
坂本龍一の映画音楽作品でも語られる機会の少ない映画『侍女の物語』(90)のサントラ盤がリマスタリングを施されて再発売になりました。
The Handmaid’s Tale Original Motion Picture Soundtrack <限定盤> – TOWER RECORDS
オリジナル・サウンドトラック 侍女の物語(輸入盤・国内流通仕様) – TOWER RECORDS
【輸入盤国内品番】侍女の物語(サウンドトラック)- amazon
先頃こちらのブログで旧サントラ盤をご紹介したとき、「こんなマイナーというかマニアックな映画のサントラ盤は再販されないだろう」と思っていたのですが、世の中分からないものです。まあ、いわゆる教授作品の「追悼商法」という感じなのかもしれませんが…。
音楽については以前のブログでご紹介済みということで、今回はリマスター版サントラの概要を簡単にご紹介したいと思います。
今回のリマスター版における最大の変更点は曲のトラック分けかと思います。

当時GNP Crescendo Recordsから発売になった旧・輸入盤サントラは、教授の劇伴が「組曲形式で全2曲」という形で収録されていましたが(2曲というのはレコードのA面/B面を意識したものと考えられます)、国内盤は27曲にトラック分けされていました。

そして今回Dragon’s Domain Recordsから発売されたリマスター版はどうなったかというと、全17曲にトラック分けされていました。
……10曲少ない?
当方もトラックリストを見たとき「え?」と思いましたが、これはいくつかの短い曲をひとつに繋げて1トラックにしているためです。
例えば旧盤だと「On The Bus」と「Old Hundredth」と「Nocturno」は独立した劇伴として3曲となっていますが、今回のリマスター版だと「On The Bus/Old Hundredth/Nocturno」が3つ繋がって1曲となっています。こういう曲編集をしているので、トラック数が10曲分減ったと。
ああ、なるほど。こうやってトラック分けをいじったから、Music Center for PCにサントラを取り込んだときGracenoteが旧盤のデータを検索で引っ張ってこなかったんだなと納得した次第です。

そんなわけでトラック数は減りましたが、曲の収録時間は旧盤と一緒です。
ボーナストラックなどもなし。
目立った違いはブックレットに教授の写真が一枚載ったぐらいかな。
教授は既に亡くなられましたので、新規インタビューなどもありません。
この映画の音楽について語る機会は晩年もあまりなかった模様。
さて音質はどうなのかと申しますと、これは断然旧盤よりもよくなっていると思います。
まあ旧盤はレコード/カセットテープからCDへの転換期に発売されたサントラでしたので、「そりゃリマスタリングでいい音になってるよね」という感じ。
『侍女の物語』は長らく入手困難になっていた教授のサントラでしたが、ランブリング・レコーズさんから輸入盤国内流通仕様でもリリースになったので、当面は買いやすくなったと思います。
しかしあくまで”当面は”なので、1年くらいしたら在庫なしになって再び買えなくなりそうな気もします(プレス枚数もそれほど多くないだろうし)。
そんなわけで、容易に買えるうちに買っておくのが吉かと思います。
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