THE BEATNIKS(高橋幸宏+鈴木慶一)の10年振りのニューアルバム『LAST TRAIN TO EXITOWN』を聞いてます。
何だかamazonのレビューが賛否真っ二つに分かれていて、否定派の意見が手厳しいのがミョーに気になる。個人的には結構いいアルバムなんじゃないかと思うのですが、ダメですか?
THE BEATNIKS(高橋幸宏+鈴木慶一)の10年振りのニューアルバム『LAST TRAIN TO EXITOWN』を聞いてます。
何だかamazonのレビューが賛否真っ二つに分かれていて、否定派の意見が手厳しいのがミョーに気になる。個人的には結構いいアルバムなんじゃないかと思うのですが、ダメですか?
先日リリースになったダリル・ホールの最新ソロアルバム。
これがめっぽう素晴らしい出来。
『Can’t Stop Dreaming』から実に15年振りのソロアルバムという事で、どういうサウンドになるのか実際に聞いてみるまで全く見当がつきませんでした。
『Sacred Songs』みたいなトンがった内容にはならないだろうけど、だからといって『Three Hearts In The Happy Ending Machine』みたいな80sロックの線も考えにくい。やっぱり『Soul Alone』や『Can’t Stop Dreaming』のようなソウル/R&B路線に行くのだろうか? あるいはH&Oの『Change of Season』のようなフォーキーな路線で行くのかしらん、と考えること数ヶ月。
で、実際に聞いてみたら想像以上にポップなロック・アルバムに仕上がっていて本気で感動しました。「ダリルさん、若返りましたか?」というくらいヴォーカルとサウンドが瑞々しい。Live From Daryl’s Houseで若い世代のミュージシャンと共演している経験が、サウンドにも着実にフィードバックされている感じ。いずれの楽曲もギターサウンドを前面に出した作りで、H&Oのどのアルバムに最も近い音か?と言われたら、意外と『Marigold Sky』に近い印象を受けます。
エリオット・ルイスも鍵盤弾きとしてレギュラー出演しているLive from Daryl’s House。
エピソード45のゲストはグレイス・ポッターでした。
グレイス・ポッター&ザ・ノクターナルズのロック女子として有名な彼女ですが、「グレイス・ポッターって誰?」という人でも、映画ファン/ディズニー映画好きなら『塔の上のラプンツェル』(10)の挿入歌”Something That I Want”で彼女のヴォーカルを聞いた事があるのではないかと。
今回のライブでは何と言っても”Room to Breath”が最高(選曲がシブい!)。
ポッターもダリルさんもロックンロールしてます。
んでもって、ジェリー・リー・ルイスを彷彿とさせるエリオットさんの鍵盤さばきもイカす。
下記URLから是非ぜひLFDHのサイトへ行っちゃって下さいませ。
http://www.livefromdarylshouse.com/
・・・と書いてみたものの、結論から先に申し上げますと、東京国際フォーラムの追加公演も武道館公演と全く同じセットリストでした。
前日に都内某所でチャーリーさん&エリオットさんと会って話した時にも、チャーリーさんが「明日もブドウカンと同じセットリストじゃないかなー」と言っていたので、予定通りの演奏だったというわけです。強いて武道館公演との違いを挙げるとするならば、28日の公演ではメンバー紹介があったという事でしょうか。
とはいえ、2公演とも同じセットリストでも全く退屈しませんでした。公演によって微妙に曲のアレンジ(特にアドリブパート)を変えていたので、演奏を聞く側も「おお、今回はこう来るのか」と新鮮な気持ちで楽しめました。東京国際フォーラムの公演でも、”I Can’t Go for That (No Can Do)”でのチャーリーさんとポール・ペスコ、オーツさんとのアドリブ対決がアツかった。あれは何度見ても飽きませんなー。チャーリーさんに聞いてみたのですが、あのアドリブ対決は特に展開を打ち合わせする事もなく、その場のノリで演奏しているのだそうです。”大体こんな感じで行こう”という基本的な流れはあるのでしょうけれど、それにしてもスゴい。ペスコさんの「歯ギター」も見られたし、イカすライブでした。
ちなみにチャーリーさんとエリオットさんですが、すごく気さくでいい人でした。3人で談笑中にオーツさんの奥様のエイミーさんがふらっとやって来たので軽くご挨拶させて頂いたのですが、彼女も「この人たち、すっごいナイスガイよ!」と言ってました。思わず納得。エイミーさんも朗らかで素敵な人でした。
今回の日本公演でチャーリーさんのサックス・ソロにシビれた方、そしてエリオットさんの堅実な鍵盤さばきに魅せられた方は、この機会に彼らのアルバム『ライク・ザ・ウェザー』と『6 & One』を是非ぜひよろしくお願い致します。
というわけで、ホール&オーツの武道館公演に行って参りました。
トラックリストは以下の通り(だったと思う)。
1. Maneater
2. Family Man
3. Out of Touch
4. Method of Modern Love
5. Say It Isn’t So
6. It’s A Laugh
7. Las Vegas Turnaround
8. She’s Gone
9. Sara Smile
10. Do What You Want, Be What You Are
11. I Can’t Go For That (No Can Do)
12. Rich Girl
13. You Make My Dreams
14. Kiss on My List
15. Private Eyes
「アレ? あの曲はやらないの?」という曲もいくつかありますが、何しろヒット曲数え歌状態のライブなので、あれもこれもと入れてしまうと上演時間をオーバーしてしまうのでしょう、きっと。
それにしてもライブで見るチャーリーさんはカッコよかった。”I Can’t Go for That”のサックスのアドリブは神ですな。リードギターのポール・ペスコやオーツさんとの「リフコピー対決」がアツかったです。
赤いキーボードを操るエリオット・ルイスは堅実なアシスト・プレイを披露。”Sara Smile”の時のキーボード・ソロがなかなかクールでした。デジカメでミスター・ウドーへのギター献呈式(?)の様子とか、会場のお客さんの写真を撮ってました。さすがフォトグラファーの心得ありなお方。
28日の東京国際フォーラム公演はどんなセットリストになるのかなー。日本最終公演だし、何かスペシャルな1曲をやってほしいところです。