『イコライザー』はハリー・グレッグソン=ウィリアムズのクールな音楽がカッコイイぞ!の巻

the equalizer

というわけで今回は『イコライザー』(14)のサントラ盤について。
音楽は『アンストッパブル』(10)、『ザ・タウン』(10)のハリー・グレッグソン=ウィリアムズ。
お名前がちと長いので、以下HGWと書かせて頂きます。

HGWのサントラがプレスCDでリリースされるのは、
『カウボーイ&エイリアン』(11)以来ほぼ3年ぶりになるでしょうか。
『デジャヴ』(06)や『サブウェイ123 激突』(09)、『トータル・リコール』(12)など、
コンスタントに力作スコアを作曲しているにもかかわらず、
最近は配信&米amazonでのCD-Rリリースのみという状態が続いていましたが、
今回は久々のプレスCDでのリリースで嬉しくなっちゃいます。
しかもアントワーン・フークア作品への登板は『リプレイスメント・キラー』(98)以来16年ぶり。
いろいろ久々づくめで感慨深いものがありますね。。

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「行け!マッコール 我前に敵は無し」 世直し仕置き人アクション『イコライザー』

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アメリカ国内の映画興行成績トップ10で、
堂々の初登場1位を記録したデンゼル・ワシントン主演最新作『イコライザー』(14)。
ワタクシ仕事の関係で先月マスコミ試写に行ってきたのですが、
確かに面白い映画でした。初登場1位も納得。

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ヘルベルト・グレーネマイヤーの音楽が心にしみる…。 『誰よりも狙われた男』のサウンドトラック

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先日の映画『誰よりも狙われた男』(14)に関する投稿で、
「ワタクシのお気に入りの助演キャラはミヒャエル・アクセルロット」と書きましたが、
それはなぜかと申しますと、
アクセルロットを演じているのが、
劇中の音楽を手掛けたヘルベルト・グレーネマイヤーだからなのであります。

この人、本職はミュージシャンなんですが俳優としても活動しておりまして、
「グレーネマイヤーなんてミュージシャン知らなーい」という人でも、
『U・ボート』(81)を観たことがあれば顔を知っているハズなんです。
あの映画でヴェルナー少尉を演じていたのがヘルベルト・グレーネマイヤーだったのです。

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さらばフィリップ・シーモア・ホフマン…! 『誰よりも狙われた男』のバッハマン役に演技派俳優の悲哀を見たの巻

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先日…と言っても、もう結構前になりますが、
仕事で映画『誰よりも狙われた男』(14)の内覧試写に行って参りました。
フィリップ・シーモア・ホフマンの最後の主演作というせいか、
かなり後半の日程の試写に行ったにもかかわらず、
試写室は満席で追加の折りたたみ椅子まで出す状況。
うーん、早めに会場入りしておいて本当によかった。

原作はスパイ小説の大御所ジョン・ル・カレ。
あの「余計な説明はしないので、アタマを使って観て下さい」という、
知的好奇心刺激しまくり映画『裏切りのサーカス』(11)の原作者ですね。
まぁ今回も地名とか人物名とか役職名とかの情報はほとんど視覚的に表示されませんが、
『裏切りのサーカス』と違って舞台はドイツ国内(ハンブルク)だけだし、
回想シーンなどもないので、比較的ラクに話を追っていけます。
自分は”予習”として、原作小説を中盤ぐらいまで読んでから映画を観ましたが、
登場人物の数やサイド・エピソードもかなり削ってますね。
ストーリー展開が整理されたので、
『裏切りのサーカス』がややこしすぎて挫折した人も、
『誰よりも狙われた男』は楽しんで頂けるのではないかと思います。

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