映画『ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』のサントラ盤にあの曲・この曲を補完しよう!の巻

shaun the sheep

というわけで前回に引き続き、
『映画 ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』(15)の音楽についてのお話です。

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主題歌収録してます!『映画 ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』のサントラ盤

サントラ盤にはアイラン・エシュケリのオリジナル・スコアのほかに、
エシュケリ書き下ろしのボーカルナンバーを4曲収録しているのですが、
劇中では既存のポップ・ミュージックを他にも9曲くらい使っておりまして、
まぁそちらは権利の都合でサントラ盤には入れられなかったと。
しかしあの場面で使われたのは誰の何という曲なのか気になる方もいるかと思いまして、
ワタクシ試写の際にエンドクレジットで確認して参りました。
なのでとりあえず当方で確認できたものだけでもリストアップしていこうと思います。

まず牧場主のいなくなった家の中で、
いたずらブタトリオがノリノリで聴いていた曲。
これプライマル・スクリームの「Rocks」でした。

そして動物捕獲人トランパーがカーラジオで聴いていた曲は、
M Peopleの「Search for The Hero」。
どうもヒーロー願望があるらしいトランパーの性格を暗示した曲ではないかと。

で、そのトランパーが動物収容センターの警備室で、
マイウェポンの捕獲マジックハンドでポーズをキメて悦に浸っているシーンで流れるのは、
George Thorogood and The Destroyersの「Bad to The Born」。
これはもうこのまんまですね。「トランパーはワル」であると。
『ターミネーター2』(90)でも使われてた曲です。

劇中で物語のキーポイントとなる大都会のヘアサロン。
店内BGMはJohn Matthews & Stuart Bruceの「Strange Adagio for Barbers」でした。
サミュエル・バーバーと床屋(バーバー)、
さらに”Baa”というひつじの鳴き声をかけたトリプルミーニングのダジャレ選曲。
果たして何人の観客がこのネタに気づくのか…
「分かる人だけ笑って下さい」という感じでしょうか。

そしてその大都会のヘアサロンで、
記憶喪失になった牧場主が考案(?)した「ひつじ風ヘアカット」が大ウケになったシーン。
バックに流れるのはキッド・クレオール&ザ・ココナッツの「I’m a Wonderful Thing, Baby」。

ヘアサロンで牧場主と再会するも、
記憶喪失でショーンたちを認識できず店内から追い出され、
傷心のまま大都会で路頭に迷うショーンと仲間たち。
そんなもの悲しいシーンでしんみりと流れてくるのがフー・ファイターズの「Home」。
この曲の挿入タイミングはなかなか絶妙でした。

映画の終盤、
牧場主が帰ってきたことを知ったいたずらブタトリオが、
散らかった部屋を大あわてで掃除するシーンで流れていたのは、
マッドネスの「House of Fun」。
前述のプライマル・スクリームも含めて、
このブタたちの選曲センスはなかなかいい。
(状況的にマッドネスの曲は特に選んで聴いていたわけではないと思うけど)

…と、まぁこれらの曲を自分なりの方法で補完して頂ければ、
『ひつじのショーン』のサントラ盤がよりパーフェクトな形になるのではないかと。
是非トライしてみて下さい。

 

ちなみに今回の映画の悪役キャラ・動物捕獲人のスタンパーですが、
声を担当しているのはイギリス在住のイラン系コメディアンのオミッド・ジャリーリです。

Omid_Djalili

『グラディエーター』(00)の奴隷商人の役とか、
『ハムナプトラ 失われた砂漠の都』(99)でスカラベに体内をはい回られたカイロ刑務所長を演じていたあの人。
まぁ声の出演と言っても、
「アイヤヤヤァーーッ!」(怒声)とか「ハッハァーーン」(余裕の笑い)とか、
「アウゥ?」(疑問)など”言葉にならない声”を発するだけなのですが、
喋ってナンボのコメディアンにあえてセリフを喋らせないアードマンの「作品のイメージを大切に」精神と、
「言葉に頼らなくても感情表現してやるぜ!」とそれに応えたジャリーリの芸人魂が素晴らしいですね。

『映画 ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』オリジナル・サウンドトラック
音楽:アイラン・エシュケリ
レーベル:Rambling Records
品番:RBCP-2910
発売日:2015/07/15
価格:2,400円(+税)

 

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