最近買ったサントラ盤 『ブラッドシンプル』『ブルー・ベルベット』デラックス・エディション

「最近」という言葉を使うには少々日にちが経ってしまいましたが、Varese Sarabandeから数量限定で発売になった『ブラッドシンプル』(84)と『ブルー・ベルベット』(86)のデラックス・エディション版サントラを買いました。

『ブラッドシンプル』はVareseから『赤ちゃん泥棒』(87)とのカップリングで1987年にサントラ盤が出ていて、その時にはカーター・バーウェルのスコアを20分くらい収録していました。
で、今回のデラックス・エディションはオリジナルのマルチトラック・セッション・テープから新たにミックスを施した全13曲・約35分のスコアを収録しているとのこと。この微妙な収録時間が悩みどころでした。

「通常盤から15分増えた収録時間35分のコンパクトなサントラ盤に6,000円前後を出すのもなぁ…」と思い、昨年は購入を見送ってしまいました。
しかしザ・シネマで『ブラッドシンプル ザ・スリラー』の放送があり、放送期間中に何度も映画を観ているうちに「やっぱりバーウェルの音楽いいな」と思い、結局買うことにしたのでした。

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追悼アンジェロ・バダラメンティ 『ツイン・ピークス』『ロスト・ハイウェイ』ほかテレビシリーズ/映画音楽作品を振り返る

『ツイン・ピークス』(90~91)ほかデヴィッド・リンチ作品の音楽で知られる作曲家、アンジェロ・バダラメンティが亡くなりました。

デヴィッド・リンチ作品の作曲家アンジェロ・バダラメンティ死去 『ツイン・ピークス』『ブルー・ベルベット』等
https://amass.jp/163110/

享年85。かなりのお歳だったので、いずれそういう日が来るだろうと覚悟はしていましたが、やはり偉大な音楽家の訃報を聞くと悲しくなります。
特にこの方は自分の青春時代に魅惑的な音楽をたくさん聴かせてくれたので、何だか自分の中の大切なものがひとつ欠けてしまったような気持ちになってしまうのです。

当たり前すぎて申し訳ないのですが、自分の場合、バダラメンティの音楽に触れるきっかけとなったのは『ツイン・ピークス』でした。
あのアンビエント/ニューエイジともエレベーターミュージックとも表現出来そうな、幻想的な雰囲気のテーマ曲を聴いた途端、一気にバダラメンティの音楽にハマったものです。受験勉強中もCDウォークマンでサントラ盤をよく聴いてました。

だから2007年くらいにリンチのレーベルからシーズン2のサントラが発売された時は嬉しかった。(プレス枚数的にはそれほど多くなかったようですが)。

『ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間』(92)は当時レンタルビデオで見た時ワケが分かりませんでしたが、バダラメンティの音楽がますます怪しい感じになっていて「すごい音楽だな」と思ったのを覚えています。

『ローラ・パーマー最期の7日間』のサントラ最大の特徴は、”A Real Indication”と”The Black Dog Runs At Night”でバダラメンティの味わい深すぎるボーカルが聴けるということでしょう(特に前者で)。”歌”というより”語り”といった感じですが。

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『ツイン・ピークス』新シーズンのサントラ盤(2種類)を買いました。

amazonから「予定より早く&安く入荷しましたー」という連絡が来て、
先日『ツイン・ピークス』新シーズンのサントラ盤が手元に届きました。

「Twin Peaks – Music from the Limited Event Series」と、
「Twin Peaks – Limited Event Series Original Soundtrack」の2種類。
アルバムの違いを簡単にご説明するならば、
前者はロードハウスに出演したアーティストたちの曲を収めたボーカル曲のコンピ盤、
後者はアンジェロ・バダラメンティのスコアやその他インスト曲を収録したスコア盤という感じです。

 

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『ツイン・ピークス』の ハイビジョン2カ国語版放送開始に備えてサントラ盤を聴く。

twin peaks

4/10からWOWOWで『ツイン・ピークス』のハイビジョン2カ国語版を放送するということで、
実家からサントラ盤を持ってきました。

ワーナー盤のサントラを買ったのは高校生の頃だったかなー。
ドラマの日本初放送時はWOWOWに加入していなかったので、
TBSが深夜に放送していたのを観たのが最初だったと思います。

ワタクシ基本的に洋画も海外ドラマも字幕で観るのですが、
『マイアミ・バイス』と『ツイン・ピークス』、
『刑事コロンボ』と『ファミリー・タイズ』は、
原語&字幕より吹き替えの声とセリフ回しですっかり馴染んでしまってますね。
クーパー捜査官の声は原康義さんで、
トルーマン保安官の声は銀河万丈さん、
ドナ・ヘイワードは高山みなみさん、
ルーシー・モランは安達忍さんの声じゃないと何だか落ち着かないほど。

ことほどさように『ツイン・ピークス』は我が青春の思い出ドラマなのですが、
久々にサントラを聴いたら、
これがまたどっぷりハマってしまったのでした。

 

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