マイケル・ダナ名作選 / ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日 (2012)

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『ケルティック・ロマンス』のアーティスト、マイケル・ダナ&ジェフ・ダナのフィルモグラフィーを振り返る不定期連載企画。

今回は「いま書かないでいつ書くんだ」という事で、マイケル初のオスカーノミネートとなった『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』(12)をご紹介します。

アン・リーが単なるサバイバル映画を撮るわけがないとは思っていましたが、これほどまでに暗喩に満ちた、宗教的な思想を問う内容だったとは。何を書いてもネタバレになりそうなので、物語の解釈についてはここで触れない事にしておきます(僕自身100パーセント話を理解したわけではないから、という理由もありますが)。

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マイケル・ダナ賞レース参戦へ

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twitterでちょくちょくツイートしたり、『ケルティック・ロマンス』の特設サイトのトップページでお知らせしたりしましたが、マイケル・ダナが映画『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』(12)の音楽で各種映画賞の作曲賞にノミネートされています。

今のところの主要な映画賞のノミネート状況は以下の通り。

■2013年ゴールデン・グローブ賞 音楽賞ノミネート
http://www.goldenglobes.org/2012/12/nominations-2013/

■2013年ブロードキャスト映画批評家協会賞 音楽賞ノミネート
http://www.criticschoice.com/movie-awards/

■2012年サンディエゴ映画批評家協会賞 作曲賞ノミネート(確定)
http://www.sdfcs.org/2012-awards/

■2012年ラスベガス映画批評家協会賞 作曲賞受賞(確定)
http://www.lvfcs.org/lvfcs/2012.html

ラスベガス映画批評家協会賞、受賞しましたねー。素晴らしい。
この調子でオスカーノミネートまで行ってもらいたいですねー。
そして是非ゴールデン・グローブ共々受賞して頂きたいところです。

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マイケル・ダナ名作選 / サーフズ・アップ (2007)

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『ケルティック・ロマンス』のアーティスト、マイケル・ダナ&ジェフ・ダナのフィルモグラフィーを振り返る不定期連載企画。今回はマイケルの作品から、CGアニメ映画『サーフズ・アップ』(07)をご紹介します。

サーフィン大会で優勝を狙う青年ペンギン・コディ(声:シャイア・ラブーフ)とその仲間たち、そして伝説のプロサーファー”ビッグZ”(声:ジェフ・ブリッジス)とのユルいドラマをドキュメンタリー番組タッチで描いたアニメ。

マイケル・ダナといえば、アトム・エゴヤンとかアン・リーのようなシリアスドラマ専門の映画音楽家という印象だったので、「マイケルがペンギンアニメの音楽をやるの?」と当時かなり意外に思ったもんです。

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ジェフ・ダナ名作選 / バイオハザードII アポカリプス(2004)

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『ケルティック・ロマンス』のアーティスト、マイケル・ダナ&ジェフ・ダナのフィルモグラフィーを振り返る不定期連載企画。

今回はジェフの作品から、ポール・W・S・アンダーソン監督&ミラ・ジョヴォヴィッチ主演『バイオハザード』シリーズの2作目、『バイオハザードII アポカリプス』(04)をご紹介します。

有名ゲームソフトの映画化、と言っても映画版のバイオハザードは独自のストーリーを展開しているため、忠実な映画化とは言い難いものがあります。が、しかし。この『バイオII』はシリーズ中最も再現度が高い要素があります。それは登場キャラクター。さらに言うならジル・バレンタイン。

何と言っても、シエンナ・ギロリー扮するジル・バレンタインのコスプレが最高なのですよ。ゲーム版『バイオIII』のコスチュームを完璧に着こなしてます。よくこれだけイメージがぴったりの女優さんを探してきたもんだ。映画版『バイオII』の真のヒロインはジルといっても過言ではないでしょう。この映画はシエンナジルの事だけで語り尽くせます(ヒドい言い方)。

しかし肝心の映画本編…というか、格闘アクションの見せ方がイマイチなのが残念。監督のアレクサンダー・ウィットは『ハンニバル』(01)とか『ボーン・アイデンティティー』(02)の第二班撮影監督をやっていた人(この映画の後、『ワールド・オブ・ライズ』(08)の撮影監督に抜擢されます)なので、長編映画監督としての手腕はまだまだだったのでしょう。その点、続編の『バイオハザードIII』(07)はベテランB級アクション監督のラッセル・マルケイだったから、映像にも一種のケレン味というかメリハリがあったような気がします。

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仙台市内の『ケルティック・ロマンス』取扱い店(5件目)

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「仙台市内のCDショップには置いてないのに、カフェには結構置いてある」という独特な販売手法で好評発売中のマイケル・ダナ&ジェフ・ダナのアルバム『ケルティック・ロマンス』、皆さんもうお聞きになったでしょうか?

現在、仙台市内では「坐カフェ」さんと「旅カフェ サマルカンド」さん、「cafe haven’t we met」さん、「Cafe et Bar Deux」さんの店頭で『ケルティック・ロマンス』を購入する事が出来るのですが、このたび大町の異国籍喫茶「わでぃはるふぁ」さんでもアルバムを取扱ってもらえる事になりました。

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