Mutant から『プロジェクト・ヘイル・メアリー』のCD3枚組サントラ盤が出るらしいので予約注文&雑感(注:発売日が延びてます)。

ネットで『プロジェクト・ヘイル・メアリー』(26)のサントラ情報を漁っていたら、MutantからCD3枚組のデラックス・エディション(限定版コレクターズ・ボックスセット)でリリースされるという話だったので予約注文しました。

Project Hail Mary – The Complete Amazon MGM Studios Soundtrack (CD) – TOWER RECORDS
Project Hail Mary – The Complete Amazon MGM Studios Soundtrack (Analog) – TOWER RECORDS

Mutantというレーベルは、最近だと『フランケンシュタイン』(25)や『ランニング・マン』(25)の限定盤サントラを出しているレーベルです。
CD3枚組で6,000円くらいだから、昨今の限定盤サントラに比べたら比較的買いやすい価格設定。
6,000円でも高いのですが、昨今の物価高&円安の状況だと、La-La Land RecordsとかIntradaだったら8,000円~9,000円前後すると思うので、それよりは手が届く価格帯かなと。まあ、10年くらい前は5,000円台で限定版サントラが買えたのですが…。ほんとに何なんでしょうね近頃の止まらない価格高騰は…。

ま、それはさておきショップやレーベルの製品情報によると、限定版コレクターズ・ボックスセットの内容はこんな感じらしい。

https://madebymutant.com/products/project-hail-mary-the-complete-amazon-mgm-studios-soundtrack-3xcd

■ダニエル・ペンバートンによる拡大版オリジナル・スコア
(他フォーマットには未収録の音源を約15分間追加)
■作中で使用された既存の楽曲も収録。
■24ページのブックレット(ペンバートンによるライナーノーツを掲載)
■限定3インチ・ワッペン(パッチ)

Milanからリリースになったデジタル版のサントラはスコアアルバムが全38曲で約120分。

PROJECT HAIL MARY – Original Motion Picture Score – amazon music
PROJECT HAIL MARY – Original Motion Picture Score – amazon (CD)
PROJECT HAIL MARY – Original Motion Picture Score – amazon (Analog)

Project Hail Mary Original Motion Picture Score (CD・通常版) – TOWER RECORDS
Project Hail Mary Original Motion Picture Score <完全生産限定盤/Crystal Clear Vinyl> – TOWER RECORDS

歌曲集のアルバムがKris Kristofferson、Miriam Makeba、Carlos Di Sarli Y Su Orquesta Típica、Dennis Wilson、Scorpions、Turakina Maori Girls’ Choir、Mercedes Sosa、Neil Diamond、Ike and Tina Turnerの全9曲で29分。

PROJECT HAIL MARY – Original Motion Picture Soundtrack (Songs) – amazon music

今回のMutant盤はペンバートンの劇伴がDisc 1に25曲、Disc 2に24曲、Disc 3の歌曲集の最後(10曲目)に”Project Hail Mary (Credits)”が収録されているから50曲ということになりますかね。これは確かに「拡大版」オリジナルスコアと言えるかなと。

まあそれはそれでいいとして、今回のリリース形態で個人的に気になることがありまして。

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ワタクシが選ぶ今後要注目&新進気鋭の映画音楽家トップ5

clyde

新年あけましておめでとうございます。
本年も弊社を何卒よろしくお願い致します。

…というわけで昨年末のネタの続きです。
前回は2015年のごく私的ベスト・フィルムスコアを10作品リストアップしましたが、
今回はFilm Music Magazineで言うところの”The Composers to Watch”、
いわゆる「注目すべき新進気鋭のアーティスト」のお話です。

まぁ「新進気鋭」の定義がすごく曖昧ではあるのですが、
ざっくり定義づけをさせて頂くならば、
「日本のサントラファンにまだ名前をよく知られていない」けど、
「その実力は折り紙つき(だと思う)」作曲家ということで、
個人的に注目している人をリストアップさせて頂きました。

 

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ワタクシが選ぶ2015年のごく私的ベスト・フィルムスコア10選

shaun the sheep

ワタクシはレーベル業と並行して映画音楽解説も生業としておりますので、
先日のFilm Music Magazineのように、
今年のベスト・フィルムスコアを10タイトルと、
注目すべきニューカマーの作曲家を選出してみました。

なお「日本で今年劇場公開(もしくはDVD/ブルーレイリリース)になった作品」が対象なので、
中には製作年が2015年以前の映画もありますが、その点はご了承下さい。

 

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フルート!ギター!ツィンバロム!マーキソフォン!『コードネーム U.N.C.L.E.』のスウィンギンな音楽は必聴です!の巻

uncle

「ガイ・リッチーの映画は音楽がカッコイイ」とよく評されますが、
この場合の”音楽”というのは基本的に”歌モノ/ポップミュージック”を意味していて、
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(98)とか、
『スナッチ』(00)みたいなコンピ盤のサントラが「カッコイイ」という認識で、
オリジナル・スコアについてはほとんど話題になりませんでした。
(実際、映画本編でのスコアの割合も少なかった)

が、しかし。
いわゆる「落ち目の頃のガイ・リッチー」作品、
例えば『スウェプト・アウェイ』(02)ではミシェル・コロンビエがスコア作曲を担当し、
(マドンナ繋がりでの起用だと思いますが)
『リボルバー』(05)では後に『96時間』シリーズ(08~14)でブレイクするナサニエル・メカリーが音楽を担当するなど、
(これもプロデューサーのリュック・ベッソンの人選だと思いますが)
低迷期の作品を経てオリジナル・スコアにも重点を置くスタイルになっていきました。

 

その結果どうなったかというと、
キャリア復帰作の『ロックンローラ』(08)は『ロック、ストック』や『スナッチ』路線の歌モノコンピがメインのサントラだったけど、
その後の作品は「ガイ・リッチーの映画は歌モノもスコアもカッコイイ(or面白い)」というスタイルになったのでした。
ハンス・ジマーが遊び心あふれる軽妙洒脱フルオケ音楽を披露した、
『シャーロック・ホームズ』シリーズ(09,11)はその代表的な例と言えるでしょう。

…とまぁ前置きが長くなりましたが、
今回の『コードネーム U.N.C.L.E』(15)の音楽も実に素晴らしい。
スウィンギンでグルーヴィー、スタイリッシュでユーモラス、
ポップ・ミュージック感覚で聴けるオリジナル・スコアに仕上がっているのでありました。

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