『007 スカイフォール』(12)が早く観たいのですが、
まず『ロックアウト』(12)を先に観てきました。
こっちの方が早く劇場公開が終わってしまいそうだから。
『96時間』(08)や『パリより愛をこめて』(10)の流れを組む、リュック・ベッソン謹製「準A級(あるいはB+級)のハリウッドスターを使って作った小料理風アクション映画」シリーズ最新作。宇宙刑務所を舞台にガイ・ピアースと極悪囚人が大暴れします。
こんなブログタイトルにしてしまいましたが、
僕の中では既に答えが決まっておりまして、
『007 ゴールデンアイ』(95)のエリック・セラの音楽はもう断然”是”なのであります。
しかしコアな(年季の入った)007ファンの間では、
セラの音楽は賛否真っ二つ…というか、否定派の方が若干多い感じ。
今度の『007 スカイフォール』(12)の音楽より意見が分かれてます。
「まんま『レオン』(94)じゃん!」とか「こんなの007の音楽じゃねぇ」とか、
結構辛辣な意見もチラチラ見たりもするのですが、
いやかなり面白いですってセラの007音楽。
『ゴールデンアイ』は1989年の『消されたライセンス』以来、
実に6年ぶりのボンド映画だったわけですが、
ピアース・ブロスナン(当時42歳)を5代目ボンドに迎えて、
久々にシリーズを”復活”させるにあたって、
「新鮮さ」と「スタイリッシュさ」を前面に押し出す戦略で行く事にしたのでしょう。
となると、音楽もこれまでのジョン・バリーのスタイルとは違った路線で行きたくなるのが人情というもの。
そこで白羽の矢が立ったのが、
前年に『レオン』がスマッシュヒットを記録して、
英語圏での知名度が上がったエリック・セラだったのではないかと思うのです。
昨日、だいぶ前にプレミアムバンダイで注文していたエゥーゴカラーのジムIIと、ジオン残党軍カラーのベースジャバーが届きました。
ジムIIは連邦軍カラー(赤と白のやつ)、トリントン基地所属のデザートカラーに続いて3体目。我ながら一体どんだけジム好きなんだと箱を前にして思う。どことなく哀れを誘う感じのこの顔→(凸)が何だか愛おしいんだな、これが。
というわけで、早速箱を開けてみる。
成形色はこんな感じ。特に限定版だけのおまけパーツとかはありません(泣)。
この写真じゃよく分かりませんが、ちゃんと連邦軍カラーに比べてややクリーム色っぽい白になってます。
連邦カラーのGMIIを横に並べて比べると、白の発色の違いがよく分かります。
エゥーゴカラーのジムIIといえばやはりアレですね、メッサーラを駆るシロッコに「落ちろ、蚊トンボ」と思いっきり見下されて撃ち落とされたのが印象深い。セリフに”!”マークすらつかない冷めた口調で罵られていたのが何だか泣けてくる。
アニメ本編でジムIIが撃墜したMSは、ジャブローのグフ飛行試験型くらいだったでしょうか。しかも単機で墜としたんじゃなくて、確かネモとの共闘だった気がする。あとは一方的に撃墜されるのみ。見事なジョバーっぷりです。
金曜に『007 スカイフォール』(12)のサントラが届いたので、
週末に延々と聴きまくってました。
音楽はサム・メンデス監督のお気に入り、トーマス・ニューマン。
ワタクシはトーマス・ニューマンの音楽が好きなので、
アメリカ人の彼があの007の音楽担当に抜擢されたというのはかなり感慨深いものがありました。
アメリカ人作曲家の起用は『消されたライセンス』(89)のマイケル・ケイメン以来になりますかねー。
トーマス・ニューマンとアクション大作(しかも007シリーズ)というのがなかなか頭の中で結びつかなかったのですが、
なるほどこう来たかと。
『スカイフォール』の前にロマンティックSFサスペンスの『アジャストメント』(11)と、
スパイスリラーの『ペイド・バック』(11)の音楽を担当したのがいい準備運動になったようです。