『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』25周年と、ダニー・エルフマンのお誕生日をお祝いしてきたというお話。

先週の土日にお休みを頂きまして、
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』 in コンサートを観て参りました。

今月は仕事の原稿の入稿ラッシュが続いているし、
2日も休みなんか取って大丈夫かな~と内心ハラハラしながら観に行ったのですが、
終演後にダニー・エルフマン様と会えるとなったら、
これはもう万難を排してコンサートに行かねばならぬと決心して、
東京国際フォーラムまで行ってきたのでした。

『ナイトメアー』のコンサートは前回も観に行ったので、
ま、今回も内容は大体同じだろうなーと思っていたら、
細かいところでいろいろ前回と違う演出を入れて下さっていましたねー。

オープニングアクト(?)の「骸骨の踊り」(Silly Symphonyシリーズ第1作)は今回が初めての演奏だったと思うし、
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』メドレーも前回は演奏してなかったはず。
(メドレーのアレンジは「ティム・バートン&ダニー・エルフマン 映画音楽コンサート」で演奏したものと同じだと思う)

そして”ウギー・ブギーの声の人”ケン・ペイジがゲストで登場したのは驚いた。
アメリカ国内での公演ならともかく、
わざわざ日本まで来て下さったというのがスゴい。
例えるなら「パークライフ」1曲だけのためにブラーの来日公演に帯同したフィル・ダニエルズ的な感じ?(分かりにくい例え)
何はともあれ、非常に贅沢だと言うことです。

で、終演後にダニーさんとお会いしたわけですが、
毎度のことながら緊張しました。。
ダニーさんと一緒に写真を撮ったりもしたのですが、
ま~ワタクシの笑顔の硬いこと。

ワタクシ、ダニーさんのアシスタントの方から一定の信頼を頂いておりまして、
その方のご厚意もあって、来日公演がある度にバックステージに誘って頂いていて、ダニーさんにお会いするのは今回が4回目だったりします。

「前に3回会ってるのに何でそんなに緊張するんだよ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが(自分でもそう思う)、
映画音楽界の大御所の前で失礼な振る舞いをしてはいけないと思ったら、そりゃもう硬くなるのも仕方がないわけで…。

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ラルフとヴァネロペのテーマがより深みを増した『シュガー・ラッシュ:オンライン』の音楽

ウォルト・ディズニー・ジャパン様とユニバーサルミュージック様からのご依頼で、
『シュガー・ラッシュ:オンライン』(18)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。
スコア作曲は前作に引き続きヘンリー・ジャックマン。

あとサントラ盤にはイマジン・ドラゴンズのエンドソング”Zero”と、
劇中のミュージカルソング”A Place Called Slaughter Race”、
ジュリア・マイケルズが歌う第2エンドソング”In This Place”、
青山テルマが歌う日本盤ボーナストラック2曲が入ってます。
合計35曲。

今回の仕事はいつも以上にハードでした。。

 

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『プーと大人になった僕』の音楽を手掛けたジェフ・ザネリへのインタビュー記事がuDiscoverMusicJPに載ってます。

ウォルト・ディズニー・ジャパン様からのご依頼で、
『プーと大人になった僕』(18)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。
音楽はジェフ・ザネリとジョン・ブライオン。

前回前々回でサントラ盤についてはほぼ語り尽くしてしまったのですが、
本日は『プーと大人になった僕』関連でお知らせです。

ワタクシがザネリさんにインタビューした記事が、
ユニバーサルミュージックの音楽キュレーションサイト「uDiscoverMusicJP」に載ってます。

ディズニー最新作 『プーと大人になった僕 オリジナル・サウンドトラック』ジェフ・ザネリのインタビューを公開
https://www.udiscovermusic.jp/columns/disney-pooh-and-boku-interview

 

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切なくてハートウォーミングな『プーと大人になった僕』の音楽は、ジェフ・ザネリとジョン・ブライオンの持ち味がよく出てますという話。

ウォルト・ディズニー・ジャパン様からのご依頼で、
『プーと大人になった僕』(18)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。
音楽はジェフ・ザネリとジョン・ブライオン。

前回のブログはサントラ盤発売のお知らせ的な内容だったので、
今回は音楽をもう少し詳しくご紹介していこうかなと思います。

サントラ盤はザネリとブライオンのスコアが22曲と、
シャーマン兄弟の弟リチャード・M・シャーマンの書き下ろしボーカル曲が3曲。
そして日本盤はボーナストラックを1曲追加収録した全26曲。

ボーナストラックといっても日本人アーティストが歌ったエンディングテーマとかではなくて、
劇中でプーさんたちが歌っていた”Goodbye Farewell”の日本語バージョン。
(歌っているのは日本語吹き替えを担当した声優さん方)
「映画の世界観を壊してしまう邦楽アーティストのエンディングテーマ曲」というよくあるアレではないのでご安心下さい。

それにしてもあのリチャード・M・シャーマンが3曲新曲を書き下ろして、
そのうち2曲で自ら歌っているというのは何気にスゴいことですよ。
だってこの方、今年で御年90歳なんですから。
映画のエンドクレジットでは元気に歌っている姿も見られるし、
ディズニー・レジェンドの味わい深い歌声を是非聴いて頂きたいですね。

 

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『プーと大人になった僕』日本版サウンドトラック・アルバムにライナーノーツを書かせて頂きました。

ウォルト・ディズニー・ジャパン様からのご依頼で、
『プーと大人になった僕』(18)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。
音楽はジェフ・ザネリとジョン・ブライオン。

…などとアッサリ書いてますが、
今回の仕事はものすごくキツかった。。
前回の『インクレディブル・ファミリー』(18)も”ハードなお仕事”とブログで書いてましたが、
『プーと大人になった僕』はそれ以上にキビしかったのでした。。

 

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