ハリウッド映画音楽界での女性作曲家の活躍に期待したい、というお話。

明日はいよいよ第89回アカデミー賞授賞式ということで、
昨年末あたりから作曲賞ノミネート作品のサントラ盤を買いそろえていたのですが、
先日『ジャッキー/ファーストレディー 最後の使命』(16)のサントラ盤を購入して、
候補作品フルコンプとなりました。

『ジャッキー』は従来の伝記映画の音楽とはひと味違うサウンドで面白いのですが、
ワタクシ的にはレスリー・バーバーの『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(16)の方が好みの音でして、
こちらはアカデミー賞にノミネートされずちょっと残念だったのですが、
サントラ盤の曲目を見て何となくその理由が分かりました。

恐らく「楽曲の中で既存のクラシック曲の占める割合が多いから」ということなのでしょう。
でもなぁ、だからといってバーバーの音楽がノミネートに値しないと判断するのはちょっと違うのではないかなぁ、と思ったりもするのですが…。

まあそれはさておき――

 

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