マヤ・ホーク&ジェシー・ハリス インタビュー at ブルーノート東京こぼれ話

BANGER!!!のwebサイト上にも記事がアップされていますが、先日マヤ・ホーク with ジェシー・ハリスのブルーノート東京公演があった際、 楽屋でマヤさんとジェシーさんにインタビューして参りました。

『ストレンジャー・シングス』ロビン役マヤ・ホークが音楽活動もしてるって知ってた? ジェシー・ハリスとのコラボレーションについて語る | BANGER!!!
https://www.banger.jp/movie/23477/

『ワンハリ』出演の女優&歌手マヤ・ホークの音楽Pはイーサン・ホークの旧友ジェシー・ハリス! 2人の来日インタビュー | BANGER!!!
https://www.banger.jp/movie/23479/

ワタクシは初日の公演を観に行きまして、
インタビューは2日目に行いました。

前回のクライド(・ローレンス)さんへの対面インタビューの時は『Re:LIFE リライフ』(14)のサントラ盤用インタビューで既にやり取りがあったので、そういった点での安心感のようなものがあったのですが、マヤさんとジェシーさんとは初対面。正直かなり緊張しておりました。

ところがいざ楽屋でマヤさんとジェシーさんにお会いしたら、
お二人ともすごく気さくないい人だったので、
依然緊張はしていたものの、
不安になることなくインタビューさせて頂くことが出来ました。

インタビュー内容についてはBANGER!!!のコラムをご覧頂くとして、
ここでは字数の都合でコラムで書き切れなかったことや、
マヤさんとジェシーさんのインタビュー中の様子などを少しご紹介しようかなと思います。

■たくさん話してくれたマヤさん

インタビュアーの立場であったワタクシとしては、
何より「あまり喋ってくれない人たちだったらどうしよう」というのが一番心配だったのですが、
マヤさんもジェシーさんもあまり喋ってくれないどころか、
すごくたくさん喋ってくれる人たちだったので、
大変ホッとした次第です(インタビュー前の雑談タイムでも結構喋っていたと思います)。

特にマヤさんはタランティーノ映画の登場人物のごとく、(実際『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)に出てましたが)アップテンポな調子でたくさん喋ってくれました。
「二世スターとはいえ、あまりお父さん(イーサン・ホーク)とかお母さん(ユマ・サーマン)の話題には触れない方がいいのかな?」…という当方の心配など気にしない様子で、自分からいろいろ話してくれました。

当日はワタクシの拙い英語力をカバーするため、いろいろな映画の資料を持参していったのですが、
『痛いほどきみが好きなのに』(06)の資料に載っていたジェシーさんとイーサン・ホークのツーショット写真を見て「ジェシー、若っ!」と感想を述べたり、終始フレンドリーでした。

■マヤさんからジェシーさんへの敬意と友情が伝わったやり取り

インタビューの質問は基本的に「マヤさん用」「ジェシーさん用」に分けてあるのですが、
内容によってはどちらに答えてもらってもOKなものもあるわけで、
例えばインタビュー前編の「マヤさんとジェシーさんのコラボはどのように実現したんですか?」という質問の時は、

マヤ:「これ、私が答えていい?」
ジェシー:「ああ、もちろん!」

…というやり取りの後、マヤさんが記事にあるようなコメントをしてくれたのでした。
ちゃんと年長者であり、お父さんの親友であり、
自分の楽曲プロデューサーであるジェシーさんに気を遣っているんですね。

で、マヤさんの回答はインタビュー記事だとあのような感じになっていますが、 実際はこんな感じでした。

マヤ:私が子供のころからジェシーのことを知っていて、
曲を作ってはお父さんやジェシーに渡していたのね。
ある時、ジェシーに曲を褒めてもらえたんだけど、
「もっと皆が歌える曲に出来るといいね。メロディが大切だよ」って、ヘコんじゃうようなアドバイスをもらったの!

ジェシー:ハッハッハッハッハ!(隣で大笑い)

マヤ:(苦笑)…というのも、私はまだ子供だったから、
ジェシーのアドバイスが難しくて、
どうやったらいい曲が作れるのか分からなくて悩んじゃったのよね。
それで曲を作らなくなってしまったんだけど、
そのころ演技にも興味を持ちだして…(以下略)

当時のジェシーさんは、マヤさんが子どもだからと言って「よく出来ました」みたいな感じで済ませるのではなく、ミュージシャンとして「本気のアドバイス」をしたんだろうな、と思います。そういう意味ではとても真摯なアドバイスなのではないかなと。

あと、2番目の質問の時も、
ジェシーさんが答えている途中でちょっと間が開いた時に、

マヤ:役割がハッキリしているから、そのぶんケンカをしなくて済むんです(笑)。

…とマヤさんが横からコメントしてきたのですが、
この”カッコ笑い”の時の笑い方がすごくかわいらしくて、

マヤ:役割がハッキリしているから、そのぶんケンカをしなくていいの!ウフフ!ウフフフフ!(はぁと)

…という感じでした。
自分で言ってて自分で笑っちゃった感じでしたね。
そこがなんともチャーミングだったことを付記させて頂きます。

■意外とお互いの代表作をチェックしていなかった二人

インタビュー後編は『ストレンジャー・シングス』(16~)と、
『痛いほどきみが好きなのに』(06)の質問がメインでした。
『ストレンジャー・シングス』の時はマヤさんがメイン、
『痛いほどきみが好きなのに』の時はジェシーさんがメインで答えているので、
その際に相手がそれぞれ退屈しないように、
時々質問を振ってさしあげる必要があったわけです。

で、『ストレンジャー・シングス』の時はジェシーさんに「マヤさんの演技はいかがですか?」と尋ねたのですが、
その時の答えが「彼女はワンダフルだよね!…でも正直に言うと、『ストレンジャー・シングス』は観ていないんだ」というもので、
マヤさんと、同席した通訳さん(『ストレンジャー・シングス』の大ファン)の両方から「Really?」というようなリアクションをされていたのがなんだか面白かった。

一方、ジェシーさんへの質問がメインだった『痛いほどきみが好きなのに』の時に、
「マヤさんはこの映画のどのシーンが好きですか?」と最後に尋ねてみたわけです。
お父さんが監督した映画だから観ているだろうと思ったから。
そうしたら今度はマヤさんが「実はまだ観てないの…」とまさかの回答。
ジェシーさんが「観てなかったの!? ワオ!」とツッコんでいたのも面白かった。

ジェシー:「DVDがあるから、今度観賞会でもやろうか」
マヤ:「それいいね!」

…というようなことを言っていた気もします。
傍目で見ていて、すごく仲がよさそうだなと思いました。

ジェシーさんの細やかな気配りと、
マヤさんのよく笑って、よく喋って、全く気取らない性格に助けられたインタビューでした。

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