3/16(土)に坐カフェで『ケルティック・ロマンス』のイベントを上演します

去年の秋頃からいろいろ構想を練っていたのですが、
やっとまとまった形になったのでお知らせ致します。

3/16の土曜日、夕方18:30から大町の坐カフェさんで
『ケルティック・ロマンス』のシアトリカルなイベントを上演します。
「朗読と音楽で綴るケルト神話の世界」という事で、
朗読劇形式のイベントをやらせて頂きます。

朗読劇『ケルティック・ロマンス/リーアディンとクーラザーの伝説』

■日時
2013年3月16日(土) 18:30スタート
(開場は開演の30分前になります)
■会場
坐カフェ
〒980-0804 仙台市青葉区大町1-3-7 横山ビル1F
Tel: 022-266-4632
■料金
1,500円(+1ドリンク500円)
※代金は当日会場にてお支払い下さい。
■チケット(席)のご予約
弊社webサイトお問い合わせフォームからお願いします。
※要予約です。
■出演
高橋宗義/下村徳和/ワタナベヒロコ/小松歩美/植西舞(敬称略)

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マイケル・ダナ名作選 / ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日 (2012)

life of pi

『ケルティック・ロマンス』のアーティスト、マイケル・ダナ&ジェフ・ダナのフィルモグラフィーを振り返る不定期連載企画。

今回は「いま書かないでいつ書くんだ」という事で、マイケル初のオスカーノミネートとなった『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』(12)をご紹介します。

アン・リーが単なるサバイバル映画を撮るわけがないとは思っていましたが、これほどまでに暗喩に満ちた、宗教的な思想を問う内容だったとは。何を書いてもネタバレになりそうなので、物語の解釈についてはここで触れない事にしておきます(僕自身100パーセント話を理解したわけではないから、という理由もありますが)。

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マシュー・マコノヒーのダークサイドが炸裂する怪作『キラー・スナイパー(原題:KILLER JOE)』

ウィリアム・フリードキン監督が放つ異色スリラー(というかダークコメディでもある)『KILLER JOE』(12)が『キラー・スナイパー』というズレた邦題でDVDスルーになりました。

この映画、スナイパーなんか出て来ません。
タイトルロールの悪徳警官ジョー(マシュー・マコノヒー)も狙撃銃なんか持たないし、そもそもガンアクション・シーンもありません。

多くの人が「何でこんな邦題になったんだよ!」と憤慨しているようですが、おそらく発売元が「何か地味な映画だから、タイトルを”キラー・スナイパー”にして、アクション映画と勘違いして製品を手に取ってもらえるようにしよう」…と考えたのではないかと思われます。

ちなみに『KILLER JOE』は、トレイシー・レッツ(『BUG/バグ』(06)の原作者)の戯曲を映画化した作品です。観ていて「地味」と思ったら、それは「舞台劇が原作だから」ということなので念のため。

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TAKEN 2 -96時間 リベンジ-

taken2

自分は前作『96時間』(08)がすごく気に入っているので、
続編『96時間 リベンジ』(12)は期待半分・不安半分で観に行きました。
しかしいざ本編を観てみたら、続編とはいえまあまあ楽しめたのでひと安心。

ブライアン(リーアム・ニーソン)の親バカぶりは今回も健在ですが、続編ではそこに「元妻(ファムケ・ヤンセン)にも未練タラタラ」という要素が加わり、「俺の家族に手ェ出す奴は全員ブッ殺す!」的な家族ヒーローっぷりに磨きがかかりました。前作のパリに続いてイスタンブールの街を破壊しつつ、至る所でリーアム無双を繰り広げる事になります。

個人的にツボだったシーンは以下の通り。

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マイケル・ダナ、ゴールデン・グローブ賞の作曲賞受賞!

「ケルティック・ロマンス」のマイケル・ダナが『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』(12)の音楽で、めでたくゴールデン・グローブ賞の最優秀作曲賞を受賞しました。

いやー嬉しいですね。ダナの受賞はもちろんの事、プレゼンテーターがジェイソン・ステイサムだったのも個人的に嬉しかったりして。ジェニファー・ロペスと一緒に出てたのは、映画『PARKER/パーカー』(13)の宣伝も兼ねてますね。ワイルドな封筒の開封の仕方がツボでした(笑)。

壇上にはX JAPANのYOSHIKIもいたし、ある意味話題性にも事欠かない顔ぶれ。

さて、これでいよいよアカデミー賞作曲賞も射程圏内に入ったわけですが、気になるアカデミー賞の作曲賞候補者の顔ぶれはというと、

■ダリオ・マリアネッリ/『アンナ・カレーニナ』
■アレクサンドル・デスプラ/『アルゴ』
■マイケル・ダナ/『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』
■ジョン・ウィリアムズ/『リンカーン』
■トーマス・ニューマン/『007/スカイフォール』

…となっております。
今年は「映画音楽できちんとした実績を残している人」がノミネートになりました。

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