『リディバイダー』のサントラは『Kill Switch』の名前で出てました、というお話。

先日『リディバイダー』(17)を観てきました。
「リディバイダーってナニ?」と思いましたが、
“Redivider”、つまり”Re-Divider”ということで「再分割機」ということらしい。

この映画のウリは「複製世界を一人称視点、現実世界を客観視点で描く映像ドラマ体感型クライシスムービー」ということなのですが、
正確には「回想シーンを客観視点」「現在進行中のドラマを一人称視点」で描くという感じでした。
主演のダン・スティーヴンスのご尊顔が拝めるのは回想シーンだけというのが難点ですが、
一人称視点の時も一応ダン様の声は聴けるし、
ARモニターにダン様の顔アイコンが時々表示されるので、
己のイマジネーションをフル活用すれば「ああ、顔が映ってないけどダン様が戦ってるんだなー」という気分になれます(たぶん)。

まぁハッキリ言ってB級SF映画ではあったのですが、
先日ツイッターでちょこっと書いた通り、
主人公がいきなりワケの分からない状況に放り込まれる展開とか、
大型船や電車、飛行機が吸い上げられて落下してくるビジュアルとか、
ドローンやガジェットのメカデザインとか、
個人的に好みの要素がいろいろあったのでそれなりに楽しめました。

で、その個人的に好みだった要素のひとつが、
Seven League Beatsというユニットの音楽でした。

 

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80年代・90年代の映画の拡張版サントラをいろいろ買いましたの巻。

去年は新旧サントラ盤が豊作だったなーという印象でしたが、今年も次から次にサントラの名盤がリリースされていて、片っ端からあれもこれもと買っていった結果、仕事場の棚の空きスペースがどんどんサントラ盤で埋まっていっている今日この頃です。

ワタクシはどちらかというと新しい映画音楽家の方々の作品を好んで買う傾向があるのですが、過去作品の完全盤や拡張盤などもいろいろ買ってます。
ワタクシの場合、映画を見始めたのが80年代半ばから90年代あたりなので、個人的に思い入れのある作品もその時期のものが多くて、80年代・90年代のサントラの拡張盤とか完全盤が出るとつい買ってしまうのです。

人によっては「え?この映画の完全盤を買うの?わざわざ高いお金を出して?」と思うような作品でも、好きな作曲家だったりするとコレクター根性を出してつい限定盤を買ってしまう。
ちなみに『キリング・ミー・ソフトリー』(02)のサントラ盤を買った時には「マジで買ったんですか?」と言われました(「パトリック・ドイルの音楽が好きなんだから別にいいでしょ」と思いましたが)。

…というわけで、今年の上半期に購入した拡張盤・完全盤は以下の通り。

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JAMCAFEさんの7周年記念メニュー、プリンアラモードを頂いてきたの巻

仙台三越の近くにあるオサレカフェ「JAMCAFE」さんが、
先日7周年を迎えました。

7月7日に7周年というジャックポットなメモリアルデー。
これはめでたい&自分もそのツキにあやかりたいということで、
ご挨拶も兼ねて7周年記念メニューを頂いてきました。

7周年記念メニューは以下の通り。

FOOD:特製ハヤシライス
SWEETS:プリンアラモード
DRINK:桃の自家製ピュレと赤ワインジュレのソーダ

 

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繰り返されるエレキギターのフレーズに男泣き必至。静かに熱い『オンリー・ザ・ブレイブ』の音楽

先日『オンリー・ザ・ブレイブ』(17)を観てきました。

こういう実話ベースの重厚なドラマは、腰を据えてじっくり観ようと思ったわけですが、
いやもう観終わった後にしばらく言葉が出なくなるぐらいズシンと来る作品でした。
ワタクシの映画を観るより先にサントラを聴いていたのですが、
本作のジョセフ・トラパニーズの音楽は、
同じ消防士のドラマでもジマーさんの『バックドラフト』(91)とはかなりタイプの異なるサウンドで、
その音楽を聴いた印象から言っても「この映画、ハッピーエンドの英雄鐔ではなさそうだな」と思ったのですが、
実際に本編を観てみたら当方の想像以上に悲しい結末だったと。

 

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