先週は数日お休みを頂きまして、2つのコンサートに行って参りました。
ひとつはプライマル・スクリームの来日公演@新木場STUDIO COAST。
そしてもうひとつがティム・バートン&ダニー・エルフマンのハロウィーン・コンサート@東京国際フォーラム。
今回ブログで書かせて頂くのは後者です。
過去2回のダニー・エルフマンの来日公演は夏に行われていましたが、今年はハロウィーンの時期に来て下さいました(今週末にハリウッドボウルで3days公演を行う模様)。
先週は数日お休みを頂きまして、2つのコンサートに行って参りました。
ひとつはプライマル・スクリームの来日公演@新木場STUDIO COAST。
そしてもうひとつがティム・バートン&ダニー・エルフマンのハロウィーン・コンサート@東京国際フォーラム。
今回ブログで書かせて頂くのは後者です。
過去2回のダニー・エルフマンの来日公演は夏に行われていましたが、今年はハロウィーンの時期に来て下さいました(今週末にハリウッドボウルで3days公演を行う模様)。
ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、
『世界一キライなあなたに』(16)のサントラ盤(スコア盤)にライナーノーツを書かせて頂きました。
音楽は『ロミオ+ジュリエット』(96)や『ラブ・アクチュアリー』(03)のクレイグ・アームストロング。
ランブリングさんから原稿のご依頼を頂いた時、
「あれー?確か『世界一キライなあなたに』はユニバーサルからコンピ盤が出るのではないですか?」と尋ねたら、
ランブリングさんからスコアアルバムを急遽リリースすることになったというお話でした。
本国ではダウンロード版のみのリリースだったのに、
日本ではきちんとCDアルバムでリリースして下さるとはありがたい。
以前twitterか何かで書いたと思うのですが、
ワタクシ、クレイグ・アームストロングの音楽が大好きでございまして、
『セカキラ』のスコアアルバムをCDアルバムで出して下さると聞いてもう大喜びですよ。
そしていつかアームストロング作品のライナーノーツを書いてみたいとも思っていたのですが、
今回ついにアームストロンガーの願いが叶いました。
(アームストロンガー=クレイグ・アームストロングの音楽が大好きな人のこと。ワタクシが勝手に作った造語です)
ランブリングさん最高!
そんなわけでスコア盤のライナーノーツでは、
アームストロングの代表作をざっくりチェック出来るような情報をまとめつつ、
彼の音楽の特徴や『セカキラ』の音楽分析などをみっちり書かせて頂きました。
アームストロンガーを自称するワタクシとしては、
たくさんの人にクレイグ・アームストロングの音楽を聴いて頂きたいと思っているので、
『世界一キライなあなたに』のスコア盤を聴いて彼の音楽が気に入った方が、
拙稿に目を通して頂いて、
彼のその他の映画音楽作品やソロアルバムにも興味を持ってもらえれば幸いに存じます。
先週『スーサイド・スクワッド』(16)を観てきました。
ド派手なポスタービジュアルからもっとアナーキーな内容を想像していたのですが、
デヴィッド・エアー監督にしては思ったより無難にまとめたような印象でしたね。。
荒くれ者集団のアナーキーっぷりなら『サボタージュ』(14)の面々のほうがいい感じにブッ壊れてたし、
捨て駒部隊の悲哀というテーマも『フューリー』(14)のほうが真に迫っていたし、
何だか不完全燃焼な感じがして仕方がない。
都内での劇場公開から遅れること約一ヶ月、
先日遅ればせながらヒエラルキー崩壊スリラー『ハイ・ライズ』(15)を観てきました。
そういう映画だということは分かっていましたが、
ポスタービジュアルなどでスタイリッシュさを前面に出しつつ、
映画開始数分でゴミ屋敷のような不潔でカオスな映像を見せられるという構成が強烈でしたね。。。
その後はエロ・グロ・インモラル・デカダンスな展開の連続。
「上層階に行くにつれて住民が富裕層になっていく」
「電力などの供給は上層階優先」
「下層階の住人の陳情は基本的に後回し(もしくは放置)」
…というとんでもないマンションですが、
「入居時に管理者側からルールの説明があったんじゃないの?」と思ったものの、
マンションの設計者ロイヤル氏(ジェレミー・アイアンズ)の言動を見ていると、
たぶん肝心なことは一切説明しなかったんだろうなと思いました。
こんなマンション、お金があっても絶対住みたくない…。
ことほどさようにイギリスの階級社会を痛烈に皮肉った本作ですが、
音楽もなかなかシニカルでした。
エイベックス&ウォルト・ディズニー・ジャパン様からのご依頼で、
『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』(16)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。
音楽はみんな大好き巨匠ジョン・ウィリアムズ。
ウィリアムズの健康上の理由もあり、
スピルバーグの前作『ブリッジ・オブ・スパイ』(15)の音楽はトーマス・ニューマンでしたが、
本作でスピルバーグ×ウィリアムズのコンビが復活しました。
御年84歳ともなると、いろいろ心配してしまいますからね。。
YouTubeで『BFG』のレコーディング風景を見ましたが、
ウィリアムズがお元気そうだったので安心しました。