高橋幸宏 with In Phaseはライブバンドだった

life anew

もう1ヶ月ほど経ってしまったネタですが、
秋分の日にお休みを頂きまして、
高橋幸宏 with In Phaseのライブを観て参りました。
Bunkamuraオーチャードホール公演。

オーチャードホールといえば、
去年の暮れに幸宏さんの還暦記念ライブを観たばかり。
果たしてあのスペシャルライブを超えるものはあるのか?と思ったのですが、
今回もあれとは違った興味深い内容でグッと来ましたねー。

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BLURのアルバムを積んでみた

blur_albums

来年1月のブラー日本武道館公演のチケットを入手したので、
「せっかくだから俺はブラーのリマスター盤を買うぜ!」と思い立ち、
前々から気になっていた2枚組リマスター盤をイッキ買いしました。

まぁ僕はブラーのアルバムを全部持っているので、
「同じものをまた全部買うなんてアホじゃね?」と思われそうなのですが、
リマスター音源もさることながら、
Disc2のシングルB面曲&レアトラック集の魅力は抗しがたく、
「このアルバムはまた買ってもいいけど、これは見送っていいかな…?」
などと選別するシビアさも持ち合わせていないので、
結局全部買ってしまったと。

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ロックなヘンゼルとグレーテルの音楽はまさに Baroque’n’Roll!!

hansel

TSUTAYAにて『ヘンゼル&グレーテル』(13)のDVDをレンタル。
去年都内某所で一緒にお茶したアトリ(・オルヴァルッソン)さんが、
「あの映画の作曲は面白かったなぁ」
…と言っていたので観てみようかなと。
この映画、結局劇場未公開のままDVDスルーになってしまいましたなぁ。

一時期『不思議の国のアリス』とか『白雪姫』とか『オズの魔法使い』とか、
有名な童話をアレンジして実写化するのがハリウッドでブームになりましたが、
この映画もその時期に作られたもの。
「大人になったヘンゼルとグレーテルは凄腕の魔女ハンターになっていた!」…というお話。
レザースーツに身を包んだヘンゼル(ジェレミー・レナー)とグレーテル(ジェマ・アータートン)が、
ファムケ・ヤンセン率いる魔女軍団とドツキ合いを繰り広げます。

MTV FILMS製作で、
プロデューサーがウィル・フェレルとアダム・マッケイ、
(『俺たちニュースキャスター』(04)などの主演&監督コンビ)
監督のトミー・ウィルコラは元ドラマーという事で、
全編ヒジョーにロックなノリのB級ファンタジー映画に仕上がってます。

 

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Daryl Hall誕生日記念企画:映画で聴くホール&オーツ

daryl hall

本日10月11日はダリル・ホール氏の誕生日という事で、
何かダリルさんにまつわるネタでも書こうと思います。

…とは言っても、フツーにアルバムレビューを書いてもつまらないし、
ここは映画音楽ライターらしく「映画で聴くホール&オーツ」という事で、
H&Oの楽曲を聴く事が出来る映画作品をざざっとリストアップしてみました。
(注:完全なリストではありませんのであしからず)

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検証:『ウルヴァリン:SAMURAI』の音楽はなぜマルコ・ベルトラミでなければならなかったのか

wolverine

先頃映画館に観に行った『ウルヴァリン:SAMURAI』(13)。
今の時期に映画本編のレビューを書いても、
何だかタイミング的にビミョーな気がするので、
テーマを音楽に絞って何か書いてみようかなと思います。

『ウルヴァリン:SAMURAI』の監督ジェームズ・マンゴールドは、
作品ごとに毎回異なる作曲家と組んできた人。
(それが意図的なのか単にご贔屓の作曲家がいないのかは不明)
ところが今回、過去に起用した作曲家と初めて再び組む事になりました。
その作曲家はマルコ・ベルトラミ。
傑作西部劇『3時10分、決断のとき』(07)以来、実に6年ぶりのタッグです。

『X-MEN』シリーズなら『ナイト&デイ』(10)で組んだジョン・パウエルでもいいだろうし、
(パウエルは『X-MEN:ファイナル・ディシジョン』(06)の音楽もやってるので)
『アベンジャーズ』(12)や『キャプテン・アメリカ』(11)、『G.I.ジョー』(09)など、
近年アメコミ映画づいている『”アイデンティティー”』(03)のアラン・シルヴェストリという選択肢もあったのに、
なぜベルトラミに白羽の矢が立ったのか。

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