『カジノ』と『マイアミ・バイス』(2006年)の拡張版サントラとマッシヴ・アタックのベスト盤「COLLECTED」を自己編集したお話

コロナ禍におけるリスク回避のため、仙台七夕祭り開催期間中は極力外を出歩かないと決めていたので、長い在宅時間を利用して、『カジノ』(95)と『マイアミ・バイス』(06)のサントラ盤を拡張する作業に没頭しておりました。

今年の2月に『グッドフェローズ』(90)のサントラにアルバム未収録曲を追加して、自前で拡張版サントラを作ったら非常にいい感じだったので、ほかのサントラでもやってみようと思い立ったわけです。

先日twitterでもチラッと書きましたが、『カジノ』は劇中で60曲近く既製曲が使われていて、サントラ盤がCD2枚組31曲収録の大ボリュームでもまだ足りないという状態です。
自前で拡張版を作るにしても”完全版”はさすがに無理なので、「自分がサントラで聴きたかったけど収録されていなかった曲」に絞って未収録曲を追加することにしました。

その結果、ローリング・ストーンズの”Heart of Stone”、”(I Can’t Get No) Sasisfaction”、”Can’t You Hear Me Knocking”、”Gimme Shelter”、ディーヴォの”Whip It”などを追加するに留まりましたが、それでも個人的には満足度の高いサントラになりました。

マイアミ・バイス』のサントラ盤に関しては、かなり前に拡張版サントラを自作したのですが、その後『コラテラル』(04)のスコア盤を購入したので、劇中で使われたジェームズ・ニュートン・ハワードのスコア”Daniel”を追加したり、『ヒート』(95)のエリオット・ゴールデンサールのスコア”Fate Scraps”を追加したり、曲の並び順を変えたりしてブラッシュアップしました。
あとモービーの”Anthem”をどうにかして劇中で使われたバージョンに差し替えました。
サントラに収録されているのはアップテンポなクラブミュージック調のものでしたが、映画本編ではリズムトラックをなくしてスローテンポにした劇伴テイストのアレンジになっていたんですね。メロディは同じだけど曲から受ける雰囲気は全く違います。

オーディオスレイヴのアルバム「Revelations」から”Wide Awake”と”Shape of Things to Come”、Jay-Z / Linkin Parkのアルバム「Collision Course」から”Numb / Encore”をサントラに追加するだけでも充実感が増します。

そして先日棚の整理をしていたら、棚の奥からマッシヴ・アタックの2枚組ベスト盤「COLLECTED」を見つけて久々に聴いていたのですが、せっかくだから収録曲をちょっと自己編集しようかなと思って作業に着手しました。

…と申しますのも、ワタクシ「100th Window」の曲にはそれほど魅力を感じず(あれはマッシヴのアルバムというよりロバート・デル・ナジャとニール・ダヴィッジのプロジェクトという色合いが強いので)、それだったら自分の好きな2ndアルバム「Protection」の曲と差し替えようかなと思ったのでした。
そういうわけでDisc 1には”Wheather Storm”と”Heat Miser”、”Better Things”を追加。


アルバム未収録曲・レア音源を集めたDisc 2には、映画『ジャッカル』(97)のOP曲”Superpredators”とED曲”Dissolved Girl”、『ウェルカム・トゥ・サラエボ』(97)のサントラから”End Titles”を追加しました。”End Titles”はストリングス・アレンジがクレイグ・アームストロングなのも素晴らしいです。

こういう作業をやっていたら家にいても全く退屈しなかったので、お盆休み期間中もフラフラ外を出歩かず、いろいろサントラを自己編集して過ごそうかなと考えています。

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