
一時期に比べてリサイクルショップでサントラ盤を発掘する機会が減ってきましたが、「そういえば、だいぶ前に『ブレイド3』(04)のサントラ盤を中古で見かけたなぁ。やっぱりあれ買っておこうかな。まだ売ってたらの話だけど」などと考えながら仙台市内の某ショップに行ってきました。
で、肝心の『ブレイド3』のサントラ盤はまだ売っていたものの、いかんせんラミン・ジャワディ(とRZA)の劇伴の収録数が少なく、今回もやはり購入意欲が湧かなかったのでした。しかし「おお、こんなところに売っていたのか!」「この映画、サントラが出ていたのか!」という掘り出し物のサントラ盤を2枚買えたのでご紹介します。
1枚目:『デビル』(音楽:ジェームズ・ホーナー)
1990年代当時ソニーミュージックから発売になっていた国内盤サントラが330円で買えました。当時この映画を劇場で観たとき「あまりパッとしないなぁ」と思って、サントラの購入を見送ってしまったんですね…。
ちなみ映画があまりパッとしなかったのは、ブラッド・ピットが主演に決まったあと、スタジオの意向で「共演者も大物を呼ぼう」という話になってハリソン・フォードを迎えた結果、助演にあたるフォードの役もキャラを膨らませなくてはならなくなり、何度も何度も脚本の書き直しを行ったためでした。何度もリライトした結果、物語の焦点がブレてしまったのでしょう。
しかしいま改めて観てみると、ジェームズ・ホーナーのアイリッシュ音楽系劇伴が実によい。
あのホーナーの劇伴がお値段3ケタ台で聴けるなら大変お買い得と言うしかありません。
発売元がTommy Boy Recordsというインディペンデント系レーベルだったせいか、ホーナーの作品でも配信リリースになっていない作品でもありますし。
ちなみにメイン・タイトル曲で聴かれる女性ボーカルは、弊社リリース作品「ケルティック・ロマンス」でも美しい歌声を披露しているサラ・クランシーでした。道理で聞き覚えのあるお声だと思いました。そういう”発見”があったということも含めて、実に有意義な買い物でした。

2枚目:『瞳が忘れない/ブリンク』(音楽:ブラッド・フィーデル)
マデリーン・ストウとエイダン・クインという『張り込み』(87)の出演者が再び共演した1994年のスリラー映画。当方はストウさんが大好きなのでぜひ本編も観たいと思っているのですが、どうも円盤化していないようです。もちろん配信でも観られません。残念すぎます。。
そんな本作ではありますが、当時Milan Recordsからサントラ盤が出ていたのでした。しかもスコア作曲はブラッド・フィーデル。
近年当方は『告発の行方』(88)や『ゾンビ伝説』(88)などフィーデルのサントラ盤を買い集めているので、『ブリンク』も速やかに購入して保護させて頂きました。
アルバムにはフィーデルの劇伴に加えて、シカゴで結成されたアイリッシュ系インディーバンド、ザ・ドローヴァーズの楽曲を3曲収録しています(1曲は”The Boys And The Babies / Is Craig Here?”で曲が繋がっているので実質4曲)。
本作のヒロインは視覚障害のあるヴァイオリン奏者という設定で、彼女が所属するバンドとしてドローヴァーズも劇中で登場しているらしい。
ああ、何だかますます映画本編が観たくなってきた…。
1990年代は地味だけれども興味深いスリラー映画が本当にいろいろあったなぁ、と最近しみじみ思います。奇抜さよりも監督の職人技で魅せるスリラー作品というのかな。
アルバムの収録時間が46分くらいで、全14曲のうちドローヴァースの曲が3曲で、それぞれ4分前後。
だからフィーデルの劇伴は30分ちょっとという計算になります。
まあちょっと少ないかなという気もしますが、この時期のサントラは劇伴が30分前後というのが多かったので致し方ありません。1990年代のフィーデルのシンセ劇伴が楽しめればそれで満足です。
そんなわけで、久しぶりに中古で掘り出し物のサントラ盤に巡り会えた一日でした。
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