『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』25周年と、ダニー・エルフマンのお誕生日をお祝いしてきたというお話。

先週の土日にお休みを頂きまして、
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』 in コンサートを観て参りました。

今月は仕事の原稿の入稿ラッシュが続いているし、
2日も休みなんか取って大丈夫かな~と内心ハラハラしながら観に行ったのですが、
終演後にダニー・エルフマン様と会えるとなったら、
これはもう万難を排してコンサートに行かねばならぬと決心して、
東京国際フォーラムまで行ってきたのでした。

『ナイトメアー』のコンサートは前回も観に行ったので、
ま、今回も内容は大体同じだろうなーと思っていたら、
細かいところでいろいろ前回と違う演出を入れて下さっていましたねー。

オープニングアクト(?)の「骸骨の踊り」(Silly Symphonyシリーズ第1作)は今回が初めての演奏だったと思うし、
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』メドレーも前回は演奏してなかったはず。
(メドレーのアレンジは「ティム・バートン&ダニー・エルフマン 映画音楽コンサート」で演奏したものと同じだと思う)

そして”ウギー・ブギーの声の人”ケン・ペイジがゲストで登場したのは驚いた。
アメリカ国内での公演ならともかく、
わざわざ日本まで来て下さったというのがスゴい。
例えるなら「パークライフ」1曲だけのためにブラーの来日公演に帯同したフィル・ダニエルズ的な感じ?(分かりにくい例え)
何はともあれ、非常に贅沢だと言うことです。

で、終演後にダニーさんとお会いしたわけですが、
毎度のことながら緊張しました。。
ダニーさんと一緒に写真を撮ったりもしたのですが、
ま~ワタクシの笑顔の硬いこと。

ワタクシ、ダニーさんのアシスタントの方から一定の信頼を頂いておりまして、
その方のご厚意もあって、来日公演がある度にバックステージに誘って頂いていて、ダニーさんにお会いするのは今回が4回目だったりします。

「前に3回会ってるのに何でそんなに緊張するんだよ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが(自分でもそう思う)、
映画音楽界の大御所の前で失礼な振る舞いをしてはいけないと思ったら、そりゃもう硬くなるのも仕方がないわけで…。

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WALKMAN NW-A56HNを買いました。

ワタクシは2016年あたりからWALKMAN NW-5786を使っておりまして、
まだまだ使おうと思えば十分使えるのですが、
最近ちょっとガタが来たかなーと思うようになりました。

映画音楽ライター&インディーレーベルオーナーを生業としている自分にとって、
ウォークマンは仕事道具みたいなものでして、
まあ一般の方よりも日頃ガンガン使ってる(と思う)わけです。

そんなわけで充電池の持ちが悪くなってきたり、
ヘッドホンのコードが汚れてきたりして(コードの色が白なんで汚れが目立つんですね…)、
このモデルだと部品交換とか頼んでもパーツの在庫がなかったりするんじゃないかと思ったので、
今後NW-5786は様子を見ながら大事に使うことにして、
主力で使う新機種を買おうと思ったのでした。

ただ、ワタクシ今回のウォークマン買い換えはちょっと気が進まなかったんですね。。
…というのも、音楽管理アプリの「Music Center for PC」が「X-アプリ」の劣化版みたいな内容だったから。

本来買い換えはとても楽しいイベントのはずなのですが、
「今後あのアプリを使っていくことになるのか…」と思うと何かビミョーな気分になってしまう。
ま、今さら別な携帯音楽プレーヤーに乗り換える気にもなれないので、腹を括ってポーンとA50シリーズを買いました。

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キアヌ暴走!…しかし「『レプリカズ』は家族の物語」と作曲家のマーク・キリアン氏は語った。

ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、『レプリカズ』(18)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。
音楽は『アイ・イン・ザ・スカイ/世界一安全な戦場』(15)のマーク・キリアンと、謎の人物ホセ・”ペペ”・オエダの二人。

ワタクシ、マーク・キリアンの映画音楽は10年くらい前から結構注目していて、初めて買ったサントラは『トレイター 大国の敵』(08)でした。
『ザ・ウォード/監禁病棟』(10)や『リベンジ・オブ・ザ・グリーン・ドラゴン』(14)、前述の『アイ・イン・ザ・スカイ』のサントラももちろん持ってます。

なんでキリアンの音楽に興味を持ったかというと、「オーケストラにエレクトロニクス、民族音楽をミックスしたハイブリッドなサウンド」を得意とする作曲家なので、ワタクシの大好きなマイケル・ダナの音楽に共通するものがあったからなんですね。
だから機会があったら是非ご本人にインタビューしたいなと常々思っていたのですが、音楽を担当した作品が日本で劇場未公開だったり、サントラがリリースされなかったり、輸入盤は出てるけど公開規模が小さいので国内盤は発売されなかったり、なかなかライナーノーツを書かせて頂く機会に恵まれませんでした。

ところが今回『レプリカズ』のサントラ盤が発売されるということで、「この時を待っていた…!」とばかりにキリアンさんにインタビューを申し込みまして、ありがたいことに二つ返事でOKを頂いたのでございました。

ワタクシの好きなキアヌ・リーブスの映画のサントラ盤ライナーノーツを書かせて頂けて、その上ずっとインタビューしてみたかったマーク・キリアンにも詳しくお話が聞けて思わず嬉しくなってしまいました。

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