『ファーゴ』の音楽にはなぜスカンジナビア民謡の要素が含まれているのか

Filmarksの1990年代名作上映「Filmarks 90’s」企画の第13弾で、今週末から『ファーゴ』(96)の上映が始まるとのこと。

『ファーゴ』は自分が本格的にコーエン兄弟の映画を観た最初の作品だった気がします。
コーエン兄弟が「一風変わった映画を撮ることで定評のある監督」という情報は以前から聞いていたし、『バートン・フィンク』(92)も衛星放送か何かでチラッと観たことがあったけれども(当時の自分はまだ若く、映画を観てもわけが分からなかった)、きちんと映画館へ観に行って、コーエン兄弟の”妙味”を理解して観ることができた作品となると、『ファーゴ』が初ということになります。

そしてカーター・バーウェルの音楽にハマるきっかけとなった作品でもあります。

映画館で『ファーゴ』を観たとき、どこか民俗音楽調で哀愁漂うメロディのメインテーマを聴いて、一気に物語の世界に引き込まれました。
「サントラ盤が出ているならぜひ買いたい」と思ったものの、いまのようにインターネットでリリース情報が簡単に調べられる時代ではなかったので、まずサントラが出ているか出ていないのかもよく分からなかった。仮にリリースされていたとしても、田舎のレコードショップではまず買えないだろうと思っていました。

結局東京に遊びに行ったとき、タワーレコード渋谷店のサントラコーナーで運よく製品を見かけて手に入れることができたのでした。

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