『ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち』の音楽は生楽器の特殊奏法がポイントです、というお話。

ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、
『ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち』(18)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。

音楽はこれが日本で初めてご紹介することになる(と思われる)、
ベルギー出身の作曲家/ピアニストのイヴ・グルメール。
何だか食通っぽいお名前ですが、
極めてインフォメーションの少ないアーティストで、
ベルギー出身というネタを入手するだけでも相当苦労しました。。

で、まぁこういう場合、
出所の定かではない情報を参考にするよりも、
ご本人にお話を伺った方が確かだろうと思いまして、
今回グルメールさんにインタビューを敢行致しました。

ベルギーといえばフランス語圏だよねぇ、
英語で何とかなるかなぁ…と思ったのですが、
お互いに「英語は難しいよね」と言いながら、
実に和やかなムードでインタビューを行うことが出来ました。
(当方の質問に”Good question!”という有難いお言葉も頂きました)

…というわけで、
音楽のコンセプトについてなどの詳しい話は、
サントラ盤をご購入頂いて、
差し込み解説書の拙稿をご覧頂きたいのですが、
それではあまりにも不親切なので、
今回のブログではざっくりした音楽のご紹介と、
文字数の都合で解説書に書けなかったことなどを書きたいと思います。

 

続きを読む 『ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち』の音楽は生楽器の特殊奏法がポイントです、というお話。

Back Lot Music正規輸入盤5タイトル(ヒクドラ3、ワイスピ ICE BREAKなど)のライナーノーツを書かせて頂きました。

ランブリング・レコーズさんがBack Lot Musicリリースのサントラ盤15タイトルを正規輸入盤としてリリースしましたが、
先方からのご依頼で、そのうちの5タイトルのライナーノーツを書かせて頂きました。

今回リリースされた15タイトルは、
アニメからアクション、シリアスドラマ、異色ホラーまで、
近年の作品がメインの多彩なラインナップ。

ワタクシにどの仕事が振られるのかなーと思いましたが、
さすが10年以上お付き合いのあるランブリングさん、
ワタクシの大好物の作品(および作曲家)を選んで下さったのでした。

自分の担当作品は以下の通りです。

 

続きを読む Back Lot Music正規輸入盤5タイトル(ヒクドラ3、ワイスピ ICE BREAKなど)のライナーノーツを書かせて頂きました。

『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』のサントラがちゃんと2種類リリースされている件。

先週末に『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(19)を観に行ったのですが、タイラー・ベイツのアゲアゲなギターロック・スコアがなかなかいい感じでした。

で、先日リリースされたサントラ(挿入歌を収録したコンピアルバム)にベイツさんのスコアがメドレー形式で1曲収録されていて、
「ベイツさんのスコアだけをアルバムでガッツリ聴きたいな~」と思っていたのですが、映画公開初日にベイツさんのスコアアルバムもちゃんとリリースされました。
もちろん即買いしましたよ。

『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』サウンドトラックアルバム(ソングコンピレーション):amazon
『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』スコアアルバム:amazon

 

続きを読む 『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』のサントラがちゃんと2種類リリースされている件。

作曲家ハリー・グレッグソン=ウィリアムズの魅力が凝縮された 『ブレス あの波の向こうへ』のメロディックな音楽

ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、
『ブレス あの波の向こうへ』(17)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。

音楽はハリー・グレッグソン=ウィリアムズ(以下HGWと略)。
『イコライザー』(14)、『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』(16)に続いてのライナーノーツのお仕事だったので、
90年代後半からのHGWマニアのワタクシとしては大変嬉しいお仕事でした。

大作映画への登板が多いHGWが、
低予算のオーストラリア映画に招聘されるというのはちょっと意外でしたが、
このへんの経緯についてはライナーノーツの中で自分なりに考察してみたので、詳しくは拙稿をご覧頂ければと思います。

さてHGWといえばハンス・ジマー主宰の「メディア・ベンチャーズ(現リモート・コントロール・プロダクションズ)」出身の作曲家として知られておりますが、現在は自分のスタジオを持っているようなので、おそらくRCPからは独立しているのではないかと。
ちなみにHGWと同じ時期にRCP入りした『ヒクドラ』シリーズの作曲家ジョン・パウエルも今は独立してます。

HGWは90年代後半~2000年代前半あたりに「ジマーさんインスパイア系」の音楽を聴かせていたけれども、一時期から音楽の傾向が少し変わってきて、たぶんRCPから独立したのもその頃なんじゃないかなと思います。

 

続きを読む 作曲家ハリー・グレッグソン=ウィリアムズの魅力が凝縮された 『ブレス あの波の向こうへ』のメロディックな音楽

『ブレス あの波の向こうへ』のサントラがCDリリースになるのは日本だけの模様。ジャケ写も日本独自仕様です。

ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、
『ブレス あの波の向こうへ』(17)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。
音楽は本作に先駆けて『MEG ザ・モンスター』(18)で海洋映画のスコアを作曲していたハリー・グレッグソン=ウィリアムズ(以下HGWと略)。

本題に入る前に、
先日twitterでもちょっとお知らせしたことなのですが、
結構重要な情報だと思うので、
ブログでも改めて書かせて頂きます。

この『ブレス あの波の向こうへ』のサントラですが、
本国(=海外のことですね)ではダウンロード版のみのリリースのようでして、
ジャケ写も海原をフィーチャーした地味な感じのものになってます。
デジタルブックレットも付属しない模様。

でも日本盤はちゃんとCDリリースされる上に、
ジャケ写も日本版ポスター準拠のサンドー(サイモン・ベイカー)、パイクレット(サムソン・コールター)、ルーニー(ベン・スペンス)が三人並んで写っているデザイン。
ブックレットは4ページですが、
サイモン・ベイカーが柔和な笑顔を浮かべている実に”サイモン様らしい”写真もあるし、
エリザベス・デビッキがアンニュイな魅力を振りまいている写真もある。
ルーニーも一番イケメンに見えた角度で写ってるし、
パイクレットもハンサム君に写ってます。
そして海外版のジャケ写もバックインレイ(CDトレイの裏)にしっかり使われているという。
どう見ても海外版サントラより充実した内容になってます。

 

続きを読む 『ブレス あの波の向こうへ』のサントラがCDリリースになるのは日本だけの模様。ジャケ写も日本独自仕様です。