NHK BSシネマで『プラトーン』の放送があるので拡張版サントラを自作した話

PLATOON – Expanded Original Motion Picture Soundtrack (TOWER RECORDS)

『プラトーン』(86)は自分が中学生の頃にテレビで観て衝撃を受けた…というか、物語に引き込まれて、時間を忘れて見入ってしまった映画でした。
当時はまだ何も知らない子どもだったので、サミュエル・バーバーの「弦楽のためのアダージョ」も、この映画ために作ったメインテーマ曲だと思って聴いておりました。もちろんその後情報を収集して、スコア作曲を作曲したのはジョルジュ・ドルリューで、バーバーの「弦楽のためのアダージョ」も彼の編曲によるものだときちんと覚えましたが。

そして時は流れ、サントラ盤もいろいろなバージョンが発売になったので、これまでバラバラに聴いていたアルバムをひとつにまとめて、自分なりの拡張版サントラを自作しようと思い立ちました。

まずは劇場公開時に発売になったサントラ盤。これはバーバーの「アダージョ」を2バージョンと、ジョルジュ・ドルリューのスコア”Barnes Shoots Elias”、そして往年の歌モノを収録したコンピ盤…なのですが、「PLATOON Original Motion Picture Soundtrack and Songs From The Era」という記述があるとおり、映画本編で使われない当時のヒット曲を収録したインスパイア盤的側面もあるサントラだったのでした。
そして”Adagio For Strings”にはチャーリー・シーンのラストのナレーションが入っている。
自分のように「音楽(劇伴)をじっくり聴きたいリスナー」にはいささか中途半端なサントラ盤でした。

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「死ぬまでにこれは観ろ! 2022」で『アメリカン・サイコ』のブルーレイを買いました

キングレコードの「死ぬまでにこれは観ろ!」シリーズで、『アメリカン・サイコ』(00)がラインナップに加わっていたので買いました。

『アメリカン・サイコ』 Blu-ray (amazon)
『アメリカン・サイコ』 Blu-ray (TOWER RECORDS)

なんか、ちょっと観ない間に強烈なパッケージビジュアルに変わってたんですね…。

自分が映画館に観に行った頃は、余白を活かしたデザインのポスター/チラシとか、クリスチャン・ベールの陰のある斜め横顔をフィーチャーしたスタイリッシュな写真だったのですが。
まあ映画の内容を考えれば、新装版のビジュアルでも間違いはないんだけど(実際、こういう顔をして素っ裸でチェーンソーを振り回しながら襲ってくるし)。

DVDを買ったのはもう20年くらい前になるのかな。
映像特典を比較してみると、

■DVD版
メイキング&インタビュー
クリスチャン・ベール来日コメント
オリジナル予告編
日本版予告編/特報
TVスポット

■ブルーレイ
The ’80s: Downtown(業界人インタビュー集)
削除シーン集(監督コメンタリーつき)
American Psycho: From Book to Screen(関係者インタビュー集)
音声解説×3(グウィネヴィア・ターナー、メアリー・ハロン×2)

…といった感じ。
当然のことながら後発のブルーレイ版のほうが特典も充実しているのですが、クリスチャン・ベール来日コメントは旧版DVDでしか観られないので、数分程度の映像特典とはいえ、DVDの存在意義があると言えるでしょう。
あと草尾毅さんや野沢那智さんの日本語吹き替えが聴けるのは、旧版DVDのみのようです。ブルーレイ版の吹き替えキャストはVOD版のものっぽかったので。

で、久々に『アメリカン・サイコ』のサントラなんかも聴いてみたりしたわけですが、いま思えば、自分が完全版・拡張版サントラを自作するきっかけになったのはこの作品だったんですよね…。

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『刑事グラハム/凍りついた欲望』のブルーレイを買ったので拡張版サントラも自作したお話

先日、遅ればせながら『刑事グラハム/凍りついた欲望』(86)のブルーレイを買いました。

以前WOWOWで放送した時に録画したからBDは買わなくてもいいかなと思っていたのですが、マイケル・マン好きを自認する者としては購入しておくべきなのではないか、購入見送ってその後BDが欲しくなった時、もう生産終了になっていて買えなくなるパターンに陥るのではないか、などと考えた結果、やはり今のうちに買っておこうということになってサクッと購入しました。

刑事グラハム/凍りついた欲望 [Blu-ray] – amazon

そしたらこれが買って大正解だったのです。

まず当方の思った以上に映像特典が充実していた。
ウィリアム・ピーターセン、トム・ヌーナン、ジョーン・アレン、ブライアン・コックス、撮影監督ダンテ・スピノッティのインタビューに加えて、音楽担当者(スコア作曲のザ・レッズとミシェル・ルビーニ、楽曲提供したバンドメンバー)のインタビュー映像を収録していたんですね。
短くても15分前後、ブライアン・コックスのインタビューに至っては40分近く喋ってくれている。音楽担当者のインタビューも40分強あって、ワタクシのような映画音楽ライターの仕事をしている人間にとっては実に参考になる話が聞けました。

そしてインタビューで語られる内容がどれも大変面白い。これは是非実際に映像を観て頂きたいので、どんなことを話していたのかはここでは書きません。
ただひとつだけ書かせて頂くならば、スコア作曲者や楽曲提供したバンドメンバーが『刑事グラハム』の音楽を絶賛しているのに、ブライアン・コックスが「もしこの映画をいま上映するなら音楽は差し替えたいな」と言っていたのはちょっと笑ってしまいました。
まあその理由が「80年代という時代を感じさせてしまうから(=いま聴くと古臭さを感じるから)」というのはよく分かるし、「その一方で、この音楽が我々をあの時代に誘ってくれる」と言っていたのも興味深い分析でした。何だかんだでコックスもこの映画が好きなんだな。彼が語ってくれるエピソードはどれも資料的価値が高いです。

あとディレクターズカット版本編が特典として収録されているのも嬉しかった。
劇場公開版が120分でディレクターズカット版は124分だから、収録時間的にはそれほど追加映像はないのだけれども、映画公開から30年近く経って(←映像特典のコピーライト表記から推察すると2016年のようです)ディレクターズカット版が観られるというのは実にありがたいものです。

そんなわけで久々に『刑事グラハム』本編を堪能したので、その勢いで拡張版サントラも自作してみました。

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この日を待っていた…。『スカーフェイス』2枚組拡張盤サントラを買ったお話。

La-La Land Recordsから全世界5,000枚限定で発売になった『スカーフェイス』(83)2枚組エクスパンデッド盤サントラを買いました。この日が来るのをどんなに待ち続けたことか…。

映画の公開は1983年。通常盤サントラはジョルジオ・モロダーのスコア2曲に挿入歌8曲のコンピレーション盤で、モロダーのスコアを聴きたかったら、映画本編を観て楽しむしかないという状況が長いこと続いておりました。

映画公開20周年になったら完全盤サントラが出るのではないか、いや30周年目にはさすがに何か出すだろう…というように、映画公開から10年単位の節目に完全盤サントラの発売を待ちわびていたのですが、40周年を間近に控えた39年目にして遂に今回の2枚組サントラがリリースされたというわけです。たぶん、権利関係とかいろいろ厄介だったんでしょうね…。人気作だし。

コロナ禍は一向に収束することなく第7波に突入、ウクライナとロシアの戦争も長引いているし、日本国内も物価高に電力不足、地震も頻発しているし、治安もどんどん悪くなっていて、もう長生きしていてもいいことなんてないんじゃないかと思うようになってきましたが、こうして宿願だった『スカーフェイス』の2枚組拡張盤サントラが手に入ったので、ひとつだけいいことがあったなという感じです

SCARFACE Expanded Motion Picture Soundtrack (TOWER RECORDS:輸入盤)
SCARFACE Expanded Motion Picture Soundtrack (TOWER RECORDS:輸入盤国内流通仕様)
SCARFACE Expanded Motion Picture Soundtrack (amazon:輸入盤国内流通仕様)

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1980年代~1990年代のケビン・コスナー主演作のサントラ盤をいろいろ買った話(『リベンジ』『フィールド・オブ・ドリームス』『追いつめられて』)

連休中、実家の母が「久しぶりにケビン・コスナーの『リベンジ』(90)を観たくなった」と言ってきました。
そういえば自分もこの映画を久しく観ていなかったなと思い、実家にDVDを送る前に本編を鑑賞したところ、「見応えのある復讐と因果のドラマだなぁ」とのめり込んで観てしまった次第です。

トニー・スコットというと「『トップガン』(86)の監督」というイメージですが、あれはどちらかと言えば「ジェリー・ブラッカイマーの映画」であって、誰が監督してもああいう感じの内容になったのではないかと思います(室内の陰影のある映像がスコット兄弟っぽいな、という程度で)。
のちの『トゥルー・ロマンス』(93)や『マイ・ボディガード』(04)などを観ると、トニー・スコット”らしさ”が出ているのはむしろ『リベンジ』のほうだった気がします。

…とまぁそんなわけで本編を観ていたらジャック・ニッチェの音楽が耳に残ったので、何年か前にスコア盤が発売になっていたことを思い出し、買えるかどうか調べてみたら幸いまだ在庫がありました。もちろん、すぐさま購入しました。

『リベンジ』の音楽は、物語の舞台であるメキシコの雰囲気を内包したシンセスコア。
パンパイプのような音色が聞こえますが、おそらくサンプリング音源ではないかと。
愛のテーマの流麗なメロディに心を奪われます(ちょっと『ナイルの宝石』(85)の愛のテーマっぽくもある)。ギター演奏は名手トミー・テデスコでした。

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