チャーリーさんのおみやげ

open strings_jacket

昨日・おとといと定禅寺ストリートジャズフェスティバルがあったので、
せっかくだから何かジャズっぽい事を書こうと思い、
このネタを選ばせて頂きました。

2011年2月のホール&オーツ日本公演の時、
バンドのキーボード担当のエリオット・ルイスさん、
サックス担当のMr. Casualことチャーリー・デシャントさんと一緒に、
都内某所でマッタリお茶してきたのですが、
その時チャーリーさんが「今日はお前さんにおみやげがあるぞい」と言って僕にくれたのが、
“Open Strings”と書かれたCD-Rでした。
ジャケットもトラックリストも全部手書き。
しかもプリントしたものですらなくて、
1枚1枚チャーリーさんの直筆というレアな一品。

open strings_tracklist

チャーリーさんがごく私的にレコーディングして、
仲間うちにだけ配っているという、
極めてプライベートなアルバムなのだそうです。
それを自分にくれたという事は、まぁ「ダチ」と認めてくれたわけで、
その事に本気で感激しましたね。。
(もちろんおみやげそれ自体も嬉しかったけど)
うちのオフクロ様も大喜びです。

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改めて『マン・オブ・スティール』の音楽が素晴らしいと思った日

MOS_cape 

昨日『マン・オブ・スティール』(13)を観てきたのですが、
噂に違わぬ素晴らしい映画でした。

いかにもザック・スナイダー的な映画冒頭のクリプトンの映像。
クリストファー・ノーラン色濃厚な「悩める主人公」の描写。
序盤20分で早くも観客の心を鷲掴み。

次に人物描写。
ジョナサン・ケントとジョー=エルの二人の父親像。
CNNの映画紹介か何かで絶賛されていたラッセル・クロウ(ジョー=エル役)の演技。
クリストファー・メローニーとリチャード・シフの名脇役っぷり。
アメコミの世界からそのまま飛び出してきたかのようなマイケル・シャノンのゴツイ顔。
助演キャラから端役に至るまで、印象的な演技を見せてくれた俳優たちの姿にニンマリ。

そして肝心のアクション演出。
『鉄腕バーディー DECODE』からインスパイアされたらしい、
クライマックスの吹っ飛びまくりの戦闘シーン。
人間サイズで『パシフィック・リム』(13)規模の都市破壊をやってしまう豪快さに唖然。
143分があっという間でした。

ジョー=エルのお世話ロボ(?)ケロアの声が、
『エンジェル ウォーズ』(11)のマダム・ゴルスキーの人(カーラ・グギノ)というのも個人的にツボでした。
「この声、誰か有名な女優なんじゃないかなー」とは思いましたが、
まさかマダム・ゴルスキーだったとは。スナイダー監督も粋な事をなさいます。

そして何と言ってもハンス・ジマーの音楽が素晴らしかった。

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人と人との繋がりが興味深い、『パシフィック・リム』の音楽

pacific rim

映画本編が激アツなら、音楽もまた激アツ。
というわけで『パシフィック・リム』のオリジナル・スコアの話をダラダラと。
作曲は『アイアンマン』(08)、『タイタンの戦い』(10)のラミン・ジャワディ。

さて今回のブログタイトルですが、
『パシフィック・リム』の音楽はいろんな人の繋がりから出来ていて、
それがなかなか面白いのです。
残念ながらこのサントラは国内盤が発売されていないので、
この場を借りて自分なりの思いや考えをライナーノーツ代わりに綴っていきたいと思います。

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