【朗報】Rambling Recordsから傑作サントラ盤50タイトルがDSDリマスタリングで再発売!

Sele50_logo-660x660

サントラ盤やオサレなコンピ盤、
国内外の個性派アーティストのアルバムを精力的にリリースしているランブリング・レコーズさんから、
サウンドトラック盤の新旧名作50タイトルがリイシューされることになりました。
しかも全作品DSDリマスタリング&低価格でのリリース。
さらに高音質96kHz/24bitハイレゾ配信も同時リリースしてしまうらしいです。

以下、ランブリングさんのサイトから、
今回のリイシューのコンセプト紹介文を抜粋。

「この音楽、どこかで聴いたことある…」
そうした音楽のフレーズは、映画のサウンドトラックの楽曲であることがしばしば。
映画音楽の「スコア」と言われる音楽の深さ、
そしてそのクオリティの高さを皆さんに体感して頂くべく、
全ての音源にDSDリマスタリングを施し、
往来よりも低価格で発売することになりました。
より良い音源に生まれ変わったサウンドトラック、
一挙50タイトルをお楽しみ下さい!

オリジナル・スコアの奥深さ、
そしてクオリティの高さをリスナーの方に体感してもらいたいから、
単に旧盤をそのまま安価でリリースするのではなく、
DSDリマスタリングによる質の高い音で再発売しましょう!という心意気。
サントラの仕事に携わる者としては、嬉しくて泣けてきますね。。
これはもう「歌の入ってないサントラ盤はつまらない」とか言ってられませんよ!
スコア盤の面白さが分かると、映画もより深く味わえるようになりますからねー。

続きを読む

『機動戦士ガンダムUC』シリーズ完結につき、懐ゲー『ネクスザール』について書いてみる

nexzr

来週公開の『機動戦士ガンダムUC』エピソード7「虹の彼方に」で、
かれこれ4年近く続いたOVAシリーズもいよいよ完結。
感慨深いですね…。
というわけで、今回はガンダムに関連したネタなどをひとつ。

PCエンジンCD-ROM2用ソフト『ネクスザール』

製作:KANEKO/インターステイト、販売:ナグザットのストイックなシューティングゲームです。
1992年作品。

一部のゲーマーとガノタには有名な作品ですが、
平成生まれのヤングには分からないかもしれないので一応補足説明しておきますと、
このゲームの半分(7割くらいかもしれない)は製作者のガンダム愛で出来ているのです。
いわゆるガンダムへのオマージュで作られた硬派シューティングゲーム。

続きを読む

追悼ボブ・ホスキンス -マイケル・ダナ名作選/『フェリシアの旅』(99)-

felicias journey

当初は別なネタを書くつもりでいたのですが、
先日twitterでボブ・ホスキンスの訃報を知り、
自分なりにいろいろ書きたいことが出てきたので予定を変更しました。

僕が初めてボブ・ホスキンスを観たのは、
『ロジャーラビット』(88)の地上波放送(確か日テレの「金曜ロードショー」)だったと思います。
地上波なので当然吹替え版だったわけですが、
故・内海賢二氏のアテレコも素晴らしい、個人的に思い出深い作品です。

その後いろいろとボブ・ホスキンスの出演作を観てきましたが、
『ニクソン』(95)のエドガー・フーバー役や『スターリングラード』(01)のフルシチョフのような「実在の人物」系、
『ダニー・ザ・ドッグ』(05)や『ハリウッドランド』(06)のような「コワモテ」系も存在感抜群だったし、
主人公を陰でサポートする『ステイ』(05)や『ドゥームズデイ』(08)の助演もよかったですね。
何ともユーウツな内容だった『必殺処刑人』(07)も、チョイ役ながら凄味の効いた演技にシビれました。

そんな彼のフィルモグラフィの中でひときわ異彩を放っていたのが「不気味な男」系のキャラ。
今回ご紹介する『フェリシアの旅』(99)の孤独な殺人鬼役がこのカテゴリーに相当するのではないかと。
…というわけで前置きが長くなりましたが、
『ケルティック・ロマンス』のアーティスト、マイケル・ダナ&ジェフ・ダナのフィルモグラフィーを振り返る不定期連載企画。
久々となる今回はマイケルの作品から『フェリシアの旅』(99)のサウンドトラックをご紹介します。

続きを読む