マヤ・ホークのファーストアルバム「Blush」を聴いてみた

待ちに待ったマヤ・ホークのファーストアルバム「Blush」が遂に発売になりました。

当方のブログやBANGER!!!のコラムでも書きましたが、ワタクシ昨年のブルーノート東京公演の時にマヤさんとジェシー(・ハリス)さんにインタビューしまして、その時は「来年のはじめの頃(2月か3月くらい?)にリリース予定」と仰っていました。

https://www.banger.jp/movie/23477/

https://www.banger.jp/movie/23479/

ところがコロナ渦でリリース日がまず6月くらいに延びて、
確かその次にアメリカでBLMのデモが拡大して、
結局これらの影響を受けてリリース日が8月まで延びてしまったのでした。

Maya Hawke / Blush(輸入盤) – TOWER RECORDS

Maya Hawke / Blush(輸入盤帯ライナー付国内仕様)– amazon

amazonやタワレコでアルバムを購入してもよかったのですが、アーティスト直販サイトで売っていたバンドル版(LP/CD+デジタルダウンロード音源 with Tシャツ&ポスターのセット)に心惹かれたので、あえてそちらで購入しました。

https://mayahawke.merchtable.com/

マヤさんのアルバムとシングルの売上の一部はフードバンクのニューヨーク支部に寄付されるそうなので、微力ながら社会貢献にもなるからいいかなと。

で、先方から商品が発送されたものの、まだ届くまで時間がかかるので、先に音源をダウンロードさせて頂きました。

天使の歌声ですねこれは…。

アルバムは全12曲で収録時間38分強。
先行シングルの「To Love A Boy / Stay Open」は未収録。
これはおそらくシングルとアルバムで発売元が違うからでしょう。

ジェシーさんはマヤさんのアルバムについて、当方のインタビューで「クラシック・フォーク・ロック的な感じになる」と仰っていましたが、まさにそんな感じのサウンド。

「フリートウッド・マックやジョニ・ミッチェルのような感じの曲もあるし、ちょっとエキゾティックな曲やカントリー風の曲もあって、心地よい雰囲気のアルバムになっているよ」というコメントにも思わず納得。

フリートウッド・マック風の曲というのはこれのことかな、
この曲は確かにジョニ・ミッチェルっぽいな、
エキゾティックな曲というのはこれで、
カントリー風の曲というのはたぶんこれかな、と思いながら、
1曲1曲じっくり味わって聴かせて頂いてます。
今のところ”By Myself”が一番のお気に入りです。

当然のことながら昨年のブルーノート東京公演で演奏した曲もたくさん収録されているので、ワタクシのようにライブを観に行った方ならば、
「この曲聞き覚えある!」とか、
「確かにこういう曲やってたなぁ」と当日のステージの様子を思い出しながら、マヤさんの曲をより一層楽しめるのではないかと。

マヤさんは「私が書く曲は様々な“愛”をテーマにしています」と言っていて、誰かに伝えたいと思って、自分の感情から自然と出てきたものを歌にしているとコメントしていましたが、それはつまり「普遍的な”愛の歌”」ということになるわけで、コロナ渦で疲弊した心にジワリと沁みる優しい歌のように感じました。
このアルバムを制作している頃は、世の中がこんなことになるとは思わなかったでしょうけれども。。

バンドル版の内容は、製品が手元に届いたら改めてご紹介したいと思います。

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