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 lilies_exotica_pamphlets

ツイッターでは既にご報告済みですが、
先日のクリエイティブアート・エミー賞で、
マイケル・ダナがTVミニシリーズ部門の最優秀音楽賞を受賞しました。
受賞作品は『World Without End』。
アカデミー賞の最優秀作曲賞に続いて、
エミー賞の音楽賞も受賞とは…いやもう実に素晴らしい。
そして、僕個人としても大変嬉しいです。

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ジェフ・ダナ名作選 / ザ・ターゲット:陰謀のスプレマシー (2012)

 The Expatriate

『ケルティック・ロマンス』のアーティスト、
マイケル・ダナ&ジェフ・ダナのフィルモグラフィーを振り返る不定期連載企画。
ちょっとご無沙汰してました…が、このネタまだまだ続いてます。

今回は弟のジェフの作品から、
『陰謀のスプレマシー』(12)を選んでみました。

邦題からは『ボーン・スプレマシー』(04)の二番煎じ的な匂いがプンプンするのですが、
劇場公開時は『陰謀のスプレマシー』だった邦題が、
DVD発売タイトル時には『ザ・ターゲット/陰謀のスプレマシー』にプチ改題。
「陰謀のスプレマシー」というのは日本語(英語?)表現的に合ってるのか?という気もいたしますが。
ちなみに原題は『The Expatriate』と言いまして、
さらにアメリカだと『Erased』というタイトルになったり、
映画タイトルがブレまくってます。一体どうしたんでしょうか。

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『エリジウム』で熱演を見せている俳優たちを総チェック!

elysium_max

9/20公開のSFアクション映画『エリジウム』(13)。
映画を観る前に、あるいは映画を観終わった後、
忘れがたい演技を見せてくれた俳優たちをチェックして頂きたいと思い、
主要なキャスト/キャラクターをまとめてみました。

まず主人公のマックスを演じるのはマット・デイモン。
「昔不良少年、今は真面目な工場労働者」というブルーワーカーを熱演。
キレのある殺陣は『ジェイソン・ボーン』シリーズで披露済みですが、
今回はあれとは違った「生々しくて痛々しい格闘戦」がなかなか新鮮です。
似合っているのか似合っていないのかよく分からないスキンヘッドも迫力満点。

elysium_delacourt

私立女子校の校長先生っぽいエリジウム防衛省長官デラコート役はジョディ・フォスター。
鼻持ちならない政府官僚のトップを演じております。
キャラ的には『インサイド・マン』(05)の辣腕弁護士役の系統かな。
もともとの脚本ではデラコートは男の設定だったそうですが、
まぁそういう意味(どういう意味?)でもフォスターは適役ではないかと。
ちなみに常時着ているスーツはジョルジオ・アルマーニがデザインした特注品。

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要注目! 新進気鋭の作曲家ライアン・アモンによる『エリジウム』の音楽

elysium_ost

前回のつづき。
何で自分が『エリジウム』(13)の日本最速試写を観られたかというと、
この映画のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂く事になったからです。
仕事のお声がけを頂くまでは、
「『エリジウム』の音楽は『第9地区』(09)のクリントン・ショーターじゃないんだぁ」
「ライアン・アモンってどういう人なのかなー」などと呑気にしていたのですが、
嬉しい事に自分がライナーを書くという事態になり、
慌てて資料をかき集める事になった次第です。

何しろ今回が映画音楽初挑戦のコンポーザーなので、資料が少ない。
試写も日本最速試写だったのでまだプレス資料が出来上がってなかったし。
キリアン・マーフィーの『Watching the Detectives』(07)という日本未公開映画の追加音楽を担当したらしいのですが、
マネージメント事務所の公式資料にはその事が掲載されていなかったりして、
情報の扱いがいろいろ難しい。
ハッキリ分かっているのは、City of the Fallen名義で映画の予告編音楽を作曲しているという事。
基本的にユニット名だと思うのですが、一応社名として登録されているらしいです。
最近は予告編音楽がアツいですね。Two Steps From Hellとか。

 

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