『ジョン・ウィック』の日本公開は10月だけど、それまでサントラ盤を聴いてじっと待ちましょうの巻

john_wick

「何だかこの映画スゴいらしいぜ?」

…と予告編映像が流れた段階から話題沸騰だった、
キアヌ・リーヴス主演最新作『ジョン・ウィック』(14)。
日本版オフィシャルサイトは http://johnwick.jp/

本国ではもう続編製作の話も出てるというのに、
日本では肝心の1作目の公開が10月という状態で、
何でそんなに待たるんだよぉぉぉ」という感じなのですが、
(ちゃんと劇場公開してくれるのは大変ありがたいのですが)
サントラ盤は3月末にランブリング・レコーズさんから国内盤がリリースされました。

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新年のごあいさつ&2014年 個人的に印象に残ったサントラ盤7選

jack ryan

新年あけましておめでとうございます。
大晦日は『ゲームセンターCX』を延々見ながら、
HGUC ジェガンJ型を作っていたら年が明けました。
今は『ゲームセンターCX』のクレイジー・クライマーの回を見ています。

さて映画音楽物書きである以上、
何か2014年を総括するようなサントラネタを書こうと思ったのですが、
フツーに「2014年のサントラトップ10」とかやってもツマラナイので、
個人的に印象に残った作品を挙げていきたいなーと思います。

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タイラー・ベイツのスコアも聴いて下さい! 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のサウンドトラック

guardians of the galaxy

先日『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(14)を観てきました。
いやーなかなかの映画でございました。
グルートがあんなカワイイ奴だとは思いませんでしたねー。
そっち系のキャラはアライグマのロケットが担当かと思ってましたが、
グルートのつぶらな瞳に胸キュンです。

映画冒頭の少年時代のピーターと病床の母との別れのシーン。
普通ならしんみりとする所なのですが、
ピーターのおじいちゃん役がグレッグ・ヘンリーで大笑い。
この人、ジェームズ・ガン監督やブライアン・デ・パルマ監督の常連俳優でして、
『スリザー』(06)の町長さんとか『スーパー!』(10)の刑事役、
デ・パルマ映画だと『ボディ・ダブル』(84)とか『ファム・ファタール』(02)に出てますね。
一番有名なのは『ペイバック』(99)かなー。
あの「ハバ・ハバ」とか言ってた裏切り者の悪党。
イカツイ顔でなかなか面白い芝居をする人です。

そして『スリザー』のカール博士の電話の声、
『スーパー!』の神の声に続いて、
今回もロブ・ゾンビが声の出演をしているのも見逃せない。
ちなみに今回はラヴェジャーズのナビゲーター役でした。
いっそのことラヴェジャーズの仲間役で出演すればよかったのにとも思いますが(違和感ないし)。

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こういう形でオリジナルの”O-O-H Child”が聴けるとは思わなかった…の巻

awesome mix vol1

近日中に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(14)を観る予定なので、
予習のためサントラ盤を先に購入。
ワタクシは歌モノだけでなくタイラー・ベイツのオリジナル・スコアにも興味があるので、
CD2枚組の「Guardian of The Galaxy: Delux」を買いました。

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マシュー・マコノヒーのダークサイドが炸裂する怪作『キラー・スナイパー(原題:KILLER JOE)』

killer_joe

ウィリアム・フリードキン監督が放つ異色スリラー『KILLER JOE』(12)が、
『キラー・スナイパー』なる珍妙な邦題でDVDスルー。

この映画、スナイパーなんか出て来ません。
タイトルロールの悪徳警官ジョー(マシュー・マコノヒー)も狙撃銃なんか持たないし、
そもそもガンアクション・シーンもありません。

多くの人が「何でこんな邦題になったんだよ!」と憤慨している事と思いますが、
たぶん配給会社が、
「何か地味な映画だから、タイトルを”キラー・スナイパー”にして、
アクション映画と間違えて借りられるようにしてしまえ」
…と考えたのではないかと思われます。

ちなみに『KILLER JOE』は、トレイシー・レッツ(『BUG/バグ』(06)の原作者)の戯曲を映画化した作品です。
観ていて「地味」と思ったら、それは「舞台劇が原作だから」という事なので念のため。

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