JAMCAFEさんの5周年記念メニューを頂いてきたの巻

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仙台三越の近くにあるオサレなカフェ「JAMCAFE」さんが、
先日5周年を迎えました。

店主の山Gさんは「やっとスタート地点」とご謙遜されてましたが、
今から5年前の仙台といえば震災のあった年になるわけで、
立ち上げ当初はいろいろ大変だったのではないかと思うのです。
(自分も震災の年は本気でいろいろツラかったので)
だから「5年」といっても、
その他の時期の「5年」とは重みが違うのではないかと。
まぁワタクシはそのように感じているのです。

そんなわけで先日お祝いも兼ねて久々にランチ訪問したのですが、
期間限定で5周年記念メニューを提供中でした。

 

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ジャズ、ミニマリズム、エモーショナル…『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』の音楽を味わうの巻

trumbo

先日twitterではちょこっとお知らせ致しましたが、
ワタクシ『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』(15)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。

スコア作曲はセオドア・シャピロ。
(発音的にはShapiroは”シャパイロ”だと思いますが、映画のプレス資料に表記を統一しました)
『プラダを着た悪魔』(06)や『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』(08)など、
コメディ映画の音楽で名前を見かけることの多い作曲家…なのですが、
アメリカン・コメディは日本で劇場未公開のままDVDスルーになることが多いので、
多作な割に日本ではイマイチ知名度が低い方でもあります。
本作のジェイ・ローチ監督とは過去に3回(うちコメディ映画2本)コンビを組んでいるので、
その流れで今回の起用に至ったというわけです。

近年ほぼコメディ映画専門の作曲家と化しているシャピロが、
赤狩りに翻弄された悲運の脚本家の実録ドラマの音楽を手掛けるというので、
当初はどんな音楽になるのか全く見当がつきませんでした。
予告編では後半部分で「感動巨編!」系の音楽が流れていたので、
同じ赤狩りを題材にしていて舞台となる時代も近い、
『マジェスティック』(01)のマーク・アイシャムの音楽みたいな感じになるのかな、とも思ったり。

で、いざランブリングさんから頂いた音源を聴いてみたら予想と全然違いました。
しかしこれが味があって非常に面白いサウンドだったのであります。

 

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『トリプル9 裏切りのコード』のアッティカス・ロスの音楽はもっと評価されていいと思う、という話。

triple 9

先日の『マネーモンスター』(16) at イオンシネマ名取に続いて、今度は『トリプル9 裏切りのコード』(15)を観にMOVIX利府まで行ってきました。

仙山線と東北本線・利府行きを乗り継いで40分弱。
利府駅からMOVIXまで歩いて10分弱。
交通費こそ名取よりは安いものの、
「駅から映画館まで歩く」
「近くにマッタリ時間を潰せそうな施設がない」
「それゆえタッチの差で電車に乗り遅れると精神的ダメージがデカい」
…という電車利用者にはなかなかツライ映画館です。
それでもこの『トリプル9』(15)は観に行きたかった。

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『マネーモンスター』の作曲家交代は正解だったのかもしれないという話。

money monster

先日『マネーモンスター』(16)を観にイオンシネマ名取まで行ってきました。
仕事場からイオンモール名取まで、仙山線と東北本線・仙台空港行きを乗り継いで約40分、杜せきのした駅まで片道の交通費が490円というなかなか面倒な場所でした。。

一般料金の日に映画を観ようものなら交通費と映画代で2,800円するわけで、月曜日の1,100円デーに行ってきた次第です。

 

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『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のサントラ盤はオモチャ箱の中を探るように聴くのがいいと思うの巻

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ワタクシ去年の「ディズニー・イン・コンサート」と、
おととしの「ティム・バートン&ダニー・エルフマン 映画音楽コンサート」で、
ダニー・エルフマンご本人とお会いする機会に恵まれた身なので、
「またダニーさんのサントラの仕事がやりたいなぁ」と常々思っていたのですが、
ありがたいことに先頃ディズニー&エイベックスさんから、
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(15)のサントラ盤解説のお仕事を頂きました。

これは身に余る光栄ということで、
今年はゴールデンウィークを返上して、
『アリス』の1作目と今回の続編の音楽分析に取り組んだ次第です。

詳しい内容は日本盤ブックレットの差し込み解説書をご覧頂きたいのですが、
ここでは製品紹介…というか、
『時間の旅』の音楽がどんな感じになっているのかをざっくりと書かせて頂きます。

 

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