『地獄の7人』のQuartet Records盤サントラを購入した話

先週、某ショップで予約注文していた『地獄の7人』(83)のサントラ盤が届きました。
スコア作曲はジェームズ・ホーナー。

10年くらい前にIntradaからサントラが発売されましたが、当時の自分はこの映画を観る機会に恵まれなかったので購入をスルーしておりました。その後Intrada盤は割とすぐに完売になってしまったらしいです。

数年前にNHK BSシネマで放送があったときにやっと本編を鑑賞できたので、それじゃあこのタイミングでQuartet Recordsから再発売になったサントラ盤も買おうかなと思ったのでした。

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ちなみに今回のQuartet盤はボーナストラックが4曲追加され、収録時間がIntrada盤より12分ほど増えていました。収録時間は64分くらい。レイ・ケネディの歌曲”Brothers In The Night”はQuartet盤にもちゃんと収録しています。

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『スニーカーズ』2枚組拡張盤サントラを購入。ジェームズ・ホーナー流ミニマル・ミュージックを味わう。

La-La Land Recordsから発売になった『スニーカーズ』(92)の2枚組拡張盤サントラを買いました。今年続々と拡張盤サントラが発売されたジェームズ・ホーナー作品のひとつです。

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『スニーカーズ』の頃の自分はまだ中学生。パソコン雑誌「ログイン」に幸宏さんのインタビュー記事(アルバム「Heart of Hurt」のリリース告知とWOWOWの番組「アトムの気持ち」の宣伝を兼ねたもの)が載っていたので、当時パソコン音痴だったくせに雑誌を買ってきて、そのインタビュー記事の裏のページを見たら『スニーカーズ』が紹介されていたのでした。

「なんでそんなこと細かく憶えてるんだ」と言われそうですが、実はそのインタビュー記事のページを切り抜いて保存しているからです

当時の自分は(今もですが)パソコンにあまり詳しくなかったので、「この映画を観ても面白さがよく分からないんじゃないかな」と思って鑑賞を見送ってしまいました。ちなみにログインのライターさんが書いたレビューによると、

「主人公側の貧乏軍団はIBMのコンパチでただのDOSだし、悪いヤツのほうは金持ちだからかMS-Windowsだもんね。コレって絶対わざと差別化してるよね。監督が結構コンピューターのことを分かって使っている気がしたなあ」

…だそうです。当時の自分にはちんぷんかんぷんでしたが。

で、時は流れて高校生の頃に衛星の映画チャンネルで『スニーカーズ』を放送していたので観てみたら、コンピューターに詳しくなくても充分楽しめる内容だったことを知ったのでした。
劇中、ロバート・レッドフォードがドアを蹴破って開けたシーンを観て「あ、そういう映画だったんだ」と思ったものです。スリラーと言いつつ結構コミカルなシーンがある。
ハッカーがハイテクを使いまくって難関突破するタイプの映画というよりも、ローテクな手段もいろいろ使って相手を嵌める『スパイ大作戦』系の内容だったんだなと。

そんな感じで遅ればせながら『スニーカーズ』の面白さに気づいたわけですが、その頃にはサントラ盤を買おうと思っても店頭ではすっかり見かけなくなっていたのでした。

だから今回の拡張盤は予約注文して買いました。
今回サントラを買い逃したら、もう次はないだろうと思ったので。
長年購入を諦めていたサントラが手に入って、喜びもひとしおです。

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ジェームズ・ホーナーの旧作サントラをいろいろ購入した話(『48時間』『48時間PART2 帰って来たふたり』『不法侵入』)

先日午後のロードショーで『コマンドー』(85)の放送があった頃、「そういえばジェームズ・ホーナーの初期作品でまだ買ってないタイトルがあったな」と思い、この機会に「気になってたけど諸般の事情で購入を先送っていたサントラ」をまとめ買いしました。

その1:『48時間』(82)拡張盤サントラ

Intradaから昨年発売になっていた『48時間』の拡張盤サントラ。
本編で使われたホーナーのスコア9曲のほかにザ・バスボーイズの歌曲が4曲、スコアの別バージョン3曲、アイラ・ニューボーンの”Torchy’s Boogie”、ラルフ・グリーソンの”Saratoga Blues”を収録した全18曲。収録時間58分45秒。

ちなみにこちらのサントラは『タイタニック』(97)の25周年3Dリマスター上映があった頃に買いました。

アクションコメディということで、ホーナーもどのようにしてスコアに”コメディ”の雰囲気を出すか工夫したらしい。その結果、オーケストラにジャズ/フュージョン系のサックスとリズム、スティールパンの演奏を加えた独特な音楽が出来上がったのでした。
メインテーマのソプラノサックスの旋律と、太くうねるグルーヴ感のあるベースがなかなかよい感じ。都会が舞台のアクションでスティールパンがペンペン鳴るという奇妙な音楽が面白い。『コマンドー』の原点的な作品とも言えるでしょう。あとザ・バスボーイズのロックンロール調の歌曲がノリノリで良かったです。

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1980年代~1990年代のケビン・コスナー主演作のサントラ盤をいろいろ買った話(『リベンジ』『フィールド・オブ・ドリームス』『追いつめられて』)

連休中、実家の母が「久しぶりにケビン・コスナーの『リベンジ』(90)を観たくなった」と言ってきました。
そういえば自分もこの映画を久しく観ていなかったなと思い、実家にDVDを送る前に本編を鑑賞したところ、「見応えのある復讐と因果のドラマだなぁ」とのめり込んで観てしまった次第です。

トニー・スコットというと「『トップガン』(86)の監督」というイメージですが、あれはどちらかと言えば「ジェリー・ブラッカイマーの映画」であって、誰が監督してもああいう感じの内容になったのではないかと思います(室内の陰影のある映像がスコット兄弟っぽいな、という程度で)。
のちの『トゥルー・ロマンス』(93)や『マイ・ボディガード』(04)などを観ると、トニー・スコット”らしさ”が出ているのはむしろ『リベンジ』のほうだった気がします。

…とまぁそんなわけで本編を観ていたらジャック・ニッチェの音楽が耳に残ったので、何年か前にスコア盤が発売になっていたことを思い出し、買えるかどうか調べてみたら幸いまだ在庫がありました。もちろん、すぐさま購入しました。

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『リベンジ』の音楽は、物語の舞台であるメキシコの雰囲気を内包したシンセスコア。
パンパイプのような音色が聞こえますが、おそらくサンプリング音源ではないかと。
愛のテーマの流麗なメロディに心を奪われます(ちょっと『ナイルの宝石』(85)の愛のテーマっぽくもある)。ギター演奏は名手トミー・テデスコでした。

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BANGER!!!コラムの補足/『フリードキン・アンカット』を見て分かってきたフリードキン監督の為人(ひととなり)

フリードキン・アンカット(Amazonプライムビデオ)

先日、BANGER!!!でウィリアム・フリードキン監督作品の音楽についてコラムを書きました。

鬼才、それとも奇人? 孤高の映画監督ウィリアム・フリードキンの音楽世界を『恐怖の報酬』ほか代表作から振り返る
https://www.banger.jp/movie/65959/

今月のBANGER!!!でなにを書こうかなと思っていたのですが、ムービープラスで『恐怖の報酬 【オリジナル完全版】』(77)とドキュメンタリー『フリードキン・アンカット』(18)の放送があるし、自分もフリードキン監督作のサントラを8種類くらい持っていたので、せっかくだからこの機会に音楽についてなにか書くかと思った次第です。

大体のことはBANGER!!!で書いたのですが、字数の都合や話の趣旨から逸れるので書けなかったネタがいくつかあったので、当方のブログで少し補足させて頂きます。

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