『プリズン・ブレイク』DSDリマスター盤でラミン・ジャワディ・サウンドの原点を振り返るの巻

prison break

ラミン・ジャワディ作品の宣伝強化月間継続中!ということで、
『パーソン・オブ・インタレスト』(11~)、
『アイアンマン』(08)に続いて、
先頃DSDリマスター盤が発売になった、
『プリズン・ブレイク』(05~09)のサントラ盤について書かせて頂こうと思います
今回リイシューされたのは、
シーズン1と2の音楽を合計31曲・63分ほど収録したサントラ盤です。

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『パーソン・オブ・インタレスト』のサントラ盤、日本版は2枚組仕様でお買い得です!の巻

person of interest

昨年の暮れにランブリング・レコーズさんから、
「『パーソン・オブ・インタレスト』のサントラ盤ライナーノーツを書いてみませんか?」
…とお声がけ頂きまして、
仕事の依頼を頂いてからドラマをシーズン2までイッキ観したのですが、
いやーすっごい面白いじゃないですかこのドラマ!

「何で今までこんな面白いドラマをスルーしてたんだよ自分!」と思ったと同時に、
このドラマの面白さに気づかせてくれたランブリングさんに大変感謝した次第です。

『パーソン・オブ・インタレスト』の何がそんなに面白いのかについては、
まぁ何か別の機会に詳しく書かせて頂くとして(ひとことで言えばこのドラマはセリフが面白いです)、
今回はサントラ盤のお話です。
製品のライナーノーツで書ききれなかったこともいくつかあるので、
その補足も兼ねてということで。

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コピーコントロールCDにサヨウナラ!今度の『24 -TWENTY FOUR-』サントラ盤はDSDリマスタリング仕様です!の巻

24

タイトルが長くてスイマセン。
でもそういうことなんです。

ランブリング・レコーズさんの熱血企画「サウンドトラック傑作選50」では、
映画のサントラ盤だけでなく、
TVシリーズのサントラ盤もラインナップに加わっているのですが、
今から約10年前にリリースされた『24 -TWENTY FOUR-』のサントラ盤も再発されることになりました。

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Hills of Ireland

アルバム『ケルティック・ロマンス』の中から推し曲を挙げるとするならば、フツーは『処刑人』(99)で使われた”The Blood of Cu Chulainn”なのでしょうけれど、個人的にはアルバム2曲目の”Hills of Ireland”も結構好きだったりします。

アルバム1曲目の”Evensong”はいわゆる「イントロ」なので、”Hills of Ireland”が事実上の1曲目って事になります。アイルランドの丘を映した空撮映像のバックにこの曲が流れて、荘厳なナレーションがかぶさるイメージ。日本語吹替え版とかなら銀河万丈氏の声とか合ってそう(PCエンジンCD-ROM2版『イース』のノリ)。

IMAGICA BSでマイケル・ダナ&ジェフ・ダナが音楽を手掛けた『CAMEROT 禁断の王城』を放送してるし、タイミング的にもなかなかいい感じ。まー欲を言えば『CAMELOT』の放送開始とほぼ同時期に『ケルティック・ロマンス』を出したかったんですが、スケジュール的に無理でした。

なんやかんやで発売まであと1週間切りました。
『ケルティック・ロマンス』をよろしくお願いしますー。

Mychael Danna & Jeff Danna『A Celtic Romance』5/15発売!

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LOST: Season 5の音楽

LOST_season5

「見ている人は見ているけど、そうでない人は全く見ていない」

『LOST』の人気の度合いをひとことで表すと、何かこんな感じのような気がする。「1シーズン終わっても肝心の謎が全く解明されない」という構成は、全ての物事において「過程」よりも「答え」を真っ先に知りたがる若い世代にはキツイものがあるのでしょう。シーズン1から話がずっと続いているので、過去のシーズンをスキップして「途中参加」出来ない作りになっているのも敷居を高くしている要因かな。

メディアが喜んで取り上げそうな「小ぎれいなイケメン」がいないのも影響しているかもしれない。島に飛行機が墜落した人たちの話ですから、小ぎれいな身なりのわけがないんですが。イケメンがいないから見ない、という姿勢もどうかと思いますけど(ソーヤーとかカッコイイと思うんだけどな・・・ダメですか?)。

てっとり早く一般ウケを狙うなら、『24 -TWENTY FOUR-』みたいにお笑い芸人の中から「LOST芸人」みたいな人が出てくれば話題になるのかもしれませんが、ジャック・バウアーのマネをする芸人はいても、ジャック・シェパードのマネをする芸人は皆無。ま、このドラマは扱うテーマが重いので、お笑いネタには不向きではあるのですが。もっとも、『LOST』のファン(筆者含む)はそんな薄っぺらい方法でドラマが話題になっても嬉しくないだろうから、結局今ぐらいの人気がちょうどいいのかな、と思ったりもします。

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