『リービング・ラスベガス』のサントラに曲を追加して曲順を変えてみた

『マッシブ・タレント』(22)日本版公式ツイッターアカウントさんが実施していた「MyBestニコケイ」の投稿で『リービング・ラスベガス』(95)についてツイートした時、久々に映画本編を鑑賞しました。
詳細なネタを含むツイートをするにあたって、うろおぼえの情報ではなく、きちんと精査した内容を投稿しようと思い、きちんと映画本編を観て、サントラ盤のブックレットもしっかり読み直したというわけです。

当然サントラ盤もざっくり聴いてからツイートしたのですが、久々にアルバムを聴いて「やっぱりいいサントラだな」と再認識しました。そして長年ほったらかしにしていたアルバム未収録曲の追加作業を行うことにした次第です。

そのアルバム未収録曲というのが、マイケル・マクドナルドによるジャッキー・ウィルソンのカヴァー”Lonely Treadrops”
マイク・フィギス監督の友人でもあるスティングがタダ同然で提供したジャズ・スタンダードのカヴァー3曲と、ドン・ヘンリーがカヴァーした”Come Rain or Come Shine”、ザ・パラディノスの”I Won’t Be Going South For A While”、ニコケイが即興的に歌った”Ridiculous”は収録しているものの、この曲だけアルバムに入っていませんでした。

ワタクシこの映画のサントラは1990年代当時もよく聴いていたのですが、その頃はインターネットもやっていなかったので、”Lonely Teardrops”が何のアルバムに収録されているか分からず、CDで聴くのは諦めておりました。そして現在に至るまでサントラに曲を補完する作業を怠っていたのでありました。

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最近買ったサントラ盤(『スリーピー・ホロウ』4枚組エクスパンデッド盤/『背徳の囁き』)

『スリーピー・ホロウ』4枚組エクスパンデッド版サウンドトラック(TOWER RECORDS)

先頃『スリーピー・ホロウ』(99)のCD4枚組長尺盤と『背徳の囁き』(90)のサントラ盤を買いました。前者はIntrada、後者はLa-La Land Recordsからのリリース。

『スリーピー・ホロウ』は劇場公開当時発売になったサントラ(通常盤)も収録時間が68分くらいあって、音楽の分量が多い映画という印象はありましたが、エクスパンデッド盤がCD4枚組になるとは思わなかった。

気になるディスクの内訳はと申しますと、
Disc 1に通常盤の内容をまるまる収録(68分)。
Disc 2に実際に映画で使用されたバージョンのスコアを収録(74分)。
Disc 3にDisc 2に収まりきらなかったスコアの残りと別バージョンのスコア(51分)。
Disc 4に別バージョンのスコアの残り全部(66分)。

…という内容でして、合計の収録時間が4時間近くの大ボリュームです。


『スリーピー・ホロウ』はバートン×エルフマンのタッグ作品の中でも個人的にかなり好きな作品で、エルフマンの来日公演でご本人にお会い出来た時も、このサントラにサインを頂いたくらいです。
当時、映画雑誌かなにかで「音楽が大げさ」とか批評されてた記憶がありますが、この映画はハマー・フィルム・プロダクションのスタイルを意識して作られているから、音楽もあの時代の雰囲気に寄せた結果このようなスコアになったわけで、そういう意味では狙い通りのサウンドに仕上がっているのだとワタクシは考えています。
長尺盤を手に入れたので、サイン入りサントラ盤のほうは保存版として大事に保管したいと思います。

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