一筆啓上 悪魔が見えた -『ネオン・デーモン』音楽雑感-

先週末、チネ・ラヴィータで『ネオン・デーモン』(16)を観てきました。

仕事が立て込んでいてなかなか観に行く機会がなく、
劇場で観るのを半ば諦めていたのですが、
何とか時間を作って最終日の上映を観てきた次第です。

ソフト化されてから自宅で観てもよかったのですが、
やはりレフン監督のあの独特な色使いの映像を大画面で観つつ、
クリフ・マルティネスの音楽を”気持ち大きめ”の音量で聴く快感は捨てがたいわけで。

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クリフ・マルティネスの音楽が好きすぎて、『ネオン・デーモン』本編への期待値が上がってしまう人のお話

the neon demon

ニコラス・ウィンディング・レフン監督最新作、
『ネオン・デーモン』が今日から劇場公開とのこと。
とはいえ仙台は2/25から公開なので、
当面はサントラ盤を聴きながら待機ということになりそうです。。

ワタクシ、クリフ・マルティネスの音楽が大好きなので、
『ネオン・デーモン』のサントラ盤も予約注文して即購入したのですが、
ダークできらびやかなアンビエント・ミュージックの世界にメロメロでございます。
Sweet Tempestの”Mine”、
Julian Windingの”Demon Dance”、
SIAの”Waving Goodbye”の挿入曲3曲も妖しい感じで最高。

レフン監督の前作『オンリー・ゴッド』で痛い目を見たので、
(映画を観た日の夜にチャンさんが夢に出てきてうなされたのです…)
過度な期待は禁物だと分かってはいるのだけれども、
サントラを聴いていると『ネオン・デーモン』への期待値が上がってしまう。
いけねぇなぁ。

 

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映画『シグナル』のサントラ盤、トレント・レズナー、クリフ・マルティネス、ブライアン・イーノあたりが好きな人は必聴です!の巻

the_signal

去年の夏頃にランブリング・レコーズさんの製作の方と、
「『The Signal』っていう映画、何か面白いらしいですよ?」
「こういう音楽、結構好きですねー」
…などと話して地味に盛り上がっていたインディーズSFスリラー『シグナル』(14)。
いよいよ5月日本公開です。

ワタクシ、サントラ盤の仕事で3月に試写で観てきたのですが、
なかなかシュールで面白かったですコレ。
レーティングも全年齢指定(本国ではPG13)だからグロ描写とか残虐描写はほとんどないんですが、
ミョーに薄気味悪い感じでドラマが進行していって、
「この話、一体どうやって収拾つけるんだろう?」と話の展開に引き込まれるという。

『CUBE』(97)とか『月に囚われた男』(09)とか、
「主人公が突然ワケの分からない状況に放り込まれる」系のスリラー映画が好きな人なら、
結構楽しめる作品ではないかと思います。

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パイプオルガンの響きに「神」を見た… クリフ・マルチネス作曲『オンリー・ゴッド』の音楽のこと

only god forgives

『Only God Forgives』(13)という原題が、
どうしてForgivesを省いて『オンリー・ゴッド』になってしまったのか。
『プレステージ』(06)の没タイトル『イリュージョンVS』に匹敵する、
英文法的にちょっとおかしい「ブツ切り系」の邦題に久々に遭遇した気がする。
まぁ強引に解釈するなら、
原題は「神のみが許したもう」的なニュアンスで”赦し”を強調したもの。
一方、邦題は「唯一神」的な意味合いを強くしたのかなと。
で、その「神」に相当するのが鉄面皮のチャンさんという事なのでしょう。

それにしても、いろんな意味ですごい映画だった…。
チャンさんが俺様ルールで悪党(罪人)を「処刑」する度に、
「残虐行為手当」とか、
「なさけ むよう」とか、
「FATALITY」と字幕が出るんじゃないかという気分になりました。
(分かる人には分かる表現かと)

ライアン・ゴズリング主演×ニコラス・ウィンディング・レフン監督
『ドライヴ』のコンビが映画の既成概念を破壊する――

そんなキャッチコピーの方が合ってるかもしれません。
『ドライヴ』のノリを期待すると「何じゃこりゃ」と面食らう事必至ですので。

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デスティニー 未来を知ってしまった男

first snow

ガイ・ピアース主演の日本未公開サスペンス映画。
原題はFIRST SNOW。2006年作品。

やり手セールスマンのジミー(ピアース)が、砂漠の田舎町で占い師(J・K・シモンズ)に自分の未来を占って貰ったところ、「初雪(=First Snow)の日にあんたは死ぬ」と言われ、強迫観念に取り憑かれて平凡な人生が少しずつ狂っていってしまうというお話。

サスペンスとはいっても、かなり静かで淡々とした映画です。
見る人によっては「退屈」と思うかもしれません。
でもこの映画の場合、この淡々とした展開がいいんです。

果たして胡散臭い占い師の言った事は正しいのか?
もしそうだとして、ジミーにどんな死(事故死・病死など)が待っているのか?
仮に誰かに殺されるのだとしたら、一体誰なのか?

…というような”迫り来る不安”が静かに描かれていくのですが、静かに精神のバランスを崩していくガイ・ピアースを筆頭に、『スパイダーマン』シリーズのJ・K・シモンズ、『プリズン・ブレイク』の”マホーン捜査官”ことウィリアム・フィクトナー、『プレステージ』(06)のパイパー・ペラーボ、『バッド・ルーテナント』(09)のシェー・ウィガム、『コーチ・カーター』(05)のリック・ゴンザレスらクセ者俳優が、皆さんいい芝居をしていらっしゃいます。

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