『スリー・ビルボード』のカーター・バーウェルの音楽が最高傑作である3つの理由

ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、
『スリー・ビルボード』(17)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。
オリジナル・スコアの作曲はカーター・バーウェル。

ワタクシは15年くらい映画音楽物書きの仕事をしてますが、
バーウェル作品のライナーノーツがなかなか回ってこなくて、
調べてみたら2004年の『アラモ』以来13年ぶり(去年頂いたお仕事なのでこの計算)のバーウェル作品のお仕事でした…。
バーウェルのサントラは『ファーゴ』(96)以来20年以上ずっと追いかけて聴いてきているので、
今回のお仕事のご依頼は嬉しかったですね~。

そんなカーター・バーウェル追っかけ歴21年の「バーウェリスト」「バーウェラー」のワタクシが声を大にしていわせて頂きたいのが、

『スリー・ビルボード』のカーター・バーウェルの音楽は現時点でのキャリア最高傑作だ!

…ということです(ごく私的な見解)。

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『ジオストーム』はローン・バルフェの燃える音楽で”超大作”感が3割増くらいになってます、という話。

ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、
『ジオストーム』(17)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。

昨年の暮れにブログで「作曲家のローン・バルフェさんにインタビューしましたよ!」というネタを書かせて頂きましたが、
年も明けて今週末に映画が日本公開になるということで、
バルフェさんの音楽(オリジナル・スコア)をざっくりご紹介させて頂こうかなと。

 

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謹賀新年/昨年末にツイートした2017年映画音楽ベスト10の理由をご説明致します。

新年あけましておめでとうございます。

昨年は弊社(MYレーベル)10周年、
ワタクシ個人としては映画音楽ライター生活ほぼ15周年の節目の年だったのですが、
おかげさまで平穏無事に、
なおかつ有意義な年を過ごすことが出来ました。

本年も様々なサントラ盤、
様々な映画音楽家の方々をご紹介していければと思います。
本年も何卒よろしくお願い致します。

なおワタクシの簡単なプロフィールについては、
ブログのこちらのページをご覧頂ければと思います。

…というわけで新年一発目のブログで何を書こうかと思ったのですが、
大晦日に「2017年映画音楽ベスト10」のハッシュタグでツイートを投稿したので、
「なぜこのようなチョイスになったのか?」という理由をざっくりご説明させて頂きたいと思います。

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『ジオストーム』サントラ盤ライナーノーツでローン・バルフェにインタビューしました。

ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、
『ジオストーム』(17)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。

東北の弱小レーベルで細々と活動しているワタクシではありますが、
こう見えてリモート・コントロール・プロダクションズ人脈と細ーーーいコネがございまして、
今年は『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(17)でジェフ・ザネリの独占インタビューを成功させた実績もあったりします。

で、ワタクシは『アイアンクラッド』(10)や『ロンドン・ヒート』(12)などバルフェさんの音楽に以前から関心があったし、
せっかく『ジオストーム』の日本版サントラが発売になるのだから、バルフェさんに話を聞かせてもらえないかなーと思い取材を申し込んだところ、
超多忙にもかかわらず「少しでよければ答えられるかも」ということで何とかOKがもらえました。
ちなみに日本語表記だと「バルフェ」になってますが、
ネイティブの発音的には語尾のeを発音しない「バルフ」が正しいようです。

 

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『ユダヤ人を救った動物園』の音楽がハリー・グレッグソン=ウィリアムズというのはちょっと意外だった、という話。

ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、
『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』(17)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。

ワタクシ、ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ(以下HGW)のサントラ盤ライナーノーツは何度か書かせて頂いておりまして、
古くは『ヴェロニカ・ゲリン』(03)や『マイ・ボディガード』(04)、
『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』(10)を経て、
DSDリマスター盤の『シュレック』(01)に最近だと『イコライザー』(14)という感じなのですが、
「HGW=アクション映画への登板が多い作曲家」というイメージなので、
この映画の音楽を手掛けることになったのはちょっと意外でした。

 

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