『セブン』のスコア完全盤にNINの”あの曲”とデヴィッド・ボウイの”あの曲”を追加した話

ハワード・ショアのレーベル、HOWE RECORDSから発売になった『セブン』(95)のスコア完全盤サントラに、ナイン・インチ・ネイルズの”Closer (Precursor)”とデヴィッド・ボウイの”The Hearts Filthy Lesson”を追加して拡張盤サントラを自作しました。
これはコロナ禍初期のステイホーム生活中に行った作業なのですが、ブログで書いていなかった気がするので書きます。

『セブン』のサントラは映画公開当時TVT Recordsからリリースになっていて、劇中使用曲にショアのスコアを2曲(うち1曲は組曲形式)収録した、いわゆるソングコンピ盤でした。
しかし誰もが聴きたかったであろうNINのオープニング曲と、「クレジットが上から降りてくる」という印象的なエンドクレジットで流れるボウイの曲は未収録でした。よくある権利関係の都合というやつだったのでしょう。

「そりゃ確かにこの曲使われてたけど、自分が聴きたいのはそれじゃないんだ…。それにショアのスコアももっと聴きたいんだよ…」と思いながら何年も過ごしたものです。

でもボウイとNINの曲ぐらいは自分で入手出来るんじゃないかと思い、当時高校生だった自分はゴチャゴチャしたデザインのエンドクレジット(読みにくかった…)の情報をもとに、レコードショップでお目当ての曲を探しました。

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BANGER!!!で書いたトレント・レズナー&アッティカス・ロスの映画音楽コラムの補足的なお話。

先日、BANGER!!!でトレント・レズナー&アッティカス・ロスの映画音楽に関するコラムを書きました。

2度目のアカデミー賞受賞なるか!? トレント・レズナー&アッティカス・ロスの映画音楽仕事を振り返る
https://www.banger.jp/movie/55647/

個人的には『この茫漠たる荒野で』(20)のジェームズ・ニュートン・ハワードに作曲賞を獲ってもらいたいのですが、アカデミー賞は「無冠の帝王にはなかなか賞をくれない(例:トーマス・ニューマン)」「一度作曲賞を獲った人にも、割とすぐにまた賞を授与する(例:グスターボ・サンタオラヤ、アレクサンドル・デスプラ)」という傾向があるので、それを考えると今回もトレント・レズナー&アッティカス・ロスが有力かなと思います。

そんなわけで、当方のブログでは字数の都合でBANGER!!!のコラムで書けなかったネタを少し補足させて頂きます。

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『トリプル9 裏切りのコード』のアッティカス・ロスの音楽はもっと評価されていいと思う、という話。

triple 9

先日の『マネーモンスター』(16) at イオンシネマ名取に続いて、今度は『トリプル9 裏切りのコード』(15)を観にMOVIX利府まで行ってきました。

仙山線と東北本線・利府行きを乗り継いで40分弱。
利府駅からMOVIXまで歩いて10分弱。
交通費こそ名取よりは安いものの、
「駅から映画館まで歩く」
「近くにマッタリ時間を潰せそうな施設がない」
「それゆえタッチの差で電車に乗り遅れると精神的ダメージがデカい」
…という電車利用者にはなかなかツライ映画館です。
それでもこの『トリプル9』(15)は観に行きたかった。

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映画『シグナル』のサントラ盤、トレント・レズナー、クリフ・マルティネス、ブライアン・イーノあたりが好きな人は必聴です!の巻

the_signal

去年の夏頃にランブリング・レコーズさんの製作の方と「『The Signal』っていう映画、何か面白いらしいですよ?」「こういう音楽、結構好きですねー」…などと話して地味に盛り上がっていたインディーズSFスリラー『シグナル』(14)。いよいよ5月日本公開です。

ワタクシ、サントラ盤の音楽解説の仕事で3月に試写で観てきたのですが、なかなかシュールで面白かったですコレ。
レーティングも全年齢指定(本国ではPG13)だからグロ描写とか残虐描写はほとんどないんですが、妙に薄気味悪い感じでドラマが進行していって、「この話、一体どうやって収拾つけるんだろう?」と話の展開に引き込まれるという。

『CUBE』(97)とか『月に囚われた男』(09)とか、「主人公が突然ワケの分からない状況に放り込まれる」系のスリラー映画が好きな人なら結構楽しめる作品ではないかと思います。

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第87回アカデミー賞 最優秀作曲賞は誰が獲る? …と予想してみたの巻

theory of everything

先日アカデミー賞のノミネート作品が発表になりましたが、
当方の予想と違う作品がノミネートになったり、
逆にノミネートされなかったり、
まぁ何というか…「ふーむ、そういう選び方をするのね」という感じでした。

ワタクシここ数年は最優秀作曲賞の行方ぐらいしか興味がなくて、
全ての賞の予想をするほどの関心というかモチベーションが持てない状態です。
…と言いつつ、
『ライフ・オブ・パイ』(12)で弊社契約アーティストのマイケル・ダナが作曲賞を受賞した時は、
ワタクシ大喜びしてしまいましたが。。

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