ワタクシ映画版『ひつじのショーン』(15)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きましたが、
原稿を書くにあたってアイラン・エシュケリの近作もちゃんと聴いておいた方がいいだろうと思い、
『アリスのままで』(14)のサントラ盤を購入したのでした。
ここ最近忙しかったのでブログに書く機会がなかったのですが、
『アリスのままで』のサントラがなかなかの良盤だったので、
遅ればせながらご紹介させて頂こうかなと思います。
ワタクシ映画版『ひつじのショーン』(15)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きましたが、
原稿を書くにあたってアイラン・エシュケリの近作もちゃんと聴いておいた方がいいだろうと思い、
『アリスのままで』(14)のサントラ盤を購入したのでした。
ここ最近忙しかったのでブログに書く機会がなかったのですが、
『アリスのままで』のサントラがなかなかの良盤だったので、
遅ればせながらご紹介させて頂こうかなと思います。

仕事でライナーノーツ原稿を書き終わっても、
未だに繰り返し聞いている『映画 ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』(15)のサントラ盤。
製品のほうは本日発売!ということで何度も申し上げますが、
アイラン・エシュケリの音楽が楽しくて、メロディアスで、ハートウォーミングでとってもステキ。
そして主題歌の”Feels Like Summer”が絶品なのであります。
個人的には今年のアカデミー賞最優秀歌曲賞に選出されてほしいぐらい。
さてその”Feels Like Summer”なのですが、
ひつじのショーンの英語版公式アカウントがYouTubeにミュージックビデオをUPしていて、
なおかつ歌詞まで公開してくれているのでした。
というわけで前回に引き続き、
『映画 ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』(15)の音楽についてのお話です。
関連記事:
主題歌収録してます!『映画 ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』のサントラ盤
サントラ盤にはアイラン・エシュケリのオリジナル・スコアのほかに、
エシュケリ書き下ろしのボーカルナンバーを4曲収録しているのですが、
劇中では既存のポップ・ミュージックを他にも9曲くらい使っておりまして、
まぁそちらは権利の都合でサントラ盤には入れられなかったと。
しかしあの場面で使われたのは誰の何という曲なのか気になる方もいるかと思いまして、
ワタクシ試写の際にエンドクレジットで確認して参りました。
なのでとりあえず当方で確認できたものだけでもリストアップしていこうと思います。
明日から『映画 ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』(15)が劇場公開になりますが、
アードマンのクレイアニメはいつもクオリティ高くていいですね。
大人のワタクシでも楽しめました。
ちなみにTVシリーズの第1シーズンを観ていると、
「あのお婆さん、都会であんな仕事やってたのか!」と分かる小ネタが仕込んでありました。
さて今回はいきなり本題の音楽から入らせて頂きます。
『ウォレスとグルミット』の時はTV版も映画版も同じジュリアン・ノットが音楽を担当しましたが、
(ただし映画版の音楽はハンス・ジマーがプロデューサーとして監修してました)
『ひつじのショーン』はTV版のマーク・トーマスに代わってアイラン・エシュケリが担当することになりました。
そして今回のサントラ盤の最大のセールスポイントは、
…ということなんですねー。
先日『47RONIN』(13)のアメリカ国内での興行成績が出ましたが、
何というかまぁ…芳しくない結果ですわね。
この映画、一にも二にも製作費がかかりすぎました。
(1億7000万ドルでしたっけ?)
せめて1億ドル、いや9000万ドルくらいまで製作費を抑えておけば、
ここまでコケたと言われる事もなかったかもしれないのに…。
まぁ興行成績を知ったからと言って、
自分のこの映画に対する評価が変わる事はなく、
「皆さんイロモノ扱いするけど、評価すべき点もある映画」
…という見方は変わりませんのであしからず。
というわけで、今回は自分が一番書きたかった『47RONIN』の音楽について。
この映画、日本が世界最速公開だったわけですが、
サントラ盤はアメリカの公開日に合わせたリリーススケジュールなので、
日本国内の映画公開時期を考えると、
「たぶん日本盤は出ないなー」と思っておりました。
ところが日本盤が急遽発売される事になり、
さらにライナーノーツを自分が書く事になりまして、
慌てて原稿執筆モードに入ったのでした。
キアヌ・リーブス主演作のサントラの仕事がやりたかったし、
スコアの作曲が僕の好きなイラン(アイラン?)・エシュケリだったので、
これはもうお引き受けするしかないと思った次第です。
自分の記憶が確かならば、
エシュケリのサントラが国内盤としてリリースされるのは今回が初だったと思います。
僕はエシュケリ氏のファンでございますので、
彼のバイオグラフィーも『47RONIN』のパンフに掲載されているものより詳しく書かせて頂きました。
特に下積み時代に携わった映画のタイトルなんかは結構面白いですよ。
ジマーさんのあの映画に参加してたりとか。