個人的に思い出に残っているデヴィッド・ボウイの映画主題歌・挿入歌10選

david bowie

年末年始にちょっと時間があったので、
『グランド・セフト・オート サンアンドレアス』サントラ盤の補完作業をしていました。
前々からやろう、やろうと思っていたのですが、
面倒くさくて放置したままだったんですよね…。

で、まずはクラシック・ロック専門局「K-DST」のサントラを補完しようと思い、
iTunesやCDレンタルを駆使して、
TOTOのHold The Lineやトム・ペティのRunning Down A Dream、
ビリー・アイドルのWhite Weddingなどをせっせとコレクトしていったのですが、
その際にデヴィッド・ボウイのSomebody Up There Likes Meを久々に聴きまして、
改めてこの曲の良さを実感したのでした。

こんな作業をしてマッタリと新年を迎えた矢先に、
デヴィッド・ボウイの訃報を聞くことになるとは…。

新譜「★(ブラックスター)」の評判がいいみたいだったので、
「仕事が落ち着いたら買おうかな」と思っていたのですが、
追悼購入のリスナーが殺到して一時在庫切れになったそうで…。
完全に購入のタイミングを逸してしまいました。

 

ワタクシがデヴィッド・ボウイの音楽を聴くようになったのは、
映画のサントラがキッカケでした。
これまでいろんな映画のサントラでボウイの曲を聴いてきましたが、
その中でも特に思い出深い作品を選んでみました。
曲や映画への思い入れ、
そのサントラを手に入れた時の体験などを含めた”思い出深い”作品なので、
極めて私的な、独断と偏見で選んだリストになっておりますが、
その点は何卒ご了承下さい。

 

1. 『セブン』(95)
使用曲:The Heart’s Filthy Lesson
『セブン』のサントラにはボウイの曲もナイン・インチ・ネイルズの曲も入っていなくて、
CDショップを探し回ってマキシシングルを購入した思い出があります。
あの不気味なエンドクレジットにこの曲を使った音楽監督のセンスは素晴らしいと思う。

 

lost highway
2. 『ロスト・ハイウェイ』(97)
使用曲:I’m Deranged
サイコジェニック・フーガ映画『ロスト・ハイウェイ』のオープニングを飾った曲。
悪夢のスパイラルのような内容にピッタリな選曲でした。
サントラにはボウイの曲の他にもトレント・レズナーやビリー・コーガン、
マリリン・マンソン、ラムスタイン、バリー・アダムソンらのエッジィな曲を多数収録。
未だに時々聴きたくなる、中毒性の高いサントラです。

 

american psycho
3. 『アメリカン・サイコ』(00)
4. 『メメント』(00)
使用曲:Something In The Air
どちらの映画も「よくぞこの曲を選んで下さいました!」という感じのハマり具合。
『アメリカン・サイコ』の方はリミックス・バージョンが使われてました。
欲を言えば、『アメリカン・サイコ』のエンドクレジットはボウイの曲だけで締めてほしかった。
(確か他にもトムトム・クラブとかザ・キュアーの曲を使ってたので…)

 

falcon and snowman
5. 『コードネームはファルコン』(83)
使用曲:This is Not America
パット・メセニーとボウイの合作曲。
確かこの映画は90年代にスターチャンネルか何かで観て、
サントラを買おうと思ったら時期的に中途半端に古かったのでCDがどこにも置いてなくて、
中古CDショップを4、5件探し回ってやっと手に入れた思い出があります。
このサントラ、数年前からずっと自分のウォークマンに入ったままになってます。

 

stigmata
6. 『スティグマータ 聖痕』(99)
使用曲:The Pretty Things are Going to Hell
『エクソシスト』チックなオカルトスリラー…の割に、
チャンバワンバとかビリー・コーガンとかナタリー・インブルーリアとか、
サントラが妙にロックな感じだったのが印象的な作品。
ボウイの曲は確かクラブのシーンか何かで使われていた記憶があります。
オリジナル・スコアをエリア・クミラルとビリー・コーガンが作曲(分業制)していたので、
そのあたりに興味を持って購入したサントラでした。

 

life aquatic
7. 『ライフ・アクアティック』(04)
使用曲:Life on Mars, Queen Bitchほか
ウェス・アンダーソン監督の海洋コメディー映画。
サントラにはボウイの曲の他に、
セウ・ジョルジによるボウイの曲のポルトガル語カヴァーも多数収録。
(StarmanとかRebel Rebelとかいろいろ)
その他の収録曲もイギー・アンド・ザ・ストゥージズやゾンビーズ、スコット・ウォーカー、
オリジナル・スコア作曲はディーヴォのマーク・マザーズボーと寸分の隙もない選曲。

 

the ice storm
8. 『アイス・ストーム』(97)
使用曲:I Can’t Read
アン・リー監督の家族崩壊映画。
サントラ盤にマイケル・ダナのスコアが2曲しか入っていなくて、
(トラフィックやフランク・ザッパなど劇中使用曲のコンピ盤だった)
購入時は正直ちょっとガッカリしたのですが、
ボウイのI Can’t Read(ティン・マシーンの新録カヴァー)が収録されているので、
ずっと手元に置いておいたアルバムです。

 

we own the night
9. 『アンダーカヴァー』(07)
使用曲:Let’s Dance
『裏切り者』(00)の監督・主演トリオが再度顔を揃えたサスペンス映画。
ストーリーもヴォイチェック・キラールの音楽もすさまじく暗いのだけど、
映画の舞台が80年代で、
ホアキン・フェニックスがクラブ経営者という役柄なので、
クラブのシーンでブロンディーやボウイの曲が景気よくガンガン流れるわけです。
映画自体も割と好きだし、結構印象に残っている映画です。

 

GTA_kdst
10. 『グランド・セフト・オート サンアンドレアス』(04)
使用曲:Somebody Up There Likes Me
映画じゃなくてゲームのサントラですが、
ブログ冒頭に書いた「サントラ補完作業」で愛着が湧いたのでセレクトさせて頂きました。
この曲をBGMに夕方のサンアンドレアスを車でドライブすると最高に気持ちよかった。
サントラを買ってもボウイの曲は入っていないので、
彼のアルバム「ヤング・アメリカン」をお買い求め下さい。

 

ボウイの曲は比較的高確率でサントラ盤に収録されているのがありがたいですね。
ローリング・ストーンズの曲も映画では使われるけど、
サントラには収録されなかったりするので。
(レーベルがabkcoだと収録される場合が多い)
ボウイは映画のサントラにも一定の理解があったのかな、と思ったりもします。

あのボウイの独特な世界観を、
もっと映画のサントラで楽しみたかった…。
もちろん過去の名曲はこれからも映画で使われるでしょうけれども、
新曲を聴くことは出来なくなってしまったわけで、
それが悲しい。

 

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