『ブルー・プラネットII』のサントラ盤を聴いて思ったこと→近年のハンス・ジマーはドキュメンタリー音楽が面白い。

ランブリング・レコーズ様のご依頼で、BBC製作の海洋ドキュメンタリー『ブルー・プラネット』シリーズ(01,17)の日本版サントラ盤に音楽解説を書かせて頂きました。
音楽担当は第1作がジョージ・フェントンで、第2作がハンス・ジマーとジェイコブ・シェイ、デヴィッド・フレミングの三人。

『ブルー・プラネットII』オリジナル・サウンドトラック(amazon)
『ブルー・プラネットII』オリジナル・サウンドトラック(TOWER RECORDS)

順番的には第1作からご紹介すべきなのでしょうけれども、ジマー作品ということで注目度が高そうな第2作のサントラからご紹介させて頂きます。

ジマーさんは2013年にブリーディング・フィンガーズ・ミュージックを設立して以来、ドキュメンタリー番組/映画の音楽も積極的に作曲するようになりました。
「ジマーの音楽制作会社といえばリモート・コントロール・プロダクションズだろ」と思われるでしょうが、ブリーディング・フィンガーズ・ミュージックはRCPともまた少し違う会社です。そのあたりはサントラ盤の差込解説書にざっくり書かせて頂いたので是非ご一読下さい。
レストランとかで例えると、ブリーディング・フィンガーズ・ミュージックは「支配人ハンス・ジマー、総料理長ジェイコブ・シェイ」という感じなのかな。ちょっと違う気もしますが。

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