先日twitterのタイムラインにポッと流れてきた、
「『スモーク』(95)デジタルリマスター版 東京・YEBISU GARDEN CINEMAほかで12月公開」の情報。
http://eiga.com/news/20160814/9/
うわわわ、『スモーク』懐かしいわぁぁぁぁ…と思わずリツイートしてしまったのですが、
どうやらこの映画が好きだという方は結構多いようで。
ワタクシ当時も今も喫煙の習慣が全くないし、
どちらかといえば嫌煙家なのですが、
それでもこの登場人物たちがタバコを吸いまくる映画が好きなのであります。
この映画は恵比寿ガーデンシネマの1周年記念作品として上映されて、
確か仙台は数ヶ月遅れで公開になったのかな。
今はなき仙台駅東口の映画館「シネアート」で観た記憶があります。
当時のワタクシはまだ学生だったので、
ウチの親にも「この映画、アンタにはまだ早いんじゃない?」…と言われまして、
実際、当時どれだけこの映画の面白さ(”味”というやつですね)を理解したかは正直怪しかったのですが、
ワタクシはハーヴェイ・カイテルが大好きなので「あー、今回もいい演技してるなぁ」という感じで楽しませて頂きました。
『黄昏のチャイナタウン』(90)とか『愛を殺さないで』(91)、
『テルマ&ルイーズ』(91)、『バッド・ルーテナント』(92)、
『アサシン 暗・殺・者』(93)、『プレイデッド』(93)などなど、
この時期のカイテル氏の演技はどれも“コクがあるのにキレがある”味わいなのでした。
で、確か当時この映画のパンフを買ったはずだよなーと思って棚を調べてみましたら、やっぱりありました。
若干、経年劣化で痛んでましたが…。
GARDEN CINEMA EXPRESSのVol.12。
主要キャストの主な出演作が結構細かく記載されていて、
スターチャンネルやWOWOWやビデオレンタルで映画を観る時の参考になりましたね。
GARDEN CINEMA EXPRESSは読み物としてなかなか充実していて、
「オーギー・レンのクリスマス・ストーリー」が丸ごと掲載されていたり、
当時フジテレビで放送していた『二カ国語』という深夜番組のプロデューサーのコラムが載っていたり、
Y本T郎と金田浩樹のグダグダ座談会の書き起こし(←正直これは要らなかった…)が載っていたりしたのですが、
ワタクシが特に興味深く読ませて頂いたのが、
トム・ウェイツに関する音楽ライター氏のコラム。
当時の自分はまだトム・ウェイツのことを知らず、
映画のラストで思いっきりドスの効いた声でInnocent When You Dreamが流れた時、
「何かスゲェ声の人の歌だなー」と思ったりしたのですが、
コラムを読んでウェイツが独自の世界観を持ったアーティストなのだということを初めて知ったのでした。
その後スターチャンネルか何かで『シー・オブ・ラブ』(89)を観た時、
エンドクレジットで原曲の面影が全くないアレンジ&例のドスの効いた歌声のSea Of Loveが流れてきて、
「あ、これトム・ウェイツだ!」と妙に嬉しくなったりしたものです。
そして『スモーク』のラストといえばSmoke Gets In Your Eyes(邦題:煙が目にしみる)。
「煙が目にしみる」といえばザ・プラターズ、
あるいは『オールウェイズ』(89)で使われたJ.D.サウザーのカヴァー版、、
ワタクシ的にはブライアン・フェリーのカヴァー版…なのですが、
この映画で使われたのはジェリー・ガルシア(元グレイトフル・デッド)のカヴァーバージョン。
この曲はミュージックビデオが作られていて、
映画の中でビッチな娘を演じていたアシュレイ・ジャッドまで出演しているのですが、
ジェリー・ガルシアは1995年の8月に亡くなっているので、
恐らく亡くなる直前のレコーディングだったのではないでしょうか。
原曲とはかなり違うアレンジですが、
自分の中ではこれも思い出深い「煙が目にしみる」のカヴァーになっています。
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