母と子のドラマだからこそ見てほしい…!映画『ルーム』に出ているオジサンたちの名演技

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さて先週末から日本公開になった映画『ルーム』(15)。
「ブリー・ラーソンの演技すげぇ!」とか、
「ジェイコブ・トレンブレイ君の演技もすげぇ!」とか、
「トレンブレイ君かわいい」というような感想は既に出尽くしていると思うので、
ここではちょっと違った切り口から映画を観ていきたいと思います。

この『ルーム』という映画、
基本的に「母と子の物語」という構成になっておりまして、

「ママ(=ジョイ)とジャック」
「ばあば(=ナンシー)とママ」
「ばあばとジャック」

…の3人の関係が重要なんですね。
なので”大人の男性”の影が非常に薄い。
いや、影が薄いというより「出番が少ない」と言うべきか。
しかし彼らも少ない出番の中で忘れがたい名演を披露しているので、
このあたりを是非観ていただきたいと思うのであります。

 

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『ツイン・ピークス』の ハイビジョン2カ国語版放送開始に備えてサントラ盤を聴く。

twin peaks

4/10からWOWOWで『ツイン・ピークス』のハイビジョン2カ国語版を放送するということで、
実家からサントラ盤を持ってきました。

ワーナー盤のサントラを買ったのは高校生の頃だったかなー。
ドラマの日本初放送時はWOWOWに加入していなかったので、
TBSが深夜に放送していたのを観たのが最初だったと思います。

ワタクシ基本的に洋画も海外ドラマも字幕で観るのですが、
『マイアミ・バイス』と『ツイン・ピークス』、
『刑事コロンボ』と『ファミリー・タイズ』は、
原語&字幕より吹き替えの声とセリフ回しですっかり馴染んでしまってますね。
クーパー捜査官の声は原康義さんで、
トルーマン保安官の声は銀河万丈さん、
ドナ・ヘイワードは高山みなみさん、
ルーシー・モランは安達忍さんの声じゃないと何だか落ち着かないほど。

ことほどさように『ツイン・ピークス』は我が青春の思い出ドラマなのですが、
久々にサントラを聴いたら、
これがまたどっぷりハマってしまったのでした。

 

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ジーナ・ガーションのアルバム 「In Search of Cleo」

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先日WOWOWシネマで『インサイド・ミー』(13)を観ようと思ったら、
その前に『ショーガール』(95)を放送していて、
久々にジーナ・ガーション姐さんを見たので、
長いこと書く機会がなくて塩漬けにしていたネタを書きます。

2008年の5月くらいだったと思うのですが、
ひょんなことからジーナ・ガーション姐さんがアルバムをリリースしていることを知りまして、
姐さんのオフィシャルサイトを見つけてCDをオーダーしたのでした。

 

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TVシリーズ版『ハンニバル』のサントラ盤をフルコンプ。

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『レッド・ドラゴン』(02)や『羊たちの沈黙』(91)の前日譚…という設定でスタートしたものの、話が進むとどんどん映画版と違うパラレルワールド的な展開になっていった、TVシリーズ版『ハンニバル』(13~15)。

「クラリスのいない世界だと、レクター博士の恋愛対象はウィル・グレアムになるんだね…」…という感じで、ワタクシそれほど熱心に入れ込んで観ていたわけでもないのですが、気がついたらサントラ盤をフルコンプしてしまっておりました。

『ハンニバル』のサントラ盤は各シーズン2枚ずつ発売されたので、フルコンプということは合計6枚買ってしまったことになるわけです。
正直、シーズン2くらいでもう買うのやめようかとも考えたのですが、やはり手元に4枚サントラ盤があると、全部集めないと何だかスッキリしないので、結局シーズン3まで全部揃えてしまったと。
TVシリーズ版『ハンニバル』の音楽はかなり前衛的なサウンドだったので、3シーズン全てのサントラを買いそろえるのは結構キビしいものがありました。

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