Talkin’ to Man?」を歌うのは、
一度聴いたら忘れられない名前のシスカンドラ・ノスタルジア。
カリフォルニア生まれの”ジプシー・パンク”シンガーとのこと。
タイラー・ベイツと知り合いらしく、この曲もベイツさんとの共作。
間奏のギターソロで、ベイツさんが映画のメインテーマのメロディーを弾いてます。

ちなみに劇中ではマリリン・マンソンの「Killing Strangers」が2度使われていますが、
自分が観た印象だと、この曲はウィレム・デフォー扮するマーカスのテーマ的な扱いなので、
やはり「Who You Talkin’ to Man?」が主題歌という認識で合っている…と思います。

さていかがでしょうか?
歌モノが4曲も収録されていて、
残りの4曲はスタイリッシュでアゲアゲなクラブミュージック、
あとの19曲はエッジィなギターをフィーチャーしたロック調の熱いオリジナル・スコア。
『ジョン・ウィック』はサントラ盤に最高にイカした内容になってますぜ!

もう「歌が入ってないサントラはつまらない」なんて言わせねぇ!
とにかくこのアルバムを即買いして、
映画の10月公開まで何度も聴きまくって準備して待ちましょう!
(自分はもう恐らく100回近くサントラを聴いてます)

『JOHN WICK』オリジナル・サウンドトラック
音楽:タイラー・ベイツ&ジョエル・J・リチャード
レーベル:Rambling Records
品番:RBCP-2894
発売日:2015/03/31
価格:2,400円(+税)

 

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