Out of Touch

今週はレーベルの決算報告書を作ったり領収書の整理をしたりでモーレツに
忙しくなってしまったので、本日のブログはお休みさせて頂きます。

Daryl Hall & John Oatesの名曲”Out of Touch”のノーテンキかつシュールな
PVでお楽しみ下さい。

そういやこの曲、『グランド・セフト・オート バイスシティ』のラジオ曲Flash FMでも
フィーチャーされてましたっけ。いつ聴いてもノれる曲です。

見所はオーツさんのアクロバティックな側転シーン(3:40頃)。

   

Yukihiro Takahashi Live 2009 “OUT OF HERE”

・・・というわけで、幸宏さんのライヴを観て参りました。

前回のPUPAライヴは渋谷C.C.レモンホールだったのに、ナゼに今回はSHIBUYA-AX?
と思ったのですが、幸宏さん曰く「誰が言ったのか誕生日にライヴをやろうという事になり、
6月6日に取れる会場がココしかなかった」との事でした。

「窮屈な思いをさせてしまって申し訳ありません」というような事を言っていたので、
本当はもう少し大きいハコで演りたかったのかもしれません。個人的には2時間以上
立ち見するのはちょっとツラかったです・・・。

ま、それはさておき。今回のOUT OF HEREは『BLUE MOON BLUE』、『Floating Pupa』に
続く「高橋幸宏・エレクトロニカ3部作」の最新ライヴだったわけですが、予想以上に生音率の
高い内容で、「ドラマー・高橋幸宏」を思う存分堪能出来る素晴らしい内容でした。

当日は1曲目(初お披露目曲?)のインスト・ナンバーから、幸宏さんと千住宗臣さん
(元Boredoms)のツインドラムで聴かせる聴かせる。新旧痩身ドラマー2人が織りなす
タイトでグルーヴィーなリズムが最高に気持ちよかったです。

また、今回はLITTLE CREATURESの鈴木正人さんがベーシストを務めておりまして、
『BLUE MOON BLUE』やPUPAのライヴの時に足りなかった「生ベースのうねり」が
加わった事によって、リズムがとてもフィジカルなものになっていたのもポイントです。
(PUPAの時は細野さんがゲスト出演した回もありましたが)

その結果、オリジナル・アルバムに収録されている曲も、今回のライヴでは全く違う顔を
見せているんですね。テクノ/エレクトロニカ系のライヴというより、もはやロックバンドの
ライヴではないか、と思ったぐらいです。

中でも幸宏さん&千住さんのツイン・ドラムが炸裂した”Atomic Chicken Dog”のカッコ
よさは抜群。テクノとロックとファンクの要素が融合した、最高にイカすインスト・チューンに
生まれ変わってました。Yeah!(例のかけ声)

小山田さんのノイジーなギターが唸る”Emerger”もよかったです。この曲の背景の
ビジュアル(担当は伊瀬聖子女史)もなかなかオシャレでした。

既にあちこちで公開されてますが、当日のセットリストは下記の通り。

01: Unknown (Instrumental)
02: You’ve Got To Hide Your Love Away
03: The Muse
04: The Words
05: Lay My Love
06: I Like The Wright Brothers, But No Airplanes
07: Emerger (with 小山田圭吾)
08: Out of Here (with 小山田圭吾)
09: Atomic Chicken Dog (with 小山田圭吾)
10: Indefinable Point
11: Blue Moon Blue
12: Everybody Had A Hard Year
13: My Favorite Hat
14: Scary World Theory (with Valerie Trabeljahr)
15: Out There (with Valerie Trabeljahr)
16: Meteor Rain -Leonids on the morning of November 17th-
(with Valerie Trabeljahr)

— Encore (Part 1)–
17: Happy Birthday (誕生日祝いのひとコマ)
18: Still Walking To The Beat -GND Remix- (with 小山田圭吾)
19: Where Are You Heading To

— Encore (Part 2)–
20: What The World Needs Now Is Love

— Ending (End Credits)–
Valerie

うーん、セットリストを見るだけで当日のナイスな演奏が頭の中に蘇ってきます。

アンコールの”What the world needs now is love”も、『A Night in the Next Life』の時は
アンプラグドな感じのシブーいアレンジでしたが、今回は後半からツインドラムになる粋な
アレンジで、元気ハツラツという感じでした。

今回のライヴで改めて思ったのは、最近の幸宏さんは歳を重ねる毎に若々しくなって
いるなぁ、という事でした(日本語的にかなりヘンな表現ですが)。

音楽的なアプローチはもちろんの事、ドラムを叩く機会も増えているし、若い世代のアー
ティスト(堀江さん/権藤さん/高田さんのPUPA組とか)とも親交を深めているし、何だか
すごく活き活きしているような気がするのです。途中でコンタクトがズレても、そのまま
ライヴを続行した男気もグッと来ました(「単に直す時間がなかっただけ」説もありますが)。

今回、仕事の都合などでライヴに行けなかった方は、7月のFUJI ROCK FESTIVAL ’09や
8月のWORLD HAPPINESS 2009をご覧になる事をオススメします。

きっと見に行って損はしないハズ。

  

6月6日は幸宏さんのライヴ

The Words

週末は高橋幸宏さんのライヴ”OUT OF HERE”(at SHIBUYA-AX)に行って参りますので、
誠に勝手ではございますが、6日・7日のレーベル業務はお休みさせて頂きます。

月曜には業務再開しますので、しばしお待ち下さい。

というわけで、本日は幸宏さんのニューアルバム『Page by Page』から名曲「The Words」の
PVをお送りします。当日もどんなステージになるのか楽しみです。

それにしても、日本でも(というかJ SPORTSで)早いとこ『WWE Superstars』を放送して
くれないもんでしょうか。

スーパースター同士の抗争がまるまる一回ぶんカットされるので、ストーリーは消化不良に
なるわ、何だか損した気分になるわでロクな事がないのですが。

ダメモトでJ SPORTSにリクエストしてみようかな。ま、相手にされないと思いますが。

   

miette-one@NORETURN 015

今年のGWは思ったように仕事が捗らず、心身共に疲れ気味でございました。
(連休中に逆に疲れてどーするんだ、というお声も聞こえて参りますが)

これはちょっとハメを外して気分をリフレッシュしてきた方がいいんではないか、という事で、16、17日と東京に1泊2日で行って参りました。

16日に渋谷UNDERBAR(たばこと塩の博物館の隣)で「NORETURN 015」という渋谷系DJパーティーがあったのですが、そのイベントでmiette-oneがゲストライブを行うという話を聞いたので、これは見に行かなきゃダメでしょー!と、無謀にも仙台から参戦した次第です。

mietteさんは、昨年ガールズポップスの名盤『Children’s Corner』をリリースした名古屋の女性シンガー・ソングライターさんです(昨年末のブログで「2008年の私的ベスト・アルバム・トップ5」にも選ばせて頂きましたが)。また、名古屋のインディーレーベルabcdefg*recordの偉い人のひとりでもあります。

今回はmiette-LOVEというDJイベント限定の2人組ユニットでの参加という事で、はてさて一体どういうパフォーマンスになるのかしらん、と思ったのですが、いざステージが始まると「なるほど、こう来ましたか!」と、衝撃を受けてしまいました(もちろん、いい意味で)。

ユニットの相方の「まなぽん」愛美さんとmietteさんが、80年代アイドルユニットのような振り付けで歌って踊る30分とでも申しましょうか。ポップな音楽とキュートな歌声、そしてキャッチーな振り付けが融合して、スーパー胸キュンなひとときを演出しておりました。

いやー、ホントに見ていて楽しい&シアワセな気分になりました。自分でも驚くほど。

曲目は「Good Morning Song」や「Watermelon Panic!」、「Rain and Snow」など『Children’s Corner』からのナンバーに加えて、相対性理論の「LOVEずっきゅん」のカヴァーをやってました。さすがに身の丈181cmのアラサー男(ワタクシの事です)にはあの振り付けは出来ませんでした。mietteさんスイマセン。でも、楽しい光景でした。

「Rain and Snow」は原曲とは違うサンバ・リミックスが施されたバージョンで、これがまたグルーヴィンな感じで最高。DJのmiya氏による「Rain and Snow (S&L Remix)」が正式タイトルのようです。「Watermelon Panic!」の掛け合いも楽しそうでよかったなぁ。そういえばFujiko Moreさんの即興演奏もすごかったような気がする。

ライブ当日はmiette女史やabcdefg*recordのオニマガ氏(レーベルの偉い人)、イベントを主催されたmiya氏ともお話し出来たので、実に中身の濃い充実した1日となりました。お忙しいところお時間を割いて下さった皆様、どうもありがとうございました。

次の日は『Like the Weather』のプロモーションであちこち回りつつ、渋谷東急で『バンコック・デンジャラス』を見て仙台に帰りました。映画についてはまた後ほど。

帰りの新幹線の車内では「Rain and Snow」を脳内サンバ・リミックスしながら、ライブの余韻に浸って爆睡しつつ仙台に戻ったのでありました。

イベント会場で頂いたMix-CD、これからじっくり聴かせて頂きます。

  

4分26秒で分かるCharlie DeChant

先月は『ボルト』と某サントラ・ベスト系のCDのライナーノーツ製作、
そして『Like the Weather』のプロモーション活動を掛け持ちしたせいか、
何だかとっても疲れました。

でも、比較的「心地よい疲労」というんでしょうかね。それなりに
働いた達成感のようなものが感じられる数週間でございました。

CDのプロモでは、行く先々でいろんな方に「チャーリー・デシャント
というのはこういう人ですよ」と説明するわけですが、「ホール&
オーツのサックスの人」と言うと「ああハイハイ! あの人ですねー」と
よい反応をしてくれる方が大多数。名前は知らなくても、彼の存在は
知っているという感じですね。

宣伝しながら気がついたのは、皆さんホール&オーツの話になると
すごく楽しそうになるという事。学生の頃ライヴに行った事があるとか、
「Kiss on My List」のPVのダリルさんに当時萌え萌えだったとか、
オーツさんのソロ曲は「Italian Girls」がベストとか、皆さんそれぞれ
思い出深い曲があるんですね。

で、曲にまつわる思い出話をしていくうちに、ついつい営業を忘れて
長話になってしまうという・・・。

「史上最高のポップ・デュオ」という肩書きはダテじゃないな、と
改めて思いました。

そんなわけで、本日はホール&オーツの名曲「Maneater」のPVをご紹介。
当たり前なんですが、皆さんお若いです。

そういえば、初期の『Live From Daryl’s House』で「Maneater」のレゲエ・
ヴァージョンを演奏していた回がありましたが、あれもなかなか新鮮な
感じでよかったですね(バンド編成の都合上、チャーリーさんのソロ
パートはないんですが)。

この曲、某番組で「♪俺 困ーらなぁーい」という空耳投稿があったそうで。
あと「♪大井歯科 終わっちゃうっぽーい」っていうのもあったかな?

・・・確かにそう言ってる(ように聞こえる)よなぁ。ダリルさんには悪いけど。