
『センチメンタル・バリュー』(25)のハニャ・ラニの劇伴をアルバムとして聴きたくなり、サントラがデジタル版で出ているみたいだから買おうかな…と思いました。
Hania Rani – Sentimental Value (Original music for the film by Joachim Trier) – amazon music
そうしたところデジタル版のほかにアナログ盤、そしてCDプレス盤でもサントラをリリースしてくれるらしいと分かり、「それならフィジカル・リリース版のアルバムで手元に置いておきたいよなぁ」と考えて、CDプレス盤を予約注文しました。
Hania Rani – Sentimental Value (Original music for the film by Joachim Trier) CD – amazon
Hania Rani – Sentimental Value (Original music for the film by Joachim Trier) Analog – amazon
ところが発売予定日が何と5月22日。
サントラを買おうかなと思ったのが2月下旬のことだったので、堪え性のない当方は「3ヶ月も待つの? 長いなぁ…」と思ってしまいました。
しかし発売元のレーベルの製品情報に目を通すと、やはりこれはCDで手に入れたいなというデザインだったので、「3ヶ月待ってもいいや」と気長に待つことにしました。製品が手元に届くのが楽しみです。
Hania Rani – Sentimental Value (CD) – TOWER RECORDS
Hania Rani – Sentimental Value <限定盤/Black Bio Vinyl>- TOWER RECORDS
さてこの『センチメンタル・バリュー』の劇伴、音楽制作にあたってラニには脚本だけが手渡され、編集の手を加えられず、映像から切り離して音について熟考しながら曲作りをすることができたのだとか。
その結果、映画では表現されていない新しい文脈を提供するような、より抽象的なシーケンスを作り出すのに大いに役立ったのだそうです。
監督のヨアキム・トリアーはラニのスタジオアルバムを聴いて、彼女が「傷つきやすさに敏感だ」と感じて『センチメンタル・バリュー』の劇伴作曲に起用することを決めたというから、ラニに全幅の信頼を寄せたからこそ、このような曲作りの環境を提供することができたのでしょう。
ラニと音響エンジニアのアガタ・ダンコフスカはオスロを訪れて、映画のメインの撮影場所である「実家」で数日間を過ごしたのだとか。
ラニはは物や家具の音をフィールドレコーディングして、ピアノの音もいくつか録音し、家の中を探索することで、登場人物を理解していったそうです。なぜそんなことをしたのかというと、「家」自体が物語の重要な部分を占めていると感じたから。
ただし、ラニのこうした録音(フィールドレコーディング)の多くはサウンドトラックには収録されていないようですが。
Tracklist:
- Sentimental Value [04:47]
- The House [02:49]
- Childlike [02:39]
- Lighter and Lighter [01:56]
- Riksarkivet [03:17]
- Agnes [03:15]
- Rachel [05:35]
- Speaking to the Past [02:19]
- Gustav [06:57]
- Nora [04:50]
タイパ、タイパなどと効率重視の昨今、このような劇伴の作曲の仕方をさせてくれるというのは実に貴重なケースと言えるでしょう。
ま、そんなわけで当方もじっくり腰を据えてサントラCDの発売を待とうかなと思います。
※2026/06/25追記
予約注文していたショップから5月22日に「入荷が遅れています」という遅延メールが来て、その後待つこと約1ヶ月。ついにサントラ盤が届きました。

紙ジャケ仕様で内側は白を基調とした繊細なデザイン。
観音開き仕様というのでしょうか。
ブックレットはないものの、パッケージ内側にハニャ・ラニのセルフライナーノーツが印刷されてあります。
汚れがつかないように大切に取り扱いたいと思います。

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