ラルフとヴァネロペのテーマがより深みを増した『シュガー・ラッシュ:オンライン』の音楽

ウォルト・ディズニー・ジャパン様とユニバーサルミュージック様からのご依頼で、
『シュガー・ラッシュ:オンライン』(18)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。
スコア作曲は前作に引き続きヘンリー・ジャックマン。

あとサントラ盤にはイマジン・ドラゴンズのエンドソング”Zero”と、
劇中のミュージカルソング”A Place Called Slaughter Race”、
ジュリア・マイケルズが歌う第2エンドソング”In This Place”、
青山テルマが歌う日本盤ボーナストラック2曲が入ってます。
合計35曲。

今回の仕事はいつも以上にハードでした。。

 

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『キングスマン:ゴールデン・サークル』の音楽はキレッキレ&コッテコテだったの巻

新年一発目の映画は『キングスマン:ゴールデン・サークル』(17)でした。
正月ボケしたアタマをスッキリさせるにはちょうどいい映画でしたね~。
前作も相当ハデにやらかしてキレッキレでしたが、
今回は良くも悪くも過激な表現のリミッターを解除して、半ばヤケクソ気味にやりたい放題ヤッてしまった感じ。

個人的には前作の方がスタイリッシュかつテンポよく話がまとまっていて好きなのですが、『ゴールデン・サークル』も予想よりはいい出来でした。
少なくとも前作の良かった要素を全部ダメにしてしまった『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』(13)とはだいぶ違うかなと
やっぱりマシュー・ヴォーン自ら監督すると同じ続編でもクオリティが違うなと実感した次第です。

で、『キングスマン』といえば音楽も最高なわけですが、
前作『キングスマン』(15)の音楽が”キレッキレ”だったとすれば、
今回の『ゴールデン・サークル』は“キレッキレのコッテコテ”という感じでした。

 

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『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの追加音楽を手掛けてきた作曲家たち

エイベックス様からのご依頼で、
『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(17)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂いたわけですが、
映画も大ヒット上映中だし、
もう少し『パイレーツ・オブ・カリビアン』の音楽について何か書いてみようかなと思ったのでまた書きます。
今回は字数の都合でライナーノーツに書けなかったネタ、
追加音楽(=Additional Music)を担当してきた作曲家を振り返ってみようかなと。

 

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『マネーモンスター』の作曲家交代は正解だったのかもしれないという話。

money monster

先日『マネーモンスター』(16)を観にイオンシネマ名取まで行ってきました。
仕事場からイオンモール名取まで、仙山線と東北本線・仙台空港行きを乗り継いで約40分、杜せきのした駅まで片道の交通費が490円というなかなか面倒な場所でした。。

一般料金の日に映画を観ようものなら交通費と映画代で2,800円するわけで、月曜日の1,100円デーに行ってきた次第です。

 

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『JASON BOURNE』の音楽がジョン・パウエル&デヴィッド・バックリーに決まったらしいので…

jason-bourne-poster

アイデンティティーとスプレマシー、
アルティメイタムの三部作で完結したはずの『ジェイソン・ボーン』シリーズですが、
こんな大ヒットコンテンツをハリウッドが簡単に終わらせるはずもなく、
『JASON BOURNE』(16)として再始動することになりました。

まぁ続編を作るにあたってストーリー的にも無理がない脚本が出来て、
ポール・グリーングラス監督もマット・デイモンもやる気になったので、
それぞれの思惑が一致してのシリーズ復活ということなのでしょう。

なおジェレミー・レナー主演の番外編『ボーン・レガシー』(12)も続編を作る予定はある…らしいです、一応。

 

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