追悼 ジェームズ・ホーナー(1953-2015)

james-horner_01

『タイタニック』(97)、『アバター』(09)などの音楽で知られる作曲家ジェームズ・ホーナーが、
自身の所有する小型飛行機の墜落事故で亡くなられました。享年61歳。

最初はフライング気味の誤報だろうと思いました。
(そうであってほしいという願望もあったこともまた事実でしたが)
ホーナー所有の小型機が墜ちたというだけで、
本人が乗っているとは限らないだろうと。
でもツイッターやSNSで映画音楽家の皆さんが続々と声明を出しているのを見て、
本当にホーナーが事故に遭ったのだと認めざるを得なくなりました
そしてハリソン・フォードの時とは違い、
怪我だけでは済まなかったことが分かって、
しばらく頭の中が真っ白になりました。

続きを読む

2015年はターミネーター・イヤーらしいので、この機会に『ターミネーター2』のDSDリマスター盤を是非!の巻

terminator2

今年は『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(15)が7月に公開になり、
FOXの「吹き替えの帝王」で『ターミネーター』(84)が6月24日発売と、
いわゆる「ターミネーター・イヤー」なんですねー。
1作目は1984年製作ですが、
日本での劇場公開は1985年5月だったようなので、
ちょうど劇場公開30周年ってことになるわけです。

で、これから『ジェニシス』を観る前に、
過去作品のサントラでテンションを上げてから本編を鑑賞して頂きたい!ということで、
昨年Rambling RecordsさんからDSDリマスター盤となって再発売された、
『ターミネーター2』(91)のサントラ盤をご紹介させて頂きたいと思います。

続きを読む

BLURの新譜が思った以上にポップで安心したというお話

the magic whip

ジャケ写がコレだし、
先行シングル「Go Out」のミュージックビデオがあんな感じだったので、
期待半分・不安半分という状態だったブラーのニューアルバム『The Magic Whip』。
発売日当日にタワレコで購入して約1ヶ月が経ちましたが、
今回のアルバムは個人的にかなり気に入ってます。

中国語のジャケット(裏面とか背面のデザインも限りなく中国的)、
香港のスタジオでのレコーディング、
トラック10のPyongyangという曲タイトルから、
『モンキー:ジャーニー・トゥ・ザ・ウエスト』とかゴリラズのHong Kongみたいな曲が多いのかなとか、
政治風刺ソングが多いのかなとか、
当初は何かと不安要素が多かったのですが、
いざアルバムを聴いてみたら、なかなかポップな曲が詰まっているじゃありませんか。

続きを読む

母の日ギフトにホール&オーツの「ライヴ・イン・ダブリン2014」のDVDを買った人のお話

hallandoates_dvd

タイトルで言っているのはワタクシのことです、はい。
今年の母の日の贈りものは何にしようかなーと考えた結果、
ちょうど先日ホール&オーツの最新ライヴDVD、
「ダリル・ホール&ジョン・オーツ ライヴ・イン・ダブリン2014」が発売になったばかりだったので、
これに決めさせて頂いた次第です。

続きを読む

やっぱりアラン・シルヴェストリのアドベンチャー音楽はイイ! 『ナイトミュージアム/エジプト王の秘密』のサントラ盤

night at the museum3

去年ランブリング・レコーズさんが「サウンドトラック傑作選50」でいろんなタイトルをリイシューしましたが、
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのトリロジー盤や『BTTF PART3』、
『G.I.ジョー』(09)に『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』(10)など、
アラン・シルヴェストリの作品が結構多めにラインナップされてましたねー。
頂いたサンプル盤をまとめて聴いていたら、
なかなか気分がアガって参りまして、
「やっぱりシルヴェストリの音楽はいいなぁ」と改めて実感した次第です。

オリジナル・サウンドトラック ナイトミュージアム/エジプト王の秘密(TOWER RECORDS)

今でこそ「映画音楽界の鳴らし屋=ブライアン・タイラー」みたいな認識になってますが、
80年代とか90年代前半の鳴らし屋といえばシルヴェストリだった気がします。
『BTTF』はもちろん『プレデター』シリーズ(87,90)とか、
『ジャッジメント・ナイト』(93)、『ブローン・アウェイ/復讐の序曲』(94)、
『ジャッジ・ドレッド』(95)に『イレイザー』(96)など挙げたらキリがありません。
サントラにあまり詳しくなくても、
映画好きなら若い頃に1度や2度はシルヴェストリの音楽に心躍らせた経験があるのではないかと。

続きを読む