2016年のごく私的サントラ・トップ10を選んだら、原稿締め切り日の朝みたいになっちまったの巻

今年も残すところあと僅かということで、
サントラブログの締めくくり的なネタを投稿させて頂きたいと思います。
なおブログタイトルの元ネタは、ボビー・ギレスピー選曲のコンピ盤のアレです。

映画音楽ライターであるところのワタクシが選ぶ、
ごく私的な音楽のよかった今年の映画(=サントラ盤)10選ということで、
「今年」というのをどう定義すべきか毎年悩むのですが、
「2016年に日本で公開になった映画」
…とさせて頂きたいと思います。
それゆえ海外では2015年公開だった作品が入っていたり、
逆に海外では今年公開されたけど、
日本では来年公開の映画は入っていなかったりしますが、
その点は何卒ご了承下さい。

 

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クレイグ・アームストロングの音楽が好きなので、『スノーデン』のサントラは2種類買いましたの巻

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以前『世界一キライなあなたに』(16)のブログネタの時も書きましたが、
ワタクシは90年代後半からクレイグ・アームストロングの音楽を追ってきた自称「アームストロンガー」なので、
当然のように彼の新作『スノーデン』(16)のサントラも購入しました。
しかも2種類。

ひとつはアームストロングとアダム・ピータースのスコアを収録した、青いジャケットの通常盤。
もうひとつはアームストロングのスコアだけを収録した、配信オンリーのオーケストラル・スコア・アルバム。
こちらのジャケットは茶色。
CDじゃないから”盤”という字は使えませんのでスコア・アルバムと表記させて頂きます。

 

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クレイグ・アームストロングのファンに朗報!『世界一キライなあなたに』の”スコア盤”が発売されます!

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ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、
『世界一キライなあなたに』(16)のサントラ盤(スコア盤)にライナーノーツを書かせて頂きました。
音楽は『ロミオ+ジュリエット』(96)や『ラブ・アクチュアリー』(03)のクレイグ・アームストロング。

ランブリングさんから原稿のご依頼を頂いた時、
「あれー?確か『世界一キライなあなたに』はユニバーサルからコンピ盤が出るのではないですか?」と尋ねたら、
ランブリングさんからスコアアルバムを急遽リリースすることになったというお話でした。
本国ではダウンロード版のみのリリースだったのに、
日本ではきちんとCDアルバムでリリースして下さるとはありがたい。

以前twitterか何かで書いたと思うのですが、
ワタクシ、クレイグ・アームストロングの音楽が大好きでございまして、
『セカキラ』のスコアアルバムをCDアルバムで出して下さると聞いてもう大喜びですよ。

そしていつかアームストロング作品のライナーノーツを書いてみたいとも思っていたのですが、
今回ついにアームストロンガーの願いが叶いました。
(アームストロンガー=クレイグ・アームストロングの音楽が大好きな人のこと。ワタクシが勝手に作った造語です)
ランブリングさん最高!

そんなわけでスコア盤のライナーノーツでは、
アームストロングの代表作をざっくりチェック出来るような情報をまとめつつ、
彼の音楽の特徴や『セカキラ』の音楽分析などをみっちり書かせて頂きました。
アームストロンガーを自称するワタクシとしては、
たくさんの人にクレイグ・アームストロングの音楽を聴いて頂きたいと思っているので、
『世界一キライなあなたに』のスコア盤を聴いて彼の音楽が気に入った方が、
拙稿に目を通して頂いて、
彼のその他の映画音楽作品やソロアルバムにも興味を持ってもらえれば幸いに存じます。

 

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『007 ゴールデンアイ』の音楽は是か非か(前回のつづき)

goldeneye

すいません。エリック・セラのスコアについて熱く(グダグダと)書きつづっていたら、
肝心の主題歌とエンドクレジット曲について書くのを忘れてました。

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『ウォール・ストリート』の音楽

wall street_money never sleeps

「ぴあ映画生活」でこの映画の上映時間を調べていたら、映画のあらすじ紹介で思いっきりあるサプライズ演出をネタバレされてしまったので、正直凹みました。

「それをここで書くか!」と思った。
せっかく映画を見に行く直前まで、可能な限り予備知識をゼロにしてたのにぃ。

この事を知らなかったら、映画を見ていて例のシーンになった時に「おお!あの人が!」と心地よく驚く事が出来たのになぁ。

ま、それはさておき、映画本編はまぎれもなく『ウォール街』(87)の正当なる続編でした。矢継ぎ早のセリフ、スプリット・スクリーンの活用、トレーディング・シーンのガチャガチャした編集、摩天楼の空撮、オリヴァー・ストーンのカメオ出演、ゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)の昔と変わらぬ冷血漢っぷりなど、1作目をきちんと踏襲した作りになってます。

ただ、中・後半の展開は「あの”金持ちのゲス野郎”だったゴードンもずいぶん変わったなー」と思ってしまいましたが。歳を取ると、あの人ですら娘や孫が愛おしくなるものらしい。1作目ではそんな一面は微塵も感じさせなかったけど。

映画を見ていて気になったので調べてみたのですが、イーライ・ウォーラックは今年で御年96歳なのですね。元気なおじいちゃんだ・・・。この映画でもいい味出しまくりでした。

とはいえ、僕がこの映画で一番楽しみにしていたのは、物語云々よりも音楽の使い方でした。

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