【聴いたら最期】『ヒッチャー』のシンセスコアは時代の先を行くサウンドだったと思う

『ヒッチャー』(86)ニューマスター版が劇場公開中ということで、サントラ(音楽)のお話でもと思いブログを書きました。

…というのも、1月のBANGER!!!コラムで『ヒッチャー』と『キング・オブ・シーヴズ』(18)のどちらを書こうか悩んだのですが、諸般の事情で後者を選んだため、コラムのために温めていた『ヒッチャー』のネタが使えなくなってしまいました。
そのままお蔵入りさせるのも勿体ないので、当方のブログで再利用させて頂いた次第です。

『ヒッチャー』の音楽を担当したのはマーク・アイシャム。
ワタクシの好きな作曲家さんのひとりです。
『蜘蛛女』(93)と『ハートブルー』(91)は特に好きなサントラですねー。

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『夢幻戦士ヴァリス』のエンディングテーマ「Miss Blueに微笑みを」を久々に聴いて感動したお話

震災の時もそうだったのですが、ワタクシ「音楽の力でみんなを元気に!」みたいな感じにはどうも馴染めなくて、最近はコロナ禍の「今」を反映した音楽を聴くと疲れるので、少し前の、あるいはちょっと昔のアルバムをいろいろ聴いています。

で、『ゲームセンターCX』のメガドライブ版『夢幻戦士ヴァリス』回の再放送があった時、「そういえばPCエンジンSUPER CD-ROM2版はよくプレイしたなぁ」というのを思い出しまして、久々にレトロゲーム収納棚からソフトを引っ張り出してきました。

手持ちのPCエンジンDuoは10年以上前にディスクの読み取り部分が故障して動かなくなったので、もうゲームはプレイ出来ません。
まあゲーム本編やビジュアルシーンはYouTubeのプレイ動画を見ればいいわけで、ワタクシの目当てはエンディングテーマの「Miss Blueに微笑みを」でした。

PCエンジン版は優子役の島本須美さんが歌って下さっているんですよね。。

インストの原曲は最近になって初めて聴いたのですが、もともと80年代アイドルポップスっぽい旋律だった曲を、とてもうまくボーカルナンバーにアレンジしているなーと思いました。

ドラマティックでアップテンポなストリングス(←なんと生音とのことです)、
軽やかなソプラノサックスソロ、
間奏パート2回目のキメキメなギターソロなど、
往年のアイドルポップスのツボを抑えたアレンジが素晴らしい。

そして優子のキャラクターを投影した(と思われる)島本さんの瑞々しいボーカルが胸を打つ。
今のアイドルポップスが持っていないもの、最近のJ-POPから失われてしまったものが、この歌の中に全て詰まっているのではないかと思ってしまったほどです。
あまりにもいい曲すぎて、1日で20回くらい聴いてしまいました。。

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【追悼エンニオ・モリコーネ】モリコーネの映画音楽と、青春時代の思い出のお話。

コロナ禍が全く収束せず気が滅入っている中、先日さらに落ち込むような知らせが飛び込んで参りました。

映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネ氏死去 「アンタッチャブル」「ニュー・シネマ・パラダイス」など
https://eiga.com/news/20200706/11/

モリコーネは高齢だったので、いずれ(そう遠くない時期に)そういう知らせを聞くことになるのだろうと覚悟はしていたのですが、実際に訃報を聞くと、その現実をなかなか受け止められない。
91歳というお年を考えれば「天寿を全うした」とも言えるのですが、リンク先の記事を読むと「転倒して大腿骨を骨折し、5日の深夜に入院先の病院で死亡した」ということなので、ご本人はまだやりたいことがいろいろあったのかもしれない。
そう思うと何だか辛い。そして悲しくなってくるのです。

数々の素晴らしい音楽をありがとうございました。
R.I.P.

さて以前も書きましたが、自分は初めて買ったサントラ盤がハンス・ジマーの『アサシン 暗・殺・者』(93)とパトリック・ドイルの『カリートの道』(93)のスコア盤でした。
なのでモリコーネのサントラを聴くようになったのはもう少し後のことでした。確かジマー→ジェリー・ゴールドスミス→モリコーネの順番だったと思います。

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『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズでアラン・シルヴェストリの音楽に魅せられたあの頃のお話。

ワタクシ初めて買ったサントラ盤はハンス・ジマーの『アサシン 暗・殺・者』(93)と、パトリック・ドイルの『カリートの道』(93)スコア盤とソングコンピ盤でした。

しかし映画のサントラには「ソングコンピレーション盤」と「スコア盤」の2種類があることを知り、そのうえでフィルムスコアに関心を持つきっかけとなったのは、たぶん『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)だったのではないかと思います。

…というのも、ワタクシは子どもの頃に『BTTF』を地上波放送で観てハマった人間なのですが、同時にアラン・シルヴェストリの音楽にも魅了されたのでありました。

ところが当時リリースされたサントラ盤というのが「ソングコンピレーション盤」で、シルヴェストリのスコアは2曲しか収録されていなかった。
MTVが隆盛を極めた80年代は「映画のサントラ=ヒット曲を集めたコンピ盤」という風潮になっていて、映画音楽家のスコアにはあまり日が当たらない時代だったような気がします。
だから「サントラ盤っていうのはこういうものなんだな」と思いながら、2曲だけ収録されたシルヴェストリのスコアを聴いて満足するしかなかった。まあコンピ盤とはいえ、映画の公開から7,8年経っていても『BTTF』1作目のサントラが手に入ったのは運がよかったと言えるのですが。

で、そんな自分の「アラン・シルヴェストリのBTTFのスコアをフルで聴きたい!」という願いが叶ったのが2009年。
IntradaからシルヴェストリのスコアをCD2枚組で収録した『バック・トゥ・ザ・フューチャー』デラックス・エディション盤が枚数限定で発売されたのでした。当然のように予約して購入しました。

Disc 1に映画で使われたスコアを24曲・49分24秒収録。
“The complete original motion picture soundtrack”と書いてあるので、思ったよりスコアの分量が少なかったんですね。

Disc 2は”The creation of a classic… Alternate early sessions”ということで、初期セッションのスコアを15曲と、未使用のソースミュージック1曲の合計39分30秒を収録。

このように『BTTF』スコア盤のリリースが実現するまで約四半世紀かかったわけですが、その前にも「BTTFのシルヴェストリのスコアを聴きたい!」という欲求を少しだけ満たしてくれるアイテムがありました。それが「バック・トゥ・ザ・フューチャー・トリロジー」でした。

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祝!『ランボー ラスト・ブラッド』劇場公開! 『ランボー』シリーズのサントラ盤を一挙ご紹介

ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、 『ランボー ラスト・ブラッド』(19)のサントラ盤に音楽解説を書かせて頂きました。
音楽担当は前作『ランボー 最後の戦場』(08)に続いてブライアン・タイラー。

ワタクシは以前ランブリングさんの「サウンドトラック傑作選50」の時に、『ランボー/怒りの脱出』(85)の音楽解説を書かせて頂いたので、今回再び『ランボー』シリーズのお仕事に携わることが出来て大変嬉しかったです。

『ランボー ラスト・ブラッド』の音楽と簡単な見どころについては、サントラ盤の差込解説書と、BANGER!!!コラムで詳しくご紹介させて頂きました。

ランボーの怒りと哀しみを勇壮な音楽で描き出す! シリーズ最新作『ランボー ラスト・ブラッド』
https://www.banger.jp/movie/35401/

『ラスト・ブラッド』の音楽は、基本的には前作『最後の戦場』のスタイルを踏襲したものになってます。
つまり「タイラー作曲のテーマ曲+ゴールドスミスの”ランボーのテーマ”少々」といった感じ。


前作はミャンマーが舞台だったのでアジアンな民族楽器を使っていたけれども、今回はアリゾナ州のランボー牧場とメキシコが舞台なので、音楽からもアジアンな要素がなくなりました(メキシコのシーンで少しギターが使われる程度)。
そういう意味ではゴールドスミスの『ランボー』(82)1作目の雰囲気に近いです。ストイックかつ燃えるフルオケスコアというやつでしょうか。

タイラー作曲の新「ランボーのテーマ」もなかなかいいです。『エクスペンダブルズ』シリーズのようなイケイケ感は前面に出さず、「シリアスで熱い」サウンドに仕上げているのが印象的でした。

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