『トリプル9 裏切りのコード』のアッティカス・ロスの音楽はもっと評価されていいと思う、という話。

triple 9

先日の『マネーモンスター』(16) at イオンシネマ名取に続いて、
今度は『トリプル9 裏切りのコード』(15)を観にMOVIX利府まで行ってきました。

仙山線と東北本線・利府行きを乗り継いで40分弱。
利府駅からMOVIXまで歩いて10分弱。
交通費こそ名取よりは安いものの、
「駅から映画館まで歩く」
「近くにマッタリ時間を潰せそうな施設がない」
「それゆえタッチの差で電車に乗り遅れると精神的ダメージがデカい」
…という電車利用者にはなかなかツライ映画館です。
それでもこの『トリプル9』(15)は観に行きたかったんですねー。

 

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第87回アカデミー賞 最優秀作曲賞は誰が獲る? …と予想してみたの巻

theory of everything

先日アカデミー賞のノミネート作品が発表になりましたが、
当方の予想と違う作品がノミネートになったり、
逆にノミネートされなかったり、
まぁ何というか…「ふーむ、そういう選び方をするのね」という感じでした。

ワタクシここ数年は最優秀作曲賞の行方ぐらいしか興味がなくて、
全ての賞の予想をするほどの関心というかモチベーションが持てない状態です。
…と言いつつ、
『ライフ・オブ・パイ』(12)で弊社契約アーティストのマイケル・ダナが作曲賞を受賞した時は、
ワタクシ大喜びしてしまいましたが。。

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クオリティ高い『47RONIN』の音楽。ジャケ写は国内盤のほうがオシャレです。

47ronin_ost 

先日『47RONIN』(13)のアメリカ国内での興行成績が出ましたが、
何というかまぁ…芳しくない結果ですわね。
この映画、一にも二にも製作費がかかりすぎました。
(1億7000万ドルでしたっけ?)
せめて1億ドル、いや9000万ドルくらいまで製作費を抑えておけば、
ここまでコケたと言われる事もなかったかもしれないのに…。

まぁ興行成績を知ったからと言って、
自分のこの映画に対する評価が変わる事はなく、
「皆さんイロモノ扱いするけど、評価すべき点もある映画」
…という見方は変わりませんのであしからず。

というわけで、今回は自分が一番書きたかった『47RONIN』の音楽について。
この映画、日本が世界最速公開だったわけですが、
サントラ盤はアメリカの公開日に合わせたリリーススケジュールなので、
日本国内の映画公開時期を考えると、
「たぶん日本盤は出ないなー」と思っておりました。

ところが日本盤が急遽発売される事になり、
さらにライナーノーツを自分が書く事になりまして、
慌てて原稿執筆モードに入ったのでした。
キアヌ・リーブス主演作のサントラの仕事がやりたかったし、
スコアの作曲が僕の好きなイラン(アイラン?)・エシュケリだったので、
これはもうお引き受けするしかないと思った次第です。

自分の記憶が確かならば、
エシュケリのサントラが国内盤としてリリースされるのは今回が初だったと思います。
僕はエシュケリ氏のファンでございますので、
彼のバイオグラフィーも『47RONIN』のパンフに掲載されているものより詳しく書かせて頂きました。
特に下積み時代に携わった映画のタイトルなんかは結構面白いですよ。
ジマーさんのあの映画に参加してたりとか。

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Is Your Love Strong Enough?

the girl with the dragon tattoo

『ドラゴン・タトゥーの女』(11)のパンフを読んでいたら、
使用曲リストのページの末尾に

「ツェッペリンの楽曲はどれも素晴らしいが、使用は非常にハードルが高い」

・・・というフィンチャーのコメントが載っていたのですが、
となるとブルーザー・ブロディも「移民の歌(Immigrant Song)」の使用許諾をもらうのに苦労したって事でしょうかねぇ。
これぐらい有名な曲だと、勝手に使うわけにもいかないだろうし。

まぁそれはさておき、
『ドラゴン・タトゥーの女』の音楽で個人的に嬉しかったのが、
Bryan Ferryの”Is Your Love Strong Enough”のカヴァー。
まさかトレント・レズナーがこの曲をカヴァーするとは夢にも思わなかった。

カヴァーを演奏したHOW TO DESTROY ANGELSは、
レズナーとアッティカス・ロス、そしてレズナーの奥様のマリクィーン・マーンディグの3人によるロックバンド。
(マリクィーンのヴォーカルは映画本編のオリジナル・スコアでも何曲かフィーチャーされてます)
エレクトロニカ調のアレンジがカッコイイ。

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『ドラゴン・タトゥーの女』:トレント・レズナーの音楽

the girl with the dragon tattoo

MOVIX仙台の木曜のメンズデーまで待ちきれなくて、公開初日に観に行ってきました。
期待に違わぬ見応えのある映画で、ワタクシ的には大満足。
やっぱりデヴィッド・フィンチャーの撮る映画は毎回クオリティ高いです。
(巷では評価がイマイチな『ゲーム』(97)も結構好き)

深みのある映像とシャープでエッジィな編集で、158分の長尺もあっという間。
「人間の心の闇」を巧みに表現する実力派俳優の顔ぶれも素晴らしい。
ダニエル・クレイグは翳りのあるいい役者ですねぇ。無骨な感じなのもイイ。
ジョエリー・リチャードソンも素敵なマダムだった(ちょっと年を感じさせたけど)。

オリジナル・スコアは『ソーシャル・ネットワーク』(10)に続いてトレント・レズナーとアッティカス・ロスの二人。前回の音楽も凄かったけど、今回の『ドラゴン・タトゥーの女』(11)のスコアも、かなり手の込んだ造りになってます。

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