『スイス・アーミー・マン』のサントラが最高すぎて挿入歌”Montage”が頭から離れないという話。

ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、
ボーイズラブ系異色青春サバイバル映画『スイス・アーミー・マン』(16)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。

この映画、マンチェスター・オーケストラというアメリカのインディー・ロックバンドのミュージシャンが音楽を担当しているのですが、
監督のダニエルズから「楽器を使わず声だけで曲を作ってくれ」とリクエストされて、
その結果ほぼ全編”声”だけのアカペラ・サウンドのスコアになっているんですね。

…で、まあ字数の都合でライナーノーツに書けなかったネタもあるので、
こちらのブログでも『スイス・アーミー・マン』のサントラについていろいろ書かせて頂こうと考えているのですが、
現在、別な仕事で作曲家インタビュー(とその翻訳)の真っ最中でございまして…。
仕事が落ち着いたらちゃんと書こうと思います。

…というわけで今回は挿入歌の「モンタージュ」についてざっくりと。

 

ワタクシYouTubeでこの曲のミュージッククリップを観た時は、
てっきり本編未使用のイメージソング的なものだと思ったのですが、
何と劇中でも使っていてビックリ。

映画の中でモンタージュをネタにした”アガる曲”を聴いたのは、
『チーム★アメリカ/ワールドポリス』(04)以来でしたね。。

で、この曲にはリリックビデオも作られておりまして、
どんなことを歌っているのか分かるようになってます。
ワタクシ単に「♪パッパッパ パッパッパ」とスキャットしているものとばかり思ってましたが、
“Pop popcorn Pop popcorn”だったんですね…。

大雑把に歌詞を訳すとこんな感じでしょうか↓

Wooooooooooooo!!

はじけろポップコーン
はじけろポップコーン

モンタージュ!
モンタージュ!

アライグマをやっつけろ
君の身体を使って
マシンガンのように
魚を撃つんだ
僕らの友情は花開く
僕らが仕留めたものをさあ食べよう
火をおこして
認めるよ 僕は君との関係を楽しんでる
これって恋かなぁぁぁぁぁぁ?

僕らに必要なのはモンタージュ!

蔓(つる)につかまって踊る
踊り明かす

真のォォォォォォォォ
友情ォォォォォォォォ!

モンタージュ!
モンタージュ!
僕らに必要なのはモンタージュ!

 

「モンタージュ」というだけあって、
劇中でハンク(ポール・ダノ)とメニー(ダニエル・ラドクリフ)がやってることをそのまま歌っている曲ですね。。
でもいい曲なんだ、これが。
『スイス・アーミー・マン』の発声可能上映とかあったら、観に来たお客さん全員で歌ってもらいたいぐらい(途中早口で歌う部分が難しいけど)。
ワタクシ、ライナーノーツの仕事でこの映画のサントラを聴き過ぎて、
一時期「モンタージュ」のメロディーが頭から離れなくなりました
強烈なインパクトのある曲です。

こちらの曲は当然サントラにも収録されておりますので、
是非アルバムを手に取って聴いて頂きたいなと思います。

『スイス・アーミー・マン』オリジナル・サウンドトラック
音楽:アンディー・ハル&ロバート・マクダウェル
レーベル:Rambling RECORDS
品番:RBCP-3199
発売日:2017/09/13
定価:2,400円+税

 

 

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