DARK SHADOWS(映画について)

dark shadows01

ティム・バートン監督による「ちょっと変わったヴァンパイア映画」という宣伝文句(?)で公開中の映画『ダーク シャドウ』(12)観て参りました。

感想としては、「何か想像していたのと違う内容だったなぁ」という感じ。

「18世紀半ばにヴァンパイアにされて棺桶に入れられた男が、200年ぶりに蘇って大騒動を巻き起こす」というあらすじを聞いた時には『ビートルジュース』(88)みたいにメチャクチャな事をやってくれるのかと思ったのですが、あの映画ほどブッ飛んでいるわけでもなく、カルチャーギャップネタも控えめで、ホラー映画とカテゴライズするには『スリーピー・ホロウ』(99)ほど残虐でもない。「それなりによく出来てるけど、何か物足りない」という印象でした。

続きを読む

マイケル・ダナ名作選 / エキゾチカ (1994)

exotica

5/15にレーベルから『ケルティック・ロマンス』もリリースした事ですし、マイケル・ダナ&ジェフ・ダナのフィルモグラフィーを振り返る意味も込めて、彼らが手掛けたサントラを不定期で紹介していこうと思います。

1回目は何にしようかなと思ったのですが、1度聴いたら忘れられない楽曲の強烈なインパクトと、アトム・エゴヤンとマイケル・ダナの名前を一躍有名にした作品という事で、1994年の映画『エキゾチカ』(94)にさせて頂きました。

いかがわしい感じのナイトクラブ「エキゾチカ」に集う人々(ワケあり国税調査官、希少動物の密輸に関与しているペットショップのオーナー、ロリータ系ストリップ・ダンサー、ネクラそうなクラブDJ)の「何の接点もなさそうで、実は奇妙な線で繋がっていた」人間模様を描いたミステリードラマとでも申しましょうか。そこはかとなくエロティックで、陰鬱で、救いがあるのかないのかよく分からない内容は、いかにもエゴヤン映画といった感じ。

ダンサー役のミア・カーシュナーは『24 -TWENTY FOUR-』の女テロリスト・マンディ役で有名。共演はブルース・グリーンウッド、イライアス・コティーズ、ドン・マッケラーとこれまた胡散臭い面々。後にエゴヤン監督の『スウィート ヒアアフター』(97)で主演級の役を演じるサラ・ポーリーが脇役で出てます。

続きを読む

タイタンの逆襲

Wrath of the Titans

巷の評価はどうあれ、僕自身は『タイタンの戦い』(10)が結構好きだったりします。
出演者の顔ぶれもよかったし、神と人間の愛憎半ばの関係を描いたドラマもツボだったし、クリーチャーデザインもいい感じだったし、音楽もよかった(と思う)。

そんなわけで、続編の『タイタンの逆襲』(12)もそれなりに期待して観に行ったのですが、やっぱり1作目の方がよかったなーと思いました。まぁ映画開始早々、前作のヒロイン・イオが既に亡くなっていたり(不老不死ではなかったらしい)、アンドロメダ役がアレクサ・ダヴァロスからロザムンド・パイクに変わっていたりして、何となく嫌な予感はしていたのですが。

今回は「親子(兄弟)の絆」という限定的なテーマが題材になっているせいか、ドラマが神と半神(デミゴッド)のキャラクター中心で、前作のような「神と人間の関わり」を描いたドラマが面白かった自分には何か物足りないものがありました。

続きを読む

仙台市内の『ケルティック・ロマンス』取扱い店(3件目)

ACR_havent01

先日発売になったマイケル・ダナ&ジェフ・ダナの『ケルティック・ロマンス』、おかげさまでなかなか好調なセールスを記録しております。

アルバムを買って下さった皆さん、どうもありがとうございます。
買おうかどうしようかお悩み中の方、神秘的で心洗われるような音楽なので是非ぜひご購入下さい。

さて、先日のブログで仙台市内では「坐カフェ」さんと「旅カフェ サマルカンド」さんの店頭で『ケルティック・ロマンス』がお買い求め頂けますよ、と書かせて頂きましたが、国分町のミニマル&スタイリッシュなカフェ「cafe haven’t we met」さんでもアルバムを取扱ってもらえる事になりました。

続きを読む

『アーマード 武装地帯』を3倍面白く見る方法

armored

僕は『シングルス』(92)以来のマット・ディロンのファンなので(『ランブルフィッシュ』(83)は少し後になって観ました)、彼の出演作はほとんど観ているのですが、『アーマード 武装地帯』(09)がB級ながらなかなか面白くて、CSの映画チャンネルで放送していると、つい何度も観てしまう。

「現金輸送を請け負う警備員6人による偽装強盗+友情崩壊劇」という感じの内容で、なかなか見応えがある・・・と思うのですが、どうも巷の評価が芳しくない。「こんな穴だらけの強盗計画、成功するわけないじゃん」的な冷めた見方をされる方が多いのですが、この映画の場合、それは間違った見方ではないかなぁと思うのです。

つまり「強盗計画が成功するか否か」ではなく、「この穴だらけの計画がどこでどう狂って、6人がどのように破滅していくか」という感じで、違った視点から物語を追っていくと、結構濃密な密室サスペンス&人間ドラマが楽しめるのではないかと。

続きを読む