リベンジ・アクションの皮を被った社会派映画?ニコラス・ケイジの『トカレフ』

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6月に東京へ行った時、
映画を1本観てから仙台に帰れそうだったので、
B級街道まっしぐらのニコラス・ケイジ主演作『トカレフ』(14)を観てきました。

愛する娘をトカレフの銃弾で殺された父親(ニコラス・ケイジ)が、
真犯人に復讐するべく暴れ回るリベンジ・アクション…なんだけども、
何だか全編ミョーなノリで、
「衝撃のラスト」と銘打たれているあの結末も、
呆気にとられるというか何というか…。
正直あのラストのオチは読めませんでした。

観終わってみればこの映画、
痛快リベンジ・アクションというよりも、
「ニコラス・ケイジの場当たり的な復讐のせいでムダに死人が出る」という、
「身から出たサビ・因果応報リベンジ・アクション」だったんだなぁと思った次第。

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iPad Airに買い換えてZ+ Musicのアプリを入れてみた。

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購入から4年経ち、
ついにiPad初号機の動作があちこち怪しくなってきてしまいました。
そこでうちのレーベルも7月で7周年を迎えたというタイミングもあり、
思い切ってiPad Airに買い換えました。
iOSのバージョンも7に移行ということで、777のジャックポットです。

新機種に買い換えて最初にやってみたかったことは何かというと、
SiriとのトークでもiPadのカメラ機能でも何でもなく、
「Z+のアプリでジマーさんの音楽を聴く」ということでした。

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『完全犯罪クラブ』はライアン・ゴズリングを愛でる映画です(たぶん)。

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先日『オンリー・ゴッド』(13)を観たうちの母が、
「このゴズりんは二度と観たくない」
「あの刀持ったおっさん(=チャンさん)が嫌」
…と実に分かり易すぎる拒否反応を示しまして、
「何かほかのライアン・ゴズリングの映画で気分転換したい」と言ってきました。

しかし我が家では『きみに読む物語』(04)以降のゴズりん映画はほぼ鑑賞済み。
あとは日本未公開の『Fracture』(07)ぐらいしかないのでは?と思ったのですが、
『完全犯罪クラブ』(02)は未見だったらしいのでDVDを借りてきました。
ライアン・ゴズリングの役は、
完全犯罪に魅せられた金持ちイケメン高校生リチャード。
頭はいいけどオタク系のクラスメイト・ジャスティン(マイケル・ピット)と、
「完全犯罪とは何ぞや」と日々良からぬことを企んでます。

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ジャジー&ブルージィな『ラストベガス』のサントラ盤にハマっております。

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還暦を過ぎた4人のオヤジが、
仲間の独身サヨナラパーティー(バチェラー・パーティー)で大騒ぎ!
…とまぁそれだけの内容なのに、
『ラストベガス』(13)が思った以上にいい映画で嬉しくなりました。

バチェラー・パーティーの話と言っても、
『ハングオーバー!』(09)ほど下品じゃないし、
主役が酸いも甘いも噛み分けたオヤジ4人組なので、
ハメを外しまくりつつも、ギリギリ一線は越えないところがいいなぁ、と。
たった数日の出来事しか描いていないのだけれども、
4人のオヤジたちの長年にわたる友情ドラマがいいんだなぁ、これが。
安易な回想シーンの挿入に頼らず、
いま現在の”オヤジ”たちに過去のエピソードを語らせる演出もいいですね。

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