『バッドボーイズ』30周年記念拡張版サントラを旧盤と比較しつつ聴いてみる

前回のブログで書いたとおり、La-La Land Recordsから2,000枚限定で発売になった『バッドボーイズ2バッド』(03)と『バッドボーイズ』(95)の拡張版サントラを買いました。

【輸入盤国内品番】 バッドボーイズ 2バッド サウンドトラックアルバム(オリジナル・スコア) – amazon
【輸入盤国内品番】 バッドボーイズ(公開30周年記念 2枚組リマスター拡張版サウンドトラックアルバム) – amazon

オリジナル・サウンドトラック バッドボーイズ2バッド<輸入盤国内品番> – TOWER RECORDS
Bad Boys II Original Motion Picture Score<限定盤> – TOWER RECORDS
オリジナル・サウンドトラック バッドボーイズ(公開30周年記念 リマスター拡張版サウンドトラックアルバム) – TOWER RECORDS
Bad Boys Original Motion Picture Score (30th Anniversary Expanded Edition) – TOWER RECORDS

今回はシリーズ第1作のほうのスコア盤サントラをご紹介したいと思います。

Bad Boys (Original Motion Picture Score) [Expanded Edition] – amazon music

『バッドボーイズ』のマーク・マンシーナのスコアアルバムは2007年にLa-La Land Recordsから3,000枚限定で発売になっていて、マンシーナの劇伴も27曲収録されていてトータルタイム70分という盛りだくさんな内容だったため、「それなら今回の30周年記念盤は購入を見送ってもいいのではないか?(値段が高いし)」と思いました。

しかしLa-La Landの製品紹介によると、

2007年にLa-La Landから発売された『バッドボーイズ』のスコアアルバム盤は、当時入手可能だった音源素材の制約により、収録曲の一部がモノラル音源となっていました。
今回初めて完全なステレオ音源としてリリースされ、全面的にリマスターされて収録曲も拡充され、2枚組CDで音質と収録内容の両面で大幅なアップグレードが図られており、マンシーナの作品が持つ輝きを存分に堪能できるようになりました!

…などと書いてあったため、「だったらやっぱり買わないとダメだな」となったのでした。

そうか…旧盤は一部の収録曲がモノラル音源だったのか…。
なんか、いままであまり気にしないでアルバムを聴いてました。

というか、旧盤はウィル・スミスとマーティン・ローレンスの写真が不自然な感じで全くなかったという事実のほうがよほど気になりました。ああ、やっぱりあれも顔写真の使用許可が下りなかったんだな…と確信した次第。

さて今回の収録曲がどうなっているかというと、”Score Presentation”(映画本編で使用された劇伴)の分量は旧盤とあまり変わりありません。
1, 2曲ぐらい増えているようですが、劇伴の繋げ方や切り方が旧盤と微妙に変わっているので、ボーナストラックを抜いたトラック数は、旧盤より1つ増えた27曲。収録時間も67分弱だから旧盤とあまり変わりありません(下の写真が旧盤です)。

そのかわり、Disc 2にボーナストラックとしてデモバージョンや別バージョン、テーマ曲のリミックスバージョンなどを14曲収録。これでCD2枚組になっております。

劇伴の別バージョンにあまり魅力を感じない人(当方も割とそのクチ)にとっては、9,000円弱という価格は割高に思えるかもしれません。でも旧盤でモノラル音源だった曲がステレオ音源になっているのは大きいですよね…。

続編同様、シリーズ第1作から結構派手な劇伴を聴かせてくれていますが、マンシーナの『スピード』(94)の音楽が気に入られて抜擢されただけあって、しっかりと耳に残るメロディを聴かせてくれているのが嬉しい。アクションシーンでの劇伴の畳み掛け方なんかはかなり『スピード』っぽいです。製作陣からも「『スピード』っぽい感じで頼むよ」とリクエストされていたのかもしれません。

ちなみにマンシーナは本作の音楽で「物語の舞台であるマイアミの雰囲気をいかにして劇伴で表現するか?」と考えた結果、レゲエのテイストを取り入れたのだとか。
そしてメインテーマのギターリフをいい塩梅にファンキーな感じで弾くことができなかったので、Mr. ミスターのスティーヴ・ファリスに頼んで弾いてもらったのだとか。その話は今日の今日まで知らなかった。

ブックレットにはマンシーナとニック・グレニー=スミスとインタビュアーの鼎談が載っているので、英和辞典片手に読んでみると面白いと思います。
『ザ・ロック』(96)もそうでしたが、ニック・グレニー=スミスはこの映画でも追加音楽の作曲家として結構貢献してます。縁の下の力持ちというやつでしょうか。

せっかく第1作でレゲエのテイストを取り入れた劇伴で手ごたえを感じたのに、続編でよりヒップホップ寄せたサウンドを要求されたから、前回のブログで書いたような「クリエイティブ面での相違」が起きたということなのかもしれません。

そのあたりに注意して両作品のサントラを聴いてみると面白いと思います。

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