生き残る奴は誰だ? 『イントゥ・ザ・ストーム』の「運命が読めない」登場人物たち

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巨大竜巻POV映画『イントゥ・ザ・ストーム』(14)の登場人物は、
主に4つのパーティーに別れています。

その1:地元の高校の教頭先生と、二人の息子のうちの次男
その2:プロのストームチェイサー・チームと女性気象学者
その3:教頭先生の長男と、彼が片思いする女子生徒
その4:YouTubeにジャッカスな動画をアップしているおバカ男コンビ
(お笑い芸人が吹き替えてるのはこの連中)

うーん、生きるか死ぬか実に予測しづらい面々です。

気苦労の多いお父さん兼教頭先生のゲイリー(リチャード・アーミティッジ)
気苦労の多いお父さん兼教頭先生のゲイリー(リチャード・アーミティッジ)

妻の死以来、長男との間に壁が出来てしまった悩める教頭先生ゲイリーを演じるのは、
『ホビット 思いがけない冒険』(12)のトーリン・オーケンシールドことリチャード・アーミティッジ。
トーリンが教頭先生とは、何だかすごく頼りになりそうです。
「危機に陥った息子を救って父の威厳を取り戻す」のか、
あるいは「自分の命と引き替えに息子を救う」のか。
ゲイリーの運命が大変気になります。

コメディアンのマット・ウォルシュがストームチェイサーに。
コメディアンのマット・ウォルシュがストームチェイサーに。

自慢のハイテク装甲車「タイタス」を使って、
竜巻のイケてる映像を撮ることに執着するストーム・チェイサーのピート役は、
『テッド』(12)でマーク・ウォールバーグの上司を演じたマット・ウォルシュ。
ビデオ撮影が趣味のゲイリーの次男を金で釣って撮影スタッフにスカウトするなど、
なかなかの嫌な男っぷりを見せつけてくれます。
こういう一攫千金キャラは総じて生存率が低いですが、
果たしてピートの運命やいかに。

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上映時間89分!竜巻スゴけりゃそれでよし!POVディザスター映画『イントゥ・ザ・ストーム』

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竜巻映画といえば『ツイスター』(96)を真っ先に思い出しますが、
「あれよりもっとデカい竜巻の映画を、いま流行りのPOVでやっちまおうぜ!」
…というノリで製作したと思われるディザスター・パニック映画、
『イントゥ・ザ・ストーム』(14)の内覧試写を7月某日に観てきました。

2D字幕版での鑑賞だったので、
3Dで観た時の映像の迫力がどのくらいかは分かりませんが、
音響効果は凄まじかった。
巨大竜巻がごごごごごごぉぉぉぉぉーーと唸りを上げる度に座席が揺れてました。
あれを体験するためだけにでも、映画館でこの映画を観る価値はあるかと。
ホームシアターでやったら音がデカくて近所迷惑になりますし、
ヘッドホン装着だと「椅子が揺れる」という体験は出来ませんので。

こういう映画はやはり3Dで観たいところですが、
吹き替え版でお笑い芸人を使ってるというのがちょっとね…。
脇役とはいえ、映画の前半は結構出番が多いキャラなんですよ。
「3D字幕版」の上映があることを切に願います。

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ハリウッド版『オールド・ボーイ』の気になる助演キャラをチェック!の巻

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せっかくなので『オールド・ボーイ』(13)ネタであと1つ書きます。
今回は映画の出演者について。
…と言っても、主要キャストは有名どころばかりだし、
あちこちで語り尽くされていると思うので、
ここでは助演キャラを演じた俳優に絞ってあれこれ書かせて頂きたいな、と。

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ロケ・バニョスの音楽、★5つでございます!! 『オールド・ボーイ』の絶品スコア

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何だかコーフン気味のタイトルになってしまいましたが、
本当にハリウッド版『オールド・ボーイ』(13)の音楽は素晴らしい出来です。
ライナーノーツの仕事で何度も何度も音源を聴き込んだ結果、
ウォークマンの★評価が4日か5日くらいであっという間に★5になったほど。
何度聴いても飽きない、
そして聴く度に新しい発見のある奥の深ーーーいスコアです。

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