GAMER (映画について)

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『アドレナリン』(06)で注目されたエクストリーム系ゲーム脳監督コンビ、マーク・ネヴェルダイン&ブライアン・テイラーの新作映画。遅ればせながらDVDを借りて観た。

「囚人が生死を懸けたゲームに参加させられる」というストーリーで、話のノリとしてはシュワルツェネッガーの『バトルランナー』(87)とほとんど同じ。異なる点は「生死を懸けたゲーム」がTV番組でなくオンラインゲームである事と、囚人は自分の意志でも動けるけれども、ある程度はゲームプレーヤーに操作されるようになっているという事。あとはネヴェルダイン&テイラーの映画なので、エログロ描写が『バトルランナー』なんかの比じゃない事。

それにしても、『スレイヤーズ』で死刑囚がバトルゲーム30回勝ち抜きで釈放なのはまだいいとして、一般囚が一定の動作しかできない障害物キャラ(道路を往復するだけとか、バイクに乗ってウロウロするだけとか)で銃撃戦のど真ん中に放り込まれるのは扱いがヒドい気がする。その代わり1ゲームだけ生き残れば釈放って設定だったと思うけど、あの状況じゃまず生き残れないでしょ。

この映画、ヴィジュアル・デザインをyU+co.(『300』(06)とか『ダレン・シャン』(09)のタイトルデザインを手掛けたチーム)が担当しているので、『スレイヤーズ』の画面表示とか、セカンドライフチックな『ソサイエティー』のヴィジュアルは割とスタイリッシュにまとまってます。見所はそれぐらいかな・・・。ハッキリ言って中身はカラッポなので。


その割にキャストはムダに豪華で、主人公のわけあり最強死刑囚ケーブル/ジョン・ティルマンにジェラルド・バトラー、ケーブルを操るゲームプレーヤーのサイモン役が『3時10分、決断の時』(07)のローガン・ラーマン、地下組織『ヒューマンズ』のメンバーにリュダクリス、アリソン・ローマン、アーロン・ヨー、ケーブルの薄幸な美人妻に『トランスポーター2』(05)のアンバー・ヴァレッタ、あっけなく死ぬ一般囚フリーク役にジョン・レグイザモ、サイモンを尋問する警部(?)役に『プラトーン』(86)のキース・デヴィッド、ケーブルを狙う極悪囚人ハックマン役に『エクスペンダブルズ』(10)のテリー・クルーズ(この人のドヤ顔は、もはや出オチ芸人級の破壊力)、低俗そうなTVショーの司会者役にキラ・セジウィックといった布陣。

中でも出色なのは、『スレイヤーズ』『ソサイエティー』のクリエイター、悪党ケン・キャッスルを演じたマイケル・C・ホール。映画の終盤、サミー・デイビスJr.の”I’ve Got You Under My Skin”に合わせてクネクネ踊るイカレっぷりとか、いちいち憎ったらしい雰囲気とか、『デクスター / 警察官は殺人鬼』のファンなら一見の価値アリかも。

あと、チョイ役で『HEROES』のマイロ・ヴィンティミリアと『デス・プルーフ in グラインドハウス』(07)のゾーイ・ベルが出ているので、気になる方は本編で探してみて下さい。

キャストについて書いたら長くなったので、音楽についてはまた次回。
(2回に分けて書くほどの映画じゃない気もするけど)

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